耐震偽造:「核心」企業、木村建設へ本格捜査 耐震データ偽造事件の中核的存在、木村建設(熊本県八代市、破産手続き中)の木村盛好社長(74)ら同社役員に対する一斉聴取が始まったことで、
地震に対する
マンション、ホテルの安全性を揺るがせた問題が、捜査のヤマ場を迎える。一連の偽造
物件の施工者としてコンサルタントや建築主から工事を受注し、姉歯秀次・元1級建築士(48)にコストのかからない設計を強く要求していた木村建設。警視庁などの合同捜査本部は、事件の真相を解くカギはコストダウンを追及した同社の経営体質にあるとみている。
「世界中回って、一生懸命努力して、いい品物を安く提供するよう努力してきた」。姉歯元建築士が構造計算書を改ざんしていたことが明らかになった後の昨年11月、木村社長は記者会見で、悔しさをにじませながら自慢の工期短縮工法への誇りを語った。通常の工法より大幅に早いため、建築主に大きな評価を得た。「
勉強に30年かかった。姉歯とは関係ない」。
ところが、その後、姉歯元建築士と木村建設の密接な関係が次々と明らかになった。同社は、ヒューザー(東京都大田区、破産手続き中)が販売したマンションや、総合経営研究所(総研、千代田区)が開業指導したビジネスホテルで多くの工事を受注していた。
元請け設計事務所を介在させながらも、事実上、姉歯元建築士に構造設計を託していたのは木村建設だったとされる。同社の子会社「平成設計」(破産)の社名入りの
名刺を姉歯元建築士は持っていた。関係者は「(コストを減らす)経済設計のために姉歯を使うのは暗黙の了解だった」と話した。
国会証人喚問で姉歯元建築士は、構造計算書を偽造した「動機」を問われ、「仕事の90%ぐらいを木村建設から請け負っていた。鉄筋量を減らさなければ仕事を一切出さないと言われた」と証言。名指しされた篠塚明・元
東京支店長(45)は法令違反の認識を否定したが、「価格競争自体はどの案件にもついて回る」とコスト削減を要求したことを認めた。
捜査本部が注目するマンション「グランドステージ藤沢」(
神奈川県藤沢市)。構造計算書の偽造に加え、木村建設の施工に手抜きがあった疑いが指摘されている。建物の強度が
建築基準法に基づく基準値の15%と姉歯物件の中で最も低い。
さらに、問題公表の直前に総研がオーナーからの代金回収を急いだ「サンホテル奈良」(奈良市)も、施工は木村建設だった。約2億円の残金を受け取ったのは、同社だった。捜査幹部は「事件は木村建設を中心とした構図でとらえなければ全体が見えない。木村建設の経営実態を解明することが、事件の究明につながる」と語った。
◇
篠塚明・元東京支店長は17日正午前、熊本県八代市の自宅から姿を現し「本日は事情聴取は中止、と警察より連絡ありました。
子どもも帰宅するので、引き取り下さい。篠塚」と手書きした紙を玄関前に張り出した。篠塚元支店長は、報道陣の問いかけには一切応じず、紙を張り終わるとそのまま家の中に入った。
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20060417k0000e040062000c.html
耐震偽造:木村社長ら事情聴取、逮捕へ 耐震データ偽造事件で木村建設(熊本県八代市、破産手続き中)が、03年6月期??05年6月期、売上高を水増しして決算書類を粉飾していた疑いがあることが、警視庁など合同捜査本部の調べで分かった。業績が堅調にアップしていることを装ったとみられる。同社の粉飾決算に絡んで捜査本部は17日、木村盛好社長(74)らに対し、事情聴取を始めた。粉飾に関与した役員らを特定し、建設業法違反容疑で逮捕する方針。篠塚明・元東京支店長(45)についても聴取する。
捜査本部は、マンション販売会社「ヒューザー」の小嶋進社長(52)の任意での事情聴取や姉歯秀次・元1級建築士(48)の建築士法違反容疑での逮捕も近く予定しており、捜査は新たな段階を迎える。
調べでは、木村建設は、数年にわたって国土交通省や県に経営事項審査(経審)を申請した際、業績を良く見せかけるために粉飾した決算書類を提出した疑いが持たれている。売上高を水増し計上するなどの手口で数億円を粉飾したとみられている。
経審は、公共工事を受注しようとする業者に対して義務付けられている。経営状況や技術力を総合的に判断した評点は入札参加
資格の格付けにも使われており、木村建設は粉飾決算で得た評点で有利な資格を得た可能性もある。
調べによると、同社は国や県に対する決算書類に、受注高について02年7月??03年6月は約95億8500万円▽03年7月??04年6月は約132億4000万円▽04年7月??05年6月は約137億8300万円????と記載。当期利益は、それぞれの期ごとに▽約1100万円▽約4900万円▽約6700万円????と記し、業績が堅調に上昇していることを示していた。捜査本部は、こうした数字は粉飾で、同社の実態は赤字経営だった可能性があるとみている。
木村建設は、姉歯元建築士が構造計算書を偽造した多数の物件に施工者として関与。姉歯元建築士は、昨年12月の衆院国土交通委員会での証人喚問で「篠塚明元支店長から鉄筋量を減らしてくれとプレッシャーをかけられた」などと証言し、背景に、建設コストの削減を追求する木村建設の意向があったことを繰り返し証言した。
また木村建設は、データ偽造に絡んだ多数のビジネスホテルを開業指導した「総合経営研究所(総研)」(東京都千代田区)とも、工事の請負を通じて深いつながりがあった。捜査本部は、木村建設への捜査が一連の耐震データ偽造の全体像を解明するカギになるとみている。
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20060417k0000e040047000c.html粉飾決算は捜査の足がかりに過ぎないだろう。
本丸は耐震偽装。そして総研との関わり。。。
総研内河も首を洗って待ってろと最後までご覧いただき、ありがとうございます。
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