3日午後5時45分ごろ、福岡県大牟田市明治町の永江茂夫さん方で、5人が死亡しているのを訪れた県警大牟田署員が見つけた。遺体はいずれも成人で性別は不明。死後4〜20年経過しているとみられ、白骨化またはミイラ化していた。永江さんやその妻子と連絡が取れない状態が続いており、同署は遺体が永江さんら家族の可能性もあるとみて身元の確認を急いでいる。4日にも司法解剖して死因を調べる。外傷は見つかっておらず、事件性は薄いとみている。【石川淳一】
所在が確認された永江さんの子供の一人は、調べに「死者は生き返る」などと話しているという。また、関係者によると、永江さんには現在も年金が支給されている。
調べでは、遺体は木造平屋の3部屋で別々に見つかり、5人とも布団の中で寝た状態だったという。永江さんは妻と50〜60代の2男4女の8人家族。このうち永江さん夫婦と次男、長女、次女の計5人の行方が分かっていない。
三女、四女の2人は市内の別の場所に住んでおり、市職員が家族の行方を尋ねると「両親は長男が熊本の親類宅に連れていっている。しばらくしたら帰ってくる」と、あいまいな返事をしたという。また、昨年末、2人の兄とみられ、別居している60代ぐらいの男性が、敷地内の草取りに来ていたのを近所の人が見ており、同署はこの男性からも事情を聴いている。
「姿を見ることがなく、人けがない」と地区の民生委員が市に相談。市職員が3月中旬に訪問したが応答がなく、相談を受けた署員が訪問して遺体を発見した。
近所の人の話では、永江さん方は数年前から空き家状態で、人の出入りもなかったという。
現場はJR大牟田駅から北へ約2キロ離れた同市中心部の住宅地の一角。
◇外壁崩れ、庭も荒れ放題
現場の住宅地は、小さな路地が入り組み、一戸建てが密集している。小学校が近く、閑静な雰囲気に包まれている。遺体が見つかった民家は外壁が崩れかかっており、長い間、人の手が入っていないように見える。世帯主の永江茂夫さんは生存していれば99歳という。
大牟田市によると、校区の民生委員の連絡を受け、市職員3人が3月15日、永江さん方を訪ねた。玄関から声をかけたものの返答はなく、庭も荒れ放題だったが、電気メーターは動いており「連絡してほしい」とのメモを郵便受けに入れ、同市内に住む娘宅を訪ねた。
市職員が呼び鈴を押すと、50代と思われる女性が現れ、永江さん夫婦の所在を尋ねると「気晴らしに親せきのところを転々としている」などと返答。市職員は「ご両親が帰ってきたら、ご本人に会いたいので連絡を」と頼んだが、一向に連絡はなく、同30日に大牟田署に届けたという。
永江さん方の近くに住む男性(57)は「老夫婦は祈とう師のようなことをしていて、よく家の中から太鼓のような音がしていた。十数年前から音がしなくなり、老夫婦の姿も見なくなった。その後も、別に住んでいる息子や娘が時々家に来ていた。においの強い消毒剤を庭にまいているのを見たこともある」と話す。
また、この男性は4日ほど前、別居している息子が永江さん方を訪れたのを見かけ「民生委員が心配している。お父さん、お母さんはどこに行った」と声をかけたが、「じいちゃん、ばあちゃんは自分のアパートでちゃんと面倒を見ている。心配せんでもよか」と言われたという。
永江さんの息子と娘2人が住んでいるという同市内の木造アパートの住人は「1階の部屋から強い線香のようなにおいがすることはあったが、特に変わった様子はなかった」と話した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a
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民家に5遺体 大牟田署「祈祷していた」 死後4‐20年
3日午後5時50分ごろ、福岡県大牟田市明治町3丁目、無職永江茂夫さん(99)方で、成人男女とみられる5人の遺体を大牟田署員が発見した。遺体は木造平屋の民家の3室に分かれ、既に白骨化またはミイラ化し、死後約20‐4年経過していた。同署は、5人は永江さんと妻フミコさん(92)、子どもの男女3人の可能性があるとみて、4日にも司法解剖する。市内に住む家族は、調べに対し「死者をそのままにしておくとよみがえる」などと話しているという。
調べでは、発見時、永江さん方は施錠され雨戸や窓も閉め切られていた。5人は8畳や6畳の和室で別々に布団に入った状態で見つかり、目立った外傷はないという。
大牟田市によると、民生委員が3月14日に「永江さんの安否が確認できない」と市に通報。市職員と民生委員が翌15日、永江さん方を訪問したが応答がなく、市内に住む娘に事情を聴くと「両親は兄が連れて親せきの所へ行っている」「今は熊本。気晴らしに親せきの所を転々としている」などと話したという。しかし、その後も連絡は取れず、市は30日に同署に相談していた。
同署によると、永江さんはよく祈祷(きとう)をしていたという。
市によると、2005年の国勢調査の際、永江さんの娘が「両親、長男、長女が居住している」と記入。書類上は生存していて、年金も受給していたという。
現場は、西鉄天神大牟田線新栄町駅から北西約500メートルの住宅街。
近所の住民の話では、永江さん夫婦には子どもが6人いたとみられる。このうち長男らは毎週1回程度、定期的に通ってきて室内を掃除していた。また、発見4、5日前には、長男が近所の人に「(両親は)おれのアパートで見ているから大丈夫。心配かけてごめんね」と話したという。
あの静かな家で何があったのか‐。福岡県大牟田市の民家で見つかった5人の遺体。亡くなったのはこの家に住む永江さん夫婦や子どもとみられるが、市街地の一角で、20年もの長期にわたって遺体が放置されていた可能性がある事件は、謎に包まれている。
近所の人の話では、永江さんには60‐70代とみられる二男四女の計6人の子どもがいて、永江さん方によく出入りしていた。祈祷(きとう)をしていた永江さんの自宅からは、太鼓を鳴らす音が外まで聞こえることもよくあったが、永江さん自身は十数年前から見かけなくなり、太鼓の音も聞こえなくなったという。
一方、娘4人が白衣を着ていたのを目撃した人もいた。約7年前に永江さん方に牛乳を配達していた主婦(60)は「薬剤師のような服装だった」という。10‐15年前には、永江さんの娘が消毒液のようなものを自宅周辺にまいているのを見た人も。この住人は「あまりに臭く、今思えば何かのにおい消しだったかもしれない」と話した。
永江さん一家は、近所付き合いはほとんどなかったが、娘2人が十数年前まで化粧品の訪問販売をしていて、勧誘された人もいた。
近くの自営業男性(69)は「永江さん一家は宗教にはまっていた。宗教絡みの事件ではないか」と推測。近くの女性は「娘の1人に一昨年会った時は、『両親は親せきの家でちゃんと面倒を見ている』と話していた」と、顔を曇らせていた。
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/
20070404/20070404_006.shtml
この件に関する過去記事
http://zara1.seesaa.net/article/37665754.html
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