降雪で足跡消え迷ったのか スキー場遭難で捜索続く 日曜日の雪山が暗転した。広島県安芸太田町の国設恐羅漢(おそらかん)スキー場で起きたスノーボーダー遭難事故。丸1日近く連絡が取れない7人の中には、10年近いスノーボード歴の人もいるという。現場は4日も断続的に雪が降り、視界の悪い状態が続く。「無事に帰ってきてほしい」。安否を気遣う家族らは、自宅や現場で捜索を見守った。
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「雪が少なく、満足に滑れないと思ったので、自分は参加しなかった。5人にも行くのをやめるよう言ったが……」。3日に同スキー場でスノーボードをしていた男性(49)=広島市安佐南区=は、5人が山頂に向かった時の様子を振り返った。
男性によると、5人はスキー場の常連で、知人同士。男性は3日午前10時半ごろ、5人がリフトに乗るのを見た。同午後3時半、男性が金藤宗晃(かねとう・むねあき)さん(33)に携帯電話で連絡をとったところ、「下山ルートを探して歩いている。雪は少ない」と話していたという。
この際、金藤さんに変わった様子はなく、男性は「気を付けて帰ってこいよ」と伝え、電話を切った。男性は、行方不明の7人が一緒にいるのかどうかは確認しなかったという。
男性によると、金藤さんらは遠くに滑りに行くときは、カップめんやチョコレート、あめなどの食糧を装備していくという。男性は「7人のうち少なくとも4人は携帯コンロを持っていたのではないか」と話した。
「ベテランぞろいで、ビバークする知識は十分持っている。林間部に雪があれば滑って下りることができるが、雪が少なければ、歩かなければならない。暗くなって動けなくなり、下山まで時間がかかっているだけだろう」。男性は無事を祈った。
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《松島宏・広島県山岳連盟事務局長の話》 恐羅漢は
広島で最も厳しい冬山だ。好天だとスキーを担いで頂上まで楽に登れ、山スキーが楽しめる。午後からの雪で視界が悪くなり、足跡や滑走の跡も消え、どこから来たのかわからなくなってしまったのではないか。頂上付近は同じような斜面ばかりで標識がなく、方向が分からなくなる。恐羅漢ではよく聞く話で、山に慣れた人でもスキー場に下りられない。登山家なら方位磁石で下りる方向が分かるが、今回は持っていたのだろうか。リフトから上は冬山であり、たとえスキー客でも自然は容赦しない。上手にビバークして帰ってきてほしい。
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捜索は登山口や山頂付近で行われているが、現地は4日も朝から雪が降り、視界が悪いという。スキー場内にある「ヒュッテおそらかん」には、現地対策本部が置かれ、捜索に参加していない消防隊員らが
テレビや地図を見つめていた。
遭難した臨時職員の金藤宗晃さんの父親でスキー場所長の金藤浩爾さんも、早朝から行方不明者の家族や捜索関係者、報道などの対応に追われた。「何回も行っているところなので、すぐに帰ってくると思っていた。今はただ、無事に帰ってきてもらいたい」と、疲れた表情を見せながら言葉少なに話した。
杉山顕彦さん(36)の家族と友人は、遭難の連絡を受けてスキー場に向かった。友人は「携帯電話もつながらず、ニュースの情報以外は状況がわからない」と心配そうに話した。
中村信之さん(30)の家族は、広島市の自宅で連絡を待った。中村さんの兄隆之さん(36)によると、4日朝、スキー場から連絡がつかないとの電話が自宅にあった。中村さんは週末にはたびたび出掛けたが、いつも月曜の朝までには戻ってきた。隆之さんは、泣き崩れる父を励ましながら、「現地は吹雪と聞いている。昼になったら行ってみよう」と話した。
山口県周南市の青木貴彦さん(34)の妻(35)は自宅で安否の知らせを待った。「早く無事の知らせが聞きたい」。同市の松原靖男さん(34)の母親(60)も自宅で「普段は忙しいから、休みの時は羽を伸ばさせてあげた。それがいけなかったのかね」と話した。
服部繁範さん(40)の母、邦子さん(64)も同県柳井市の自宅で知らせを待った。服部さんは、年間券を購入してスキー場に通う常連。邦子さんは、「スキー場の地理をよく知っているはず。元気だったら下山してくるだろうから、谷間にでも落ちたのか」と不安げに話した。
端橋伸一さん(31)の北九州市若松区に住む家族の女性は「帰ってきますから、大丈夫です」と絞り出すように話した。
スキー場のある安芸太田町役場。午前5時40分ごろ、職員が防災無線を通じて町内の消防団員に救出活動への参加を呼びかけた。地元の消防団員と消防本部職員の計70人が現地へ救出に向かったという。
役場内には小島俊二総務課長ら、職員数人が待機し、無線で現地と連絡を取り合った。時折、心配そうに様子を見に役場を訪れる地元住民もおり、年配の男性は「冬の恐羅漢での遭難はここ何年も記憶にない。一度に7人も行方不明になるとは」と話した。
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200802040042.html
一方栂池でも意識不明の女子大生死亡=引率講師ら、立ち入り禁止を認識か−長野県雪崩事故 長野県小谷村の栂池高原スキー場林間コースで3日、スキー講習中の愛知大学(本部・
愛知県豊橋市)のグループ7人が立ち入り禁止の林間コースで雪崩に巻き込まれた事故で、意識不明の重体となっていた同大2年大木亜紀さん(20)が4日午前9時50分ごろ、搬送先の病院で死亡した。大竹麻友さん(20)は依然意識不明の重体が続いている。
長野県警大町署は、業務上過失致死傷容疑も視野に捜査。引率していた同大の男性非常勤講師やスキー場関係者などから事情を聴いている。講師らは「立ち入り禁止を認識していた」と話しているという。近く実況見分も行う方針。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a
=20080204-00000033-jij-soci
栂池の雪崩事故で1人死亡、業務上過失致死傷の疑いも 北安曇郡小谷村の栂池高原スキー場林間コースで3日夕、愛知大(愛知県豊橋市)の学生と非常勤講師の計7人が巻き込まれた雪崩事故で、意識不明の重体となっていた2年生の女子学生2人のうち、愛知県豊橋市、大木亜紀さん(20)は4日午前9時50分、搬送先の松本市内の病院で死亡した。
大町署は同日午前、県警ヘリコプターで上空から雪崩現場を調査したほか、指導していた非常勤講師の男性2人から、立ち入り禁止となっていた林間コースを滑走した理由を聴くなど、業務上過失致死傷の疑いもあるとみて調べている。
また、北アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会の猪股英彦統括隊長と、栂池索道安全管理協議会の栗田誠会長が同日午前、現場付近を確認。猪股隊長は「コースから約200メートル上の斜面から雪崩が起きたとみられる。雪が軽く、止まらずにコースまで到達したのではないか」と話した。
林間コース入り口には、立ち入り禁止の看板が置かれ、またいで乗り越えられる程度の高さの赤いネットも張られており、同スキー場のリフト会社は「昨日のままの状態」としている。
午後1時すぎには、実況見分のため、大町署員ら数人がゴンドラリフトに乗り、雪崩事故が起きた林間コースに向かった。
http://www.shinmai.co.jp/news/
20080204/KT080204ASI000001000022.htm恐羅漢のほうは、みんなベテランのボーダーのようで、これは自己責任で仕方がないところですが、栂池のほうは大学側の責任が大きく問われそうですね。
栂池は初心者向きの良いスキー場なんですが、白馬の名立たるスキー場の中でも積雪量は毎年グンを抜きますからね。。。
ゴンドラで上がったは良いが、ハンの木コースが初心者には厳しくて、迂回の林間コースに入ってしまったんだろうね。
下の鐘の鳴る丘で我慢しときゃ良かったのに。。。
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