27年前の妻殺害容疑で米自治領サイパン島の空港で逮捕された三浦和義容疑者(60)。地元当局の警察官が24日、「三浦容疑者は逮捕状を持ってきていることに、とても驚いた様子だった」などと逮捕劇を語った。
三浦容疑者は現地時間22日午後5時(日本時間同4時)ごろ、空港に姿を見せたところで警察官に身柄を拘束された。
空港1階にある「交番」に勤務する地元警察官は、この時の三浦容疑者について「ほとんど何も話さなかったが、すごく困惑した表情だった」と振り返る。
三浦容疑者は交番の裏手に連れられ、その場で逮捕状を執行された。同警察官は「ロス以外の場所で、警察官がやってきて、逮捕状を持っていることに驚いたようだった」と感じたという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a
=20080224-00000060-jij-soci

銃撃事件から27年…三浦和義容疑者、サイパン島で逮捕
1981年に米ロサンゼルスで妻を殺害したとして、ロス市警は23日、殺人などの容疑で三浦和義容疑者(60)が米自治領のサイパン島で22日に地元当局に逮捕されたと発表した。米紙は今後ロスで裁判を受ける可能性があると報道。「新証拠が見つかり逮捕に踏み切った」と米捜査当局。発生から27年、日本ではケリが付いた「ロス疑惑」が海の向こうで動き出した。
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27年前の事件がなぜ今…。「ロス疑惑」の舞台となった地元警察がひそかに動いていた。
ロス市警の23日の発表によると、三浦容疑者は訪れていたサイパン島の空港で22日午後(日本時間同)に逮捕された。逮捕容疑は1981年にロスで妻の一美さん=当時(28)=を殺害した殺人と共謀の容疑。ロス市警の長期未解決事件担当班は、三浦容疑者が同島を訪れるとみて地元当局と捜査協力していた。
同島の空港警察当局は23日、ロス市警の逮捕状に基づき三浦容疑者を22日に拘束したと語った。ロス市警などはサイパン当局に身柄引き渡しを求めているが、発表によると、移送手続きは未定。
日本の政府関係者も逮捕を確認。日本の捜査当局によると、米国の捜査当局は「新証拠が見つかり、逮捕に踏み切った」と話したという。外務省のサイパン出張駐在当局者によると、同容疑者は成田行きの便に乗る前に空港で拘束されたとみられる。出張駐在官職員が週明けに面会し、支援が必要か聞く。
三浦容疑者は日本で殺人罪に問われ、1審で無期懲役の有罪判決が下されたものの、2審で無罪となり平成15年に最高裁で無罪が確定。日本では「一事不再理」の原則があり、無罪が確定した行為について刑事責任を問うことはない。第一報を伝えた米ロサンゼルス・タイムズ紙(電子版)は「ロスで裁判を受ける可能性がある」と伝えた。
所属事務所と、同容疑者の告白本「ネヴァ」を出版した「モッツ出版」の高須基仁社長(59)によると、三浦容疑者はサイパンに4、5回訪れており、今回はバカンス目的で夫人の良枝さん(49)も同行。所属事務所は「拘束されていることは確認している。逮捕かどうかわからない」と説明している。
三浦容疑者は高須社長から「サイパンは米国の法律が適用されるから行かない方がいい」と忠告されたが、「大丈夫だと思う」と、聞かなかったという。昨年末「事件の真犯人を特定したので、ロス市警に伝えに行く」と言って渡米していた。高須社長は「すでに決着のついた件なのに。日本よりアメリカの法律が優先されるのはおかしい」と話している。
■三浦 和義(みうら・かずよし)
昭和22年7月27日、山梨県出身、60歳。53年に輸入品販売会社「フルハムロード」を設立、経営していたが、「ロス疑惑」で渦中の人に。現在は、人権や報道被害の問題に積極的に取り組んで執筆活動や講演を行っているほか、東京・代官山のライブハウスで月に1度、ライブ・トークショーを開催。平成18年には映画「風雲児」をプロデュース。著書に「弁護士いらず」(太田出版)など。所属事務所のホームページによると、特技は法律相談、趣味は車・映画鑑賞。
■ロス疑惑(ロス銃撃・殴打事件)
1981(昭和56)年11月18日、米ロサンゼルスの駐車場で、三浦容疑者の妻、一美さん=当時(28)=が頭に銃撃を受けた。意識不明のまま帰国した一美さんは翌年死亡。一緒にいた三浦容疑者も左足に重傷を負った。その後三浦容疑者は約1億6000万円の保険金を受け取った(銃撃事件)。銃撃の約3カ月前にはロスのホテルで一美さんが頭を殴られ負傷する事件(殴打事件)もあった。84年、週刊文春の連載「疑惑の銃弾」をきっかけにマスコミが保険金殺人疑惑として報道。警視庁は85年9月、殴打事件の殺人未遂容疑で三浦容疑者らを逮捕。88年11月に東京地検が銃撃事件の殺人罪で起訴した。殴打事件は98年9月、三浦容疑者の実刑判決が確定し、01年1月に刑期満了。銃撃事件は1審で無期懲役だったが、2審は逆転無罪に。最高裁も03年3月に検察側の上告を棄却、無罪が確定した。
★当時の主任弁護人・弘中惇一郎氏「日本政府はきちんとした対応を」
ロス疑惑で主任弁護人だった弘中惇一郎弁護士(62)=写真 「(拘束は)事実です。米国での恐ろしく古い逮捕状が生きていたのかもしれないが、よく分からない。ロス事件捜査の際、日米両当局が協議し、その結果として日本で捜査することが決まり、逮捕・起訴され、無罪が確定した。その経緯を考えると、このようなことは許されない。日本政府は国民の人権を守るべく、きちんとした対応をする必要がある」
★板倉日大教授「米では殺人罪の時効ない」
今回の逮捕について、板倉宏日大大学院教授(刑法)=写真=は「米国では殺人罪の時効はない。ロス銃撃事件をめぐり日本での裁判で無罪となったが、向こう(米国当局)が逮捕して裁判にかけることはできる」と指摘。米国内での逮捕のため身柄引き渡しについて問題はないとし、今後については「多分、起訴陪審にかけるのでは。起訴が決まれば裁判となる」としている。
http://www.sanspo.com/shakai/top/sha200802/
sha2008022406.html
ロス疑惑
(ロスぎわく)1981年から1982年にかけてアメリカ合衆国のロサンゼルスで起こった邦人銃殺・傷害事件を指す。ロス事件(ロスじけん)、三浦事件(みうらじけん)、三浦和義事件(みうらかずよしじけん)と呼ばれることもある。
殴打事件
1981年8月31日に、実業家として輸入雑貨店「フルハムロード」、「フルハムロード・ヨシエ」などを経営する三浦和義が、妻の一美さんとロサンゼルス旅行中、一美が宿泊していたリトル東京のホテルニューオータニの部屋で1人になった時に、日本人女性が上がり込んできて、一美の頭部を鈍器で殴打、軽傷を負う。
銃撃事件
同年11月18日午前11時5分頃(現地時間)、三浦夫妻はロサンゼルス市内ダウンタウンの駐車場で車に乗った2人組の男に銃撃され、一美さんは頭を撃たれて意識不明の重体。夫の三浦も足を撃たれた。
1982年1月に一美は日本に移送され、アメリカ軍のヘリコプターで神奈川県伊勢原にある東海大学付属病院に移送され入院した。しかし、意識が戻ることはなく11月30日に死亡した。三浦は、保険会社3社から1億5500万円の保険金を受け取った。
「疑惑の銃弾」報道
1984年に週刊文春が「疑惑の銃弾」というタイトルで、三浦が保険金目当てに仕組んだ事件ではないかとする内容を連載した。この影響でマスコミは「三浦犯人説」を強調する報道が目立つようになり、三浦の自宅前にはテレビのワイドショーや週刊誌の記者が列をなし、三浦の自宅に不法侵入するものが出る始末であった。
なおこの前後に日本やアメリカの捜査当局による捜査が進むことになったが、当局の捜査に先んじて、ワイドショーを中心とした多くのマスコミが現地のロサンゼルスや事件の目撃者、関係者に対してのみならず三浦本人に対しても取材を進めることとなる。その中で、「三浦犯人説」を軸に取材、報道を進めるマスコミが多くのプライバシー侵害や事実誤認報道を行い、その結果後に下記のような名誉毀損訴訟の乱発を招くこととなる。
逮捕
1985年に、三浦の愛人で元ポルノ女優の矢沢美智子が、1981年8月の一美さん傷害事件における犯行を産経新聞上で告白する。同年9月11日、警視庁は三浦を一美殴打事件での殺人未遂容疑で逮捕。同12日は矢沢美智子も同容疑で逮捕した。この殴打事件では、矢沢美智子に懲役2年6ヶ月、三浦には懲役6年が確定した。
無罪判決
殴打事件公判中の1988年10月20日、三浦夫妻銃撃事件で三浦と実行犯とされたロサンゼルスで駐車場を経営していた人物C男が殺人容疑で逮捕された。東京地裁はC男には証拠不十分で無罪、三浦には無期懲役の判決が下った。三浦は控訴、高裁では証拠不十分で逆転無罪となる。検察は上告し、2003年3月5日に最高裁で無罪となり、銃撃事件における日本における三浦の無罪が確定した。
ロサンゼルス市警による逮捕
2008年2月22日にアメリカの自治領であるサイパンにおいて三浦は、現地に出向いていたロサンゼルス市警の警官に殺人容疑で逮捕された。これは、「ロス疑惑」の捜査がアメリカでは未だ進行中であり(カリフォルニア州では時効制度がないため)、それに基づいての被告人身柄確保と思われる。今後、ロサンゼルスへの移送を予定しているという。
名誉毀損訴訟
三浦はマスコミに報道された名誉毀損報道に対し、弁護士を代理に立てない本人訴訟を起こす。マスコミに対する名誉毀損の訴訟は476件にものぼり、その80%で三浦が勝訴している(15%は時効による却下、5%は三浦の敗訴)。
現在は被疑者の人権を守るために、逮捕や連行の場合は警察は頭から衣服をかぶせたり、手錠にモザイクをかけたり、全体をシートで遮断するなどの措置がされる。これは1985年9月11日に三浦が逮捕において警察が連行中に、報道関係者の写真撮影用に腰縄・手錠姿を撮影させた際、三浦はこれを有罪が確定していない被疑者を晒し者にする人権侵害だとして提訴して三浦が勝訴したことがきっかけとなった。
逸話
* ロサンゼルス検事局の捜査官で、ロス疑惑を担当したジミー佐古田捜査官と三浦の対決がマスコミ上をにぎわし、佐古田も三浦とともに「時の人」的扱いを受けた。
* タレントのミッキー安川が三浦に執拗にインタビューをして、激怒した三浦からバケツで水を掛けられたという事件が起きた。なお安川はロス疑惑の報道過熱時に誹謗とも取れる批判を繰り返したため、後に三浦から「馬鹿の最たる者」と評された。
* 当時フジテレビジョンのアナウンサーであった逸見政孝が、一美の日本への移送時に三浦へインタビューをした際同情し涙を流したため、三浦が逮捕された後に「夕焼けニャンニャン」などの番組上でネタにされた。
関連書籍
* 三浦和義:『弁護士いらず : 本人訴訟必勝マニュアル』太田出版、2003年
* ジミー佐古田:『ロス市警アジア特捜隊』早川書房
* 島田荘司:『三浦和義事件』角川書店、2002年
関連映画
* 『三浦和義事件 〜もう一つのロス疑惑の真実〜』(三浦和義事件製作委員会 監督東真司 2004年)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%82%
B9%E7%96%91%E6%83%91
この件に関する過去記事
何で今頃?ロス市警 三浦和義を逮捕
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