“奇跡の老将”が現場復帰へ-。日本サッカー協会の川淵三郎キャプテン(71)が27日、今月24日から都内に転院している日本代表前監督、イビチャ・オシム氏(66)と面会。その後、会見を開き、本人との会話にまったく問題がなく、この日、リハビリで初めて歩くなど驚異的な回復を示していることから、状況を見極めながら、オシム氏に岡田ジャパンの“ご意見番”となるスーパーバイザー(SV)就任を依頼することを明かした。
岡田ジャパンにとっては、これ以上ない援軍となりそうだ。奇跡的な回復を見せているオシム氏が、来年にも日本代表に“復帰”する。具体的なポストは未定だが、2010年W杯南アフリカ大会へ蓄積してきたノウハウを注入するSVが有力だ。
「自分がこうしたいと思いついた時、相談してほしいし、受け入れる準備はある。日本協会はいつでもカムバックを待っている」。川淵キャプテンは、今月上旬、オシム前監督を担当してきた千田善通訳と1年契約を済ませた事実を明らかにし、それによって老将に帰る場所を用意した。
川淵氏は約20分間、車いすに乗ったオシム氏を見舞った。握った右手の力は、以前と変わっていなかったという。90キロあった体重は15キロも落ちたが「若返って“ハンサムになったね”と言ったぐらい。驚くぐらいの回復。心からうれしかった」と印象を口にした。
病室に入った際は、テレビでレアル・マドリード-バルセロナの試合を観戦していたという。「病院のご飯がおいしすぎて、また戻ってしまう」。「何だ?君1人(=千田通訳)だけが(契約更新で)いい思いをしているな」。“オシム語録”は健在だった。
さらに、貴乃花親方を介して購入したプレゼント用の5Lサイズのセーターを見るや「兄さんの方?弟の方?」と尋ねたり「(デザインが似ている)スコットランドに行けということ?」とジョークも。この日からリハビリで歩き始めるなど、心身ともに驚異的な回復を見せている。
順大浦安病院に入院中、医師への第一声は「子どもにサッカーを教えたい」だったという。「サッカーを見る時間は絶対に削らない」「まだまだ勉強しないと」…。病に倒れてもあせない情熱と、飽くなき向上心が、岡田ジャパンにも注がれる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a
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オシム前監督“長嶋部屋”で第一歩
日本サッカー協会の川淵三郎キャプテン(71)は27日、都内の病院でイビチャ・オシム前日本代表監督(66)と対面し、同前監督が歩行訓練を開始するほどに回復していることを明かした。今後は同前監督が希望すれば若年層の指導などを担ってもらいたい考えで、近い将来、日本の全世代にオシムイズムが浸透することになりそうだ。
川淵キャプテンは急性脳梗塞(こうそく)で倒れたオシム前監督と、初めて対面した。午後2時に都内の病院を訪れ、20分ほど会談。体重は10キロ以上減ったが、右手で握手した際の握手は力強く「やつれたというよりもスリムになって若返った感じ。男前になっていた」と想像以上の回復に笑顔を見せた。
オシム前監督はプロ野球、巨人の長嶋茂雄終身名誉監督と同じ病院の同じ部屋に入院。左半身にややまひが残っているものの、この日「初めてリハビリで歩いた」ことも明かし、社会復帰へ向けて着実に前進していることを明かした。
川淵キャプテンは転院するまで治療を受けていた順天大浦安病院の教授から、オシム前監督が意識を取り戻した際に「子供にサッカーを教えたい」と漏らしていたことを聞いた。「そういう機会は日本でもいくらでもある。日本サッカー界に彼が貢献できる場面はいくらでもある」と若年層の育成の手助けを依頼する可能性も示唆。対面した際にはオシム前監督にも「自分がこうしたいと思いついた時には相談してほしい」と新たなポストの用意があることを伝えた。前監督が希望すれば、これまで指導したA代表だけでなく、少年世代にオシムイズムが受け継がれることになる。
日本協会は復帰に向けて千田通訳と契約を更新。オシム前監督は「君だけ良い思いをしているな」と千田通訳をからかうなど口調はしっかりしており、“オシム語録”は健在。病室にはサッカーのビデオを持ち込み「まだまだサッカーの勉強をしないといけない。サッカーを見る時間は絶対に削らないが、リハビリも一生懸命やる」と情熱も衰えていない。代表監督からは退いたが、老将は今後も日本サッカー発展のキーマンであり続ける。
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2007/12/28/09.html
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