東京都渋谷区の外資系金融会社社員の夫=当時(30)=が殺害された事件で、殺人などの罪に問われた妻(33)の初公判が20日、東京地裁(河本雅也裁判長)で開かれ、被告は「間違いありません」と消え入るような声で起訴事実を認めた。公判では夫の家庭内暴力(DV)も明らかにされたが、検察側の冒頭陳述ではW不倫、電話の盗聴、マンションやボーナスの奪取計画など、被告の涙の下に隠されたしたたかな素顔も暴露された。
水色のトレーナーに白っぽい灰色のスウェット姿で入廷した被告は、毛先に茶髪が残る長い髪をかき上げながら被告人席に着いた。化粧気のない顔に頬だけが紅潮していた。検察側がプロジェクターで犯行状況を説明し始めると、タオルハンカチで涙をぬぐいながら嗚咽をもらした。
冒頭陳述によると、夫の度重なる家庭内暴力に堪えかねた被告は、少しでも離婚を自分にとって有利にすすめようと計画を練り上げる。
「今はお金がないので、まだ離婚することはできない。いかに自分が有利な条件で離婚できるか考えている。そのときまで待つ」。被告は友人に心境を告白した。
夫婦げんかの際、仲裁に入った友人にも「離婚はする。でも、私がこの人の尻をたたいて、この人は今の会社に入り、これだけの名誉や収入を得るようになったのに、どうして私だけが泣きを見て別れなくちゃいけないの。私は転んでもただでは起きない」と執念を見せたという。
被告は、夫のボーナスを取り上げ、被告名義でマンションまで買わせようともくろんでいた。
結婚前から会社経営の男性とつき合っていた被告。この男性からお金を借りたこともあり、結婚後も度々、食事などをしていた。被告は2005年6月、別の男性とのメールのやりとりが原因で怒った夫に殴られ、鼻を骨折、1カ月間、シェルターに逃げ込んだ。
この際、夫が被告に暴力を振るったり、浮気など不貞行為をした場合は離婚し、慰謝料3600万円を払うという内容の公正証書を作ったが、夫の暴力がおさまってくると被告は「暴力が原因で離婚するのは難しくなった」と考え始めた。
それ以外の方法で有利な証拠を手に入れようと必死になり、夫が結婚を意識していたとみられる交際相手との浮気の証拠をつかもうと、盗聴用に電話機にボイスレコーダーをしかけた。
被告はこれを証拠に、離婚について話し合おうと昨年12月12日夜、友人と自宅で夫の帰りを待っていたが、深夜になっても夫は帰宅しなかった。
被告は夫婦間のトラブルが自分の思い通りにならないいらだちを、「以前は『私Vsだんな』だったが、今は『私Vsだんな側の人間』で包囲されるような状況。いかに有利に別れられるか必死に自己防衛している」とメモ類に書き留めていた。
夫の母親の手記には「被告は悪魔だと思う。死刑と言いたいところだが、それでは一瞬で終わり。それより死ぬまで刑務所に閉じこめずっと自分の罪を償って欲しい。息子を忘れ自分の人生を歩くことなど絶対に許しません」と深い恨みが読み上げられると被告はハンカチで涙を抑えた。
公判中、声をあげて泣きじゃくる母の隣で夫の父は遺影を抱いて被告を鋭い視線でにらみ続けた。退廷時には、遺影を被告に突きつけるように近づき、にらみつけた。
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2007_12/t2007122025_all.html
改めて読んでみると、ホントに怖い。仮面夫婦なんて言葉が使われるが、コリャ鬼面夫婦だね。。。
狂気の現場はいま…「セレブ妻」が残した“傷跡”
凶行のマンションは空き室埋らず
20日から公判が始まった「セレブ妻」による夫殺害事件。遺体を頭部、上半身、下半身とバラバラにし都内3カ所に遺棄するという猟奇的様相を呈していたが、その現場を改めてたどってみると、1年たっても事件の傷跡が深く残されていた。
夫殺害から4日後の昨年12月16日早朝に最初の遺体である胴体部分が西新宿の路上で見つかった。遺棄されていた植え込みには今月19日、2つの花束が供えられ、近くの電気系統のボックスには「セレブ・○○○(人殺し)」と落書きされていた。
今年10月から現場近くに勤める40代の女性は「3日前から花があったので何だろうとは思っていた。知らずに毎日掃き掃除をしていたなんて…」と目を潤ませた。
被告は切断した下半身部分を台車に乗せ、自宅マンションから歩いて3分の渋谷区神山町の民家の庭先まで押していった。遺体が見つかったのは昨年12月28日。平屋の一戸建てはすでに取り壊されて更地になっており、跡地にはマンションが建設されるという。
夫を殺害し、遺体を解体した賃貸マンション(11階建て)は、大手不動産系投資会社が所有し、不動産投資信託に組み込まれている。オートロック付きで日当たり良好、おしゃれなデザイナーズ仕様で若いカップルに人気がある。
不動産業界関係者によると、この地域で同条件で探せば、40平方メートルで25万円は下らないが、この物件は20万円前後とお手ごろだ。だが、60戸のうち10戸は入居者が決まっておらず、管理会社は現在、礼金ゼロ円キャンペーンなど入居者募集に躍起になっているようだ。
近所の住民は「(被告の)部屋の上に住んでいた住人は、事件後、早々に引っ越した」と話す。近くのマンションに住む50代の女性も「ちょうど昨年12月ごろ、10階の1室だけ毎朝4、5時まで電気がこうこうとついていた。こっちが見られているみたいでイヤだなあと思っていたらあのニュース。中で遺体を解体してたのかと思うとゾッとします」と顔をしかめた。頭部を埋めに行った町田市の公園。老夫婦が散歩を楽しみ、中学生が清掃ボランティアをするのどかな風景のなか、地元主婦は「なんで町田なのって当時、持ちきりでした」と振り返る。
よほど焦っていたのか遺棄した斜面は道路のすぐ脇。頭部入りのバッグを抱えた被告は「駅を出てあてもなく歩いた」と供述していた。町田駅から約15分、駅前の雑踏を抜けるとちょうど公園の雑木林に突き当たった。「夕方を過ぎると真っ暗。誰も近づかないよ」(女子中学生)。遺棄現場には誰が供えたのか、しおれた白いバラが枯れ葉にまぎれていた。
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これもまた、冤罪ではないかと考えています。
その理由は、長身の男性の場合は半身でも、30kg以上はありましょう。
女性1人では運搬は無理で、まして、頭部切断は、茨城女子大生殺人事件では、犯人が未遂にしています。
手首をゴミ袋に入れたと報道がありましたが、管理人は袋の点検をしているにも拘わらず,不審も心当たりもないと。
彼女が逮捕されて、すぐ、周辺で別の男性の上半身が遺棄されており、真犯人からの抗議めいた事件と思うことしきりなのです。