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2007年12月18日

おんたけゴンドラ事故 その後

高さ20メートル 氷点下の救出 乗客「トイレ…きつかった」

 スキー客90人を乗せたゴンドラリフトは突然、停止した。氷点下7度に降り続ける雪。高いところで地上20メートル、ビルなら7階ほどの高さで宙づりになった乗客たちは、恐怖に陥れられた。長野県王滝村のスキー場「おんたけ2240」で15日起きたゴンドラ事故。週末をスキーで楽しもうとしていた人たちは、酷寒の中、ゴンドラ内で不安に耐えた。

 幼児を含む子ども4人と訪れた愛知県一宮市大和町の会社員(41)夫妻は「長い時間宙づりというのは大人でも怖い。子どもが1人、気分が悪くなった。もっと早く救助に入ってほしかった」と疲れを顔に浮かべた。

 浜松市の30代の女性は「もしかしたらこのまま一晩過ごさなければならないかと思ったら、すごく不安で、怖かった」。

 ゴンドラ内に暖房はない。「寒さとトイレに行きたいのと空腹できつかった」。停止から6時間後に6人が乗ったゴンドラから救出された愛知県知立市の男性会社員(29)と、同県岡崎市の女性会社員(28)は、大幅な救助作業の遅れに憤った。「備え付け簡易トイレは3つだけ。異性がいて、それも使うわけにもいかなかった。待っても1時間が限界」と体がぎりぎりだったことを明かした。

 1基につき30分以上がかかる救助は日没後も続き、具合が悪くなり救助後に救急車に収容された人が出た。備え付けの無線機でスキー場側に救助の要請をしても「要領を得ない答えしかなかった」と話す人もいて、対応のまずさが怒りに拍車をかけた。

◆救助決定3時間後 運営会社「復旧を優先」

 90人全員の救助終了を受け、渡辺秀行事業部長、田中博幸支配人とリフトの技術担当者らが4人が午後10時半から記者会見した。

 ゴンドラは、8号柱にある8つの「索輪」すべてからワイヤがはずれたため停止したと説明。原因について技術担当者は「まだ分からない」とした。田中支配人によると、同様の事故は1995年1月にも発生。その際は救助の準備を進めながら修理を行い、救助開始より早く復旧したという。

 今回、救助開始が事故発生後3時間を経ていたことについて渡辺事業部長は「復旧の見込みがあると考え、お客さまへの対応が遅れたことは申し訳ない」と陳謝した。関係機関への連絡については「マニュアルに従い午前11時ごろに国土交通省の北陸信越運輸局に電話をしたが、通じなかった。そのうちに修理現場とのやりとりが入り、運輸局には午後2時になって通じた」と話した。

 おんたけ2240スキー場は村営の旧おんたけスキー場。過剰投資で多額の債務を抱えた村が一昨年、リフト部門の運営を札幌市の大手リゾート会社・加森観光に委託し、民営化された。

http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/
CK2007121602072497.html


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中京圏からのお客が多いスキー場だけあって、中京新聞がこの事故を徹底的に追ってる。
で、今話題を呼んでるのがこの記事。。。



状況聞くゴンドラの客に怒声 従業員「作業してるだろ」

 長野県王滝村のスキー場「おんたけ2240」で15日に起きたゴンドラリフト停止事故で、ゴンドラリフトに乗っていて事故を最初に通報した名古屋市港区の会社員男性(37)が17日、宙づりのまま過ごした11時間の心境を電子メールなどで中日新聞社に寄せた。ゴンドラの中からパトロールで下を通りかかった従業員に状況を聞くと、「今作業してるだろ」と逆に怒鳴られたといい、対応の悪さに今も怒りが収まらない。

 事故当日、男性は、スキー場側よりも先に携帯電話で消防と警察に通報をした。すき間風が吹き込むゴンドラ内は午前10時25分の停止直後から厳しく冷え込んだ。備え付けの無線で問い合わせても「点検している」の一点張りだったという。

 停止から2時間半後、パトロールの従業員が見えたため、小窓から「今どうなっているか聞かせてください」と大声で叫んだ。自分より年下と見えた従業員から「止まったんだからしょうがない」と怒鳴られ、「逆に非難されたような気がした」という。

 ほかのリフトを使って滑りを楽しむ客たちをよそ目に「もうスキー場は助けてくれない」と、午後零時半すぎに119番。事態を初めて知ったという消防関係者から返事の電話をもらい、男性も初めてワイヤがはずれて止まっていると知った。

 簡易トイレを使い回し隣席の人と肩をさすり合いながら寒さに耐えて地上に戻ったのは午後9時半。「状況をその都度教えてくれたら、スキー場も大変なんだろうなと思えたかも」と残念がる。

 救出後に入院した客もいる事態に男性は「人命にかかわる場合には一刻も早く救助を考えるよう危機管理を徹底してほしい」と望んだ。

 同スキー場の運営会社おんたけマネジメントの西田吏利社長は中日新聞の取材に「(男性には)申し訳ないことをした。ここまでの事態を招いたことを反省し、今後はしっかり対処したい」と話した。


http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/
CK2007121802072979.html



従業員も復旧に夢中だったんだろうが、この対応はちょっと。。。数あるスキー場の中からこのスキー場を選んで来てくれたお客さん、しかも極寒のなか数時間も宙吊りなんだよ。



スキー場社長が議会で謝罪 王滝村のゴンドラ事故

 王滝村のスキー場「おんたけ2240」で15日に起きたゴンドラ停止事故で、スキー場運営会社おんたけマネジメント(同村)の西田吏利社長は17日、村役場を訪れ「地域住民に多大な迷惑をかけたことをおわびします」と村議会に対して謝罪した。

 村営だった同スキー場は現在も施設は村の所有。事故では村も対策本部を設置し職員や消防団員らが救助にあたった。

 同社長はこの日開会した村議会12月定例会の後、議場に入り「私たちの手で何とかなると考えた判断ミス。今回を教訓に、2度と起きないようにします」と、議員に向かって頭を下げた。

 復旧から救助開始に切り替える決断や、警察、消防への出動要請が遅れたことに対して「事故発生時にとらなくてはならない対応をきちんと示した新たなマニュアルの作成をしていきたい」と述べた。

 一方、瀬戸普村長は議会開会あいさつの中で、同社に「安全確保と危機管理態勢の構築を村として強く要望したい」との考えを示した。議会は日程を変更し30分ほどで散会。瀬戸村長は西田社長とともに、救助に協力した木曽、上松町や木曽病院、伊那、松本、大北地域の消防本部などにお礼やおわびのあいさつに回った。

http://www.chunichi.co.jp/article/nagano/
20071218/CK2007121802072950.html



宙吊りになったお客さんには謝ったんだろうか?


この件に関する過去記事

おんたけでゴンドラ停止 150人宙吊り




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posted by zara at 16:00| Comment(0) | TrackBack(1) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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何時間も宙吊りの客に「作業してるだろ」と怒鳴り返すスキー場
Excerpt: 15日午前10時半ごろ、長野県のスキー場おんたけ2240にてゴンドラ停止事故が発生、44台のゴンドラに乗った約90人の乗客がマイナス10度の中、宙吊りになった。標高の高さが売りのスキー場だけに寒さは厳...
Weblog: 不条理日記
Tracked: 2007-12-19 12:44

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