天皇陛下は11日に大津市の琵琶湖であった「第27回全国豊かな海づくり大会」の式典あいさつで、自分が皇太子時代に米国から持ち帰った外来魚のブルーギルが琵琶湖の生態系を脅かしていることに触れ、「心を痛めています」と述べた。大会は、水産資源の保護や海や湖の環境保全を目的に毎年、各都道府県が持ち回りで開催している。
宮内庁によると、魚の研究家でもある陛下は60年に訪米した際、シカゴ市長からブルーギルを寄贈された。ブルーギルは水産庁の研究所に渡されたといい、あいさつでは「当初、食用魚としての期待が大きく、養殖が開始されましたが、今、このような結果になったことに心を痛めています」と語った。
琵琶湖では90年代にブルーギルが急増し、生態系に影響を与えている。あいさつの後、陛下は皇后さまと一緒に、ホンモロコやアユなどの稚魚を放流した。
あいさつを聞いた嘉田由紀子滋賀県知事は会見で「当時は食糧難の時代で貴重なたんぱく源だった。陛下の勇気ある姿勢を真摯(しんし)に受け止め、琵琶湖の再生に努めたい」と話した。【真鍋光之】
【ブルーギル】 北米原産の淡水魚で、名前は「青いえら」という意味。水の流れのあまりない淡水域に生息する。体長は10〜20センチ台。雑食性で繁殖力が強い。小魚も食べるため、同じ外来魚のブラックバスとともに生態系を破壊すると各地で問題になっている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a
=20071112-00000018-mai-soci

この話題、2ちゃんあたりで大騒ぎになってますが。。。何を今更。
釣り人の間では知らない人はいないくらい、有名な話。
ルアーフィッシングの対象魚とされているが、ブルーギルを専門に狙う釣り人なんて聞いたことないけど。。。
ブラックバスに比べ、ブルーギルがあまり叩かれないのは、上記の件のためとばかり思ってましたよ。。。
ブラックバスより、その爆発的な繁殖力による在来魚に対する影響は大きいはず。
ブルーギル
(Bluegill, 学名Lepomis macrochirus) は、スズキ目・サンフィッシュ科に属する魚の一種。北アメリカ原産の淡水魚だが、日本でも分布を広げた外来種である。単に「ギル」と呼ばれることもあるが、"Gill"は「えら」を意味するため、単に魚の呼称とするには不適切といえる。
特徴
成魚の全長は20cm前後。体は円形に近く、左右に平たい(側扁する)。体色は変異があるが、およそ淡い緑褐色で、体側に細い横しまが10本前後ある。左右の鰓蓋の上部に突出した皮弁があり、その部分が紺色になっている。この部分に由来して"Bluegill sunfish"(ブルーギル・サンフィッシュ : 青い鰓蓋のサンフィッシュ)、略してブルーギルと呼ばれる。日本のブルーギルは、大きくても25cm前後だが原産地の北アメリカでは40cm近くに成長する。
なお、サンフィッシュ類は北米大陸に広く分布し、現地では多くの種が生息し、ごく一般的な淡水魚であるため、文学作品にもしばしば登場する。しかしマンボウの英名が Ocean Sunfish で、こちらも単に Sunfish とも呼ばれるため、英語圏の文学書を日本語に翻訳した際に、淡水産のサンフィッシュ類をマンボウと誤訳していることがある。英文学の和訳作品で、湖沼、河川といった陸水域の場面で「マンボウ」が登場したら、ほぼブルーギルなどのサンフィッシュ類の誤訳だとみてよい。
生態
湖や池など、水の流れがあまりない淡水域に生息する。雑食性で、水生昆虫、甲殻類、貝類、小魚や魚卵などいろいろな小動物を捕食するが、餌料生物が少ないときには水草も食べる。大型個体はブラックバスの巣を襲い、親魚の隙を突いて卵や仔魚を捕食することもある。
繁殖期は初夏で、この時期になるとオスは水底の砂泥を口で掘って浅いすり鉢状の巣を作り、メスを呼びこんで産卵させる。産卵・受精が終わった後もオスは巣に残り、卵に新鮮な水を送ったり、ゴミを取り除いたり、卵を狙う他の動物を追い払ったりして卵を守る。仔魚が孵化した後もしばらくは仔魚の保護を行う。仔魚の生存率は4%ほどだが、それでも他の淡水魚に比べて高い。
外来種としての経緯
ブルーギルはもともと北アメリカの中部・東部に広く分布する魚だが、移入された先々に定着し、今や世界各地に分布している。
小動物から水草までなんでも食べ、汚染などにも適応力がある。さらに卵と稚魚は親が保護しているため捕食者は手を出せない。これらの習性からブルーギルは短期間で個体数を増やすことができ、各地で分布を広げている。
日本への移入は、1960年にミシシッピ川水系原産のものが皇太子(現今上天皇)によって日本に持ち帰られ、1966年に静岡県伊東市の一碧湖に導入されたのが最初とされている。それについて即位後の2007年第27回全国豊かな海づくり大会において今上天皇は「ブルーギルは50年近く前、私が米国より持ち帰り、水産庁の研究所に寄贈したもの。食用魚として期待が大きく養殖が開始されましたが、今このような結果になったことに心を痛めています」と発言した。
当初は食用として養殖試験なども行われ、各地の試験場にも配布されたが、成長が遅く養殖には適さないことが判明した。以後は釣りの対象として、またはブラックバスの餌などとして各地の湖沼に放流された。
水生昆虫や魚卵・仔稚魚を捕食して在来の生態系を脅かすものとして、日本では1990年代頃から駆除がおこなわれるようになった。
ブルーギルに関する問題
ブルーギルの繁殖力と生命力、捕食力は日本の池や湖の生態系には十分脅威で、生態系維持と漁業の観点から日本中の湖沼でその存在数はかなりの問題とされている。それに生活廃水で汚れた水でも生息できる為個体を減らす事は難しい。 一方でこのような主張を過剰反応であると考える見解もある。
簡単に釣れ引きはある程度強い為子供や釣り初心者のターゲットにされることも多い。食材として利用する事はあまり無いがムニエルなどにするととても美味である。 また漁獲対象種への圧迫のみならず、網にかかったブルーギルを取る際に背びれが手に刺さるため、漁業従事者からは大変嫌われている。
国などからは釣り上げた際に再放流しないことが推奨されるが、投棄するとブルーギルはその場で腐り、烏などの餌になってカラスを増やす原因になったり、夏は異臭や害虫を増やす結果になり周辺環境を悪化させる。琵琶湖に関しては持ち帰るか設置された回収ボックスに入れることになっている。再リリース禁止の効果はブルーギルの数や繁殖力をみれば微々たるものであるとする見解もある。
他に駆除策として漁業従事者からの買い上げの他、産卵床を浅瀬に設置し、産卵後に卵ごと撤去するという方法も試みられている。
利用
観賞魚
観賞魚としては、生命力が強く、雑食で適応力があるため初心者にも飼いやすい。また、北海道を除く日本のほとんどの池にいるうえ、釣るのも捕えるのも簡単である。また、ブラックバスと同じで子育てする魚であり、春から夏にかけてつがい(えらの下が青いものがオス)にして飼うとその様子が見られる。
ただし、日本では2005年6月に施行された特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(外来生物法)で特定外来生物に指定されているため、愛がん・鑑賞の目的で新たに飼養することは禁止されている。研究や教育などの目的で飼養する場合には主務大臣から許可を受けなければならない。
食用
原産地の北米では大型のものが釣れ、体が丸くフライパンにすっぽりと収まり、バター焼きなどに適することからpan fishと称され食べられている。食味は、タイに似るとよくいわれる[要出典]。
中国では、1987年に観賞魚として移入された後、食用に転用された。一般に、英語名を直訳した藍鰓太陽魚(ランサイタイヤンユー、lánsāi tàiyángyú)、または、単に太陽魚と呼ばれ、湖北省、広東省などで養殖が行われている。中国での養殖には主に顆粒の配合飼料が使われ、臭みも少ない事から、蒸し魚としての利用が多い。
日本ではあまり食用とはされていない。肉の味は決して悪くないが、日本のものは小型で身が薄い一方骨が多く、調理や食べる際に手間がかかる。また体の割りに腸の内容物の量が多く、悪臭の強い内容物が身に付着してしまうと風味を損ねるため、食材としては扱いにくい魚である。ただし日本で捕獲されたブルーギルも、しばらく養殖し、大きくするとともに臭みを減らせば食材としての価値は高まると考えられる。滋賀県では琵琶湖のブルーギルをビワコダイという名称で、鮒寿司のフナの代用魚としてなれずしとして利用したり、揚げ物などの材料としたものが試験的に作られている。また個人的に大型の個体を食用に供する釣客もいる。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96
%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%AE%E3%83%AB
余程大型でないと、骨をとるのが大変で、食用には不向きというのは聞いたことがある。そのため琵琶湖等漁業が行われる湖では、網に掛かった場合、廃棄処分にしてるというニュースをかなり以前見ました。
果敢に食べた報告してるブログ
http://portal.nifty.com/2006/12/26/c/
旨かったそうで。。。
また日本へ渡来した経緯について
1960年に日米修好100周年を記念して、訪米した当時の皇太子に、事前に注文していた4種類の魚がシカゴ市長から贈られました。
そのうちの1種類が本種です。
ブルーギルが含まれていたのは偶然ではなく、皇太子自らが「非常に釣りやすい魚なので、都会地で子ども達が釣りを楽しむのに好適な種と考えた」ためです。
http://purety.jp/fish/burugiru.htm
バスやブルーギルがそんなに悪者か。何千キロも旅をさせて、勝手に放流したのは人間自身だろが。アユやワカサギ、イワナにヤマメ、それににニジマス。どれもこれも勝手に人間が放流してるものだろう。
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