「自分たちは北朝鮮から逃げてきた」――。青森の漁港で2日朝、確保された男女4人は警察の調べにこう話した。脱北者が船で日本にたどりつくのは極めて珍しい。どのようなルートで、なぜ今来たのか。北の静かな漁港は、騒然とした雰囲気に包まれた。
深浦港への船の入港を目撃した自営業男性(56)によると、4人が乗っていたボートは小型のエンジンを乗せた全長約7メートルの木造で、コールタールのような塗料で黒っぽく塗装されていた。屋根はなかった。上空を飛ぶ海上保安庁のヘリに朝鮮語で誘導されながら、午前7時半ごろ入港し、接岸。約30人の地元住民が見守った。
上陸後、年配の女性とみられる脱北者は疲れ切った表情で、座りこんでいた。4人は岸壁で県警や海上保安庁からしばらく事情を聴かれた後、鰺(あじ)ケ沢警察署へ向かったという。
4人は船体同様、黒っぽいトレーニングウエアを着ていた。船内には、衣服や食料を詰めたとみられる袋や、長距離の航海に備えたのか、燃料を入れたとみられるポリタンク二つを積んでいた。
また、深浦港近くの旅館の女主人(70)は「4人のアジア人が警察に保護されたと聞いた。朝方、ヘリが港を何度も旋回していたのでおかしいと思っていた。こんなことは今までなかった」と驚きを隠せない様子だった。
北朝鮮の苦しい生活を逃れるため脱出する住民は、中国やロシアなどに向かう。87年には、福井県沖に停泊した船で男女11人が見つかったことがあるが、帰還事業などで北朝鮮に渡って日本に戻ろうとする脱北者は、中国で公安当局の目を逃れて潜伏生活を送った後、日本の大使館や領事館に保護を求めるなどし、空路日本に来るケースがほとんど。このため、脱北者支援に取り組む関係者らは驚きを持って受け止めた。
脱北者支援団体「北朝鮮難民救援基金」の加藤博理事長は「地理的なことを考えると、中国よりはロシアから船などで来た脱北者ではないか。数年前には秋田港にロシアの貨物船で入ってきた脱北者もいた。北朝鮮からロシアに仕事で出かけた住民が、そのまま逃げてきたことも考えられる」と話した。
また、「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」の三浦小太郎代表は「中国で何らかの事情により、領事館などに連絡を入れられなかった脱北者が船を使って日本に来たのではないか」と推測する。
「脱北帰国者支援機構」の坂中英徳代表は「北朝鮮から直接出国することは警備上難しい。仮にそうなら国として不安定な状況をうかがわせる。もし直接日本を目指して来たのなら脱北の新たなケースと言えると思う」と語った。
朝鮮半島情勢に詳しい重村智計・早稲田大教授は「中朝国境の警備は厳しく、脱北が難しくなっているため、北朝鮮から直接来たことも考えられる。今の時期は日本海も波が穏やかで、気候が幸いして海流に乗って日本にたどり着いたのではないか」と推測する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a
=20070602-00000047-mai-soci
青森脱北者:深浦港で男女4人保護 朝鮮語で政府に不満
2日午前4時15分ごろ、青森県沖の日本海でボートが漂流しているのを近くにいた釣り人が発見し、県警に110番通報した。ボートは同県深浦町の深浦港に接岸され、中に脱北者とみられる男女4人がいた。4人は保護を求めていたといい、朝鮮語で「自分たちは北朝鮮から来た」と話し、北朝鮮に対する不満などを話しているという。警察当局は、4人は工作員ではないとみており、青森県警は入管法違反(不法入国)などの容疑で事情を聴いている。
県警などに入った情報によると、4人は68、32、27歳の男性3人と50代の女性1人らしい。ボートは老朽化したものだった。県警が国籍や海上にいた理由などについてさらに確認を急いでいる。
政府筋に2日午前入った連絡によると、「確保されたのは4人。当人たちは『私たちは家族で夫婦と息子2人。北朝鮮から逃げてきた。食料に困っている』と話していた。不審な状況は今のところない」という。不法入国の疑いがあるとみて、強制退去の手続きも検討しているという。
外務省筋は「4人が脱北者であったら、不法入国に当たるので法務当局で難民認定を検討するが、認定の見通しは厳しい。その場合、第三国への送還を検討する」としている。
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/
20070602k0000e040025000c.html


最後までご覧いただき、ありがとうございます。
クリックしていただけるとありがたいです。
人気blogランキングへ
ブログランキング ブログ村
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/982967.htmlhttp://ameblo.jp/kakomonogatari/entry-10035443223.html

















