経済小説などで知られた作家の城山三郎(しろやま・さぶろう、本名・杉浦英一=すぎうら・えいいち)さんが22日午前6時50分、間質性肺炎で死去した。79歳だった。
葬儀は親族のみで行い、後日お別れの会を開く予定。喪主は長男、有一氏。
愛知学芸大(現愛知教育大)の講師を経て作家に。1959年に「総会屋錦城」で直木賞を受賞。企業における人間と組織の関係を描いた経済小説のほか、政治小説など幅広いジャンルで活躍した。
代表作に「落日燃ゆ」「官僚たちの夏」「毎日が日曜日」など。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a
=20070322-00000511-yom-soci

城山 三郎
(しろやま さぶろう、1927年8月18日 - 2007年3月22日)小説家。作品には経済小説が多い。本名は杉浦 英一(すぎうら えいいち)。
愛知県名古屋市中区生まれ。名古屋市立名古屋商業学校(現名古屋市立名古屋商業高等学校)を経て、1945年県立愛知高専(現名古屋工業大学)に入学。徴兵猶予になるも海軍に志願入隊。海軍特別幹部候補生として終戦を迎える。1946年東京商科大学予科入学、1952年一橋大学(山田雄三ゼミナール)卒業。大学在学中に洗礼を受ける。
1952年、父が病気になったため帰郷し、愛知県岡崎市にあった愛知学芸大学(現・愛知教育大学)商業科助手に就任。担当は景気論と経済原論。後に同大学専任講師。この間金城学院大学にも出講。1955年一橋大学経済研究所に出張。1957年3月名古屋市千種区の城山に移住、同12月茅ヶ崎に移住。1963年6月に愛知学芸大を退職し、以後作家業に専念する。
実在のモデルを主人公にしたノンフィクション風の小説を数多く著している。事実と虚構を織り交ぜたリアリティ溢れる描写には定評があり、現代社会を描いた小説のジャンル全体に多大な影響を与えた。半面、城山の思想が反映された創作部分を事実と誤解し、モデルとなった人物を実際以上に美化する読者も少なくない。
2007年3月22日、間質性肺炎のため、神奈川県茅ケ崎市の病院で死去。79歳だった。
受賞歴
1958年: 『輸出』で第4回文學界新人賞。
1959年: 『総会屋錦城』で第40回直木賞。
『落日燃ゆ』で吉川英治文学賞、毎日出版文化賞。
1996年: 『もう、きみには頼まない――石坂泰三の世界』で第44回菊池寛賞。
2002年: 朝日賞。
主な著作
『総会屋錦城』(新潮文庫)
『男子の本懐』(新潮文庫)- 金解禁政策に賭けた浜口雄幸と井上準之助を描く。
『冬の派閥』(新潮文庫)
『勇者は語らず』(新潮文庫) - 本田宗一郎をモデルとした人物を中心に自動車産業を描いた。
ちなみに本田に関してはノンフィクション『本田宗一郎との100時間 -- 燃えるだけ燃えよ』(講談社文庫)でも取り上げている。
『秀吉と武吉 -- 見上げれば海』(新潮文庫)
『官僚たちの夏』(新潮文庫)- 高度成長期における代表的通産官僚であった佐橋滋がモデル。平松守彦や堺屋太一がモデルと思われる人物も登場する。
『逃亡者』(新潮文庫)
『わしの目は十年先が見える -- 大原孫三郎の生涯』(新潮文庫)
『人生の流儀』(新潮文庫)
『黄金の日日』(新潮文庫)
『指揮官たちの特攻 -- 幸福は花びらのごとく』(新潮文庫)
『風雲に乗る』(角川文庫)
『一発屋大六』(角川文庫)
『辛酸 田中正造と足尾鉱毒事件』(角川文庫)
『華麗なる疾走』(集英社文庫)
『臨3311に乗れ』(集英社文庫)近畿日本ツーリストを描く
『外食王の飢え』(講談社文庫) - ロイヤル創業者江頭匡一がモデル。
『価格破壊』(角川文庫) - ダイエー創業者中内功がモデル。
『男たちの好日』(新潮文庫) - 森コンツェルン創業者森矗昶がモデル。
『ビックボーイの生涯 -- 五島昇その人』(講談社文庫)
『もう、きみには頼まない -- 石坂泰三の世界』(文春文庫)
『粗にして野だが卑ではない -- 石田禮助の生涯』(文春文庫)
『落日燃ゆ』(新潮文庫) - 元内閣総理大臣・広田弘毅がモデル。
『男の生き方 上・下』(文藝春秋)
『鼠 -- 鈴木商店焼き討ち事件』(文春文庫)
『運を天に任すなんて -- 素描・中山素平』(光文社)
『雄気堂々』(新潮文庫) - 明治から昭和にかけての大実業家・渋沢栄一がモデル。
『盲人重役』 (角川文庫) -島原鉄道役員・宮崎康平がモデル。
http://ja.wikipedia.org/wiki/
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