静岡市内の市立中学校で昨年3月に卒業した少女(17)の卒業アルバムの寄せ書きに、少女の1年生時の担任だった元教諭の男性が「厄介者」とたとえた英文のことわざを書き込んだ問題で、市に対し市民から多数のクレームが寄せられていることが22日、分かった。少女が精神的苦痛を受けたとして、市を相手取り1650万円の損害賠償を求めて静岡地裁(三島恭子裁判官)に起こした訴訟で13日、市が争う姿勢を示したことに対する抗議で、小嶋善吉市長は「事実が食い違っている部分がある。主張すべきところは主張する」と述べた。
市によると、寄せられた抗議は県内外からの電話やメールなど342件。「裁判で争うとはどういうことだ」「少女に謝罪すべきだ」「少女のケアをしてあげてほしい」という内容が中心だという。
抗議が寄せられたことに対し、小嶋市長は22日に行われた定例会見で、「原告と市の把握する事実が食い違っている部分があり、事実の再確認をしている。主張すべきところは主張する」と説明し、その上で「訴訟は教育の現状を見直す機会ととらえ、反省すべき点があれば反省し、学校現場に反映させたい」と述べた。
訴状によると、元教諭は卒業式の前日の平成17年3月17日、職員室で少女から卒業アルバムへの寄せ書きを求められ、「厄介者はどこにでもいる」という意味の「Thereisablacksheepineveryflock」(黒い羊はどの群れにもいる)という英文を書き込んだ。
さらに元教諭は少女の担任を務めていた間、少女の兄が自閉症であることを理由に少女を中傷し、拳で頭をたたいた上、翌日から会議室に別室登校するよう指示したといい、少女はその後、精神的に不安定になったという。
問題が発覚した昨年3月以降、市教育委員会が寄せ書きの事実を確認し、元教諭と当時の校長を文書訓告とし、元教諭は同年5月に依願退職している。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/32569/
古い記事で申し訳ないです。
本日、テレ朝の番組でこの件について初めて知りしました。
あまりの不条理さに、古い記事でも載せてしまいます。
問われる資質(上) 子供は先生選べない 女子生徒の傷深く 「出会わなければ…」
静岡市内の中学を巣立つ別室登校状態の女子生徒へのはなむけとして元担任教諭が卒業アルバムに記したのは、「厄介者」を意味する「黒い羊」という言葉を使った英語のことわざだった。「子どもは先生を選べない」。傷ついた少女の母親の言葉は重く響く。教員の資質が今、あらためて問われている。
この40代の男性教諭は昨年度、生徒指導主事を務めていた。生徒指導は何よりも、子どもの心への深い理解が求められる職務。今回の出来事にもかかわらず、校長は継続させる方針で「非行防止や生徒間のけんかの仲裁などに熱心に取り組んでくれた。今後も専念してもらうつもり」と説明するが、同僚教員の間にはこの対応に首をかしげる見方もある。
生徒は入学時、副学級委員長を務める活発な少女だった。それが4月中旬には別室登校状態に。生徒は「先生(担任だった男性教諭)と意思疎通できず、元気が無くなってきた」と振り返る。友達ともうまくいかず、クラスは疎遠になっていった。
卒業を控え「先生を嫌いなままで終わりたくない」と意を決して教諭に頼んだ寄せ書き。その意味を知り、生徒は息をのんだ。「(教諭と)出会わなければ良かった」。生徒は伏し目がちにつぶやいた。
県内の教育現場では、大半の教員が子どもの心に寄り添い、教育効果を上げようと頑張っているはずだ。しかし、信じがたい行動の数々も聞こえてくる。40代の中学教員は「問題がある教員は、子どもの心をくみとって自分の行動を起こすことができない」と指摘する。
授業中、子どもにどう反応したらいいか分からず下を向いて黙ってしまう教員。気分が乗らないと「体調が悪い」と教室を後にする教員。低学力の子どもをみんなの前にさらし、からかいの対象にする教員。使命感も無く「主婦感覚」で十年一日の授業を続けるベテラン女性教員。最大の被害者はもちろん、子どもたちだ。
「担任を持たせることができないベテラン教員が、中規模校なら3人はいる。子どもとのコミュニケーション能力がなく、クラスを掌握できない」。現状をこう指摘する声もある。
閉ざされた空間の中で、常に年下で自分よりも人生経験が乏しい子どもたちを相手にする教員たち。「意識しないと確実に世間とのずれが広がるし、指摘し合う土壌がない。狭い職員室で付き合っていくのだから、煩わしい思いはしたくない」。40代の小学校教員は半ばあきらめ気味に言い放った。

http://www.shizushin.com/feature/
teacher_index/teacher/20050708164501.htm
この女子生徒は3年間、他の生徒とは別に1人で会議室にいたそうだ。1年生の頃は上記担任教諭の仕打ちで。2年3年は担任が変わったが、1年生の頃やるべき授業を受けておらず、授業についていけない為と報道されていた。
信じられん。本当に日本で起きた出来事であろうか。。。
両親は上記黒い羊事件で市を訴えているようだが、3年間隔離され教育を真っ当に受けていないほうが問題だと思うのだが。
もちろん発覚当初から、学校の責任を追及する声は上がっており。。。
(21)絶たれた絆@ 本気でぶつかったか… 悔やむ校長、教委 「黒い羊」の教諭放置
「生徒とご両親の心を傷つけ、地域のみなさんが学校に寄せた信頼、教育への期待を裏切り、申しわけありませんでした。私にできることは何でもやるつもりでいます」。4月19日夜、静岡市内の中学で開かれた保護者らへの説明会でこう語った男性教諭は20日後、自ら教職の舞台から去った。
英語で「厄介者」を意味する「黒い羊」。教諭は3月中旬、1年時に担任した別室登校状態の3年女子生徒の卒業アルバムにこの言葉を含む英語のことわざを寄せ書きし、市教委から文書訓告処分を受けた。生徒の母親は「1年で別室登校になった時、一切連絡をもらわなかった。通知表に一言も書いてくれなかった。3年間の集大成があの一言になった」と受け止める。
校長は教諭がいろいろな場面で、乱暴な言葉を使って生徒に注意しているのを承知していた。校長がこの中学に赴任した平成16年度も、それ以前にも保護者から学校に教諭への苦情が寄せられていた。
「日ごろから職員を監督指導する立場にある校長が、指導を徹底しておけば防ぐことができたと深く悔やんでいる」。説明会で、校長は反省を口にした。地域住民の1人は「苦情が来たのに、何ら対処をしてこなかったのか」と憤りの声を上げた。
9年前、この教諭が顧問を務める運動部の生徒の父母らは「暴言が頻繁にある。校長に訴えても『指導をします』との返事ばかりで進展がみられない」として、顧問を外したり教員をやめさせるよう求める文書を市教委に提出していた。
市教委教職員課は「この教諭が子どもに寄り添った指導ができていないということは、管理主事の学校訪問などを通じて以前から把握していた。具体的内容は聞いていないが、校長は本人に指導していきたいと話していた」とした上で、「今回の出来事は、把握していた内容の延長線上にある」と認める。
女子生徒の心を傷つけたのは、直接的には教諭の行動。しかし、校長や市教委の教諭への対応に関する小さな“逃げ”や妥協の積み重ねが、今回の事態を招いた一因とみる教育関係者や保護者は多い。
元同僚は「今まで彼に対して周囲が何もしてこなかったわけではない。しかし、彼が自分の言動が子どもをどれほど傷つけているかということに気付くまで、本気でぶつかってきたとは言えない」と指摘した。
教諭からの退職願を受理したことについて、市教委は「本人の判断を尊重した」と説明する。退職した教諭1人の問題として片付けない、教育界の自浄作用が問われている。
http://www.shizushin.com/feature/
teacher_index/teacher/20050708144120.htm
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