米アップルコンピュータは9日、携帯電話端末事業に新規参入すると発表した。携帯音楽プレーヤー「iPod」の機能を搭載した携帯電話を6月から米国内で売り出す。パソコン内の画像データを無線受信してテレビに映す「アップルTV」も2月に発売する。家電分野への本格進出に伴い社名も「アップル」に変更し、インターネット関連の総合企業を目指す方針だ。
携帯電話の名称は「iPhone(アイフォン)」で、iPodとカメラ機能をつけネットにも接続できる。ボタンではなく、3.5インチの画面上で電話番号などを入力するタッチパネル方式を採用。欧州では07年後半、アジアでは08年に発売するが、日本での具体的な時期は未定だ。
先行販売する米国では、提携先の携帯電話大手シンギュラー・ワイヤレスの通話網を使う。端末は容量4ギガバイトの機種が499ドル(約6万円)、8ギガバイトが599ドル(約7万1000円)。
一方、アップルTVは、映画配信サービスを始めた昨年9月に構想を発表していた新端末(当時の開発コード名は「iTV」)で、ネット経由でパソコンに取り込んだ映画などの画像データを無線LANで受信し、40ギガバイトのハードディスクドライブに保存。いつでも見られるようにする。画像なら50時間分、写真なら2万5000枚、音楽なら9000曲記録できる。
2月から全世界で順次発売する。価格は299ドル(日本では3万6800円)。発売に合わせて映画配信サービスを拡充し、従来のウォルト・ディズニーに加えパラマウント・ピクチャーズからも映画の提供を受ける。
今回発表した新製品はいずれも、アップルと競合する米マイクロソフト製のコンピューターソフト「ウィンドウズ」でも利用できる。家電事業への本格進出は、アップルが運営する音楽や映画の配信サービスの利用を増やす狙いがある。

http://www.asahi.com/business/update/0110/085.html
「Apple TV」「iPhone」担当バイス・プレジデントとの一問一答−−Macworldより
米Appleのセットトップ・ボックス「Apple TV」およびスマートフォン「iPhone」の担当バイス・プレジデントは1月9日(米国時間),日本人記者団との質疑応答に応じた。Apple TVとiPhoneは,同社が同日発表した製品である(関連記事:「『電話を再発明する』---Jobs氏がMac OS X搭載の携帯電話機を発表」)。
iPhoneに関する質疑に応じたのは,同社ワールドワイド・プロダクト・マーケティングiPod担当バイス・プレジデントのグレッグ・ジョズ・ウィーアッグ氏。そして,Apple TVに関する質疑に応じたのは,同ハードウエア担当バイス・プレジデントであるデイビッド・ムーディー氏である。質疑応答の中で,iPhoneはMac OS Xを搭載するが,サード・パーティ・アプリケーションを自由に追加できる仕様ではないことなどが明らかになった。
質問:Apple TVは40Gバイトのハードディスクを搭載するそうだが,容量はこれで十分なのか。
ムーディー氏:40Gバイトのハードディスクは,多くの人にとって適した容量だと考えている。なぜなら,すべてのコンテンツをApple TVに保存する必要はないからだ。コンテンツを管理するのは,パソコン上で稼働する「iTunes」であり,そのすべてをApple TVと同期する必要はない。
またApple TVは,パソコン上のコンテンツをストリーミング受信して,大型テレビに表示できる。特にApple TVは「IEEE 802.11n」規格の高速無線LAN通信に対応している。11nを使えばハイ・スループットを実現できるし,「IEEE 802.11g」でも十分なスループットを確保できるだろう。
質問:ストリーミングの詳細について教えてほしい。
ムーディー氏:ストリーミングは,Apple TVとiTunesの組み合わせで実現できる。プロトコルの詳細については公表していない。Apple TVは,最大5台のパソコンとコンテンツ・ライブラリを同期できるが,ストリーミングに関しては台数に制限はない。ネットワーク経由で接続していれば,すぐにストリーミングが利用できる。
質問:Apple TVのOSや,ハードウエア仕様を教えてほしい。
ムーディー氏:Apple TVは,消費者向けの特別なデバイスであり,詳細な仕様は「米Intelのプロセッサを使っている」こと以外明らかにしていない。「iPod」についても我々は,プロセッサやOSを公表していないことをご存知だろう。
質問:iPhoneについて質問する。「iPhoneを2008年にアジアで発売する」という中に,日本は含まれているのか。
ウィーアッグ氏:iPhoneの展開スケジュールに関する情報は公表していない。
質問:iPhoneではMac OS Xが稼働しているそうだが,OS X用のアプリケーションをユーザーが自由にインストールできるのか。
ウィーアッグ氏:できない。iPhoneはクローズド・プラットフォームだ。これは,セキュリティの要件による。コンピュータ・ウイルスなどの侵入を防ぐためだ。ミニ・アプリケーションの「Widgets」も同じで,限られたアプリケーションしかインストールできない。
質問:iPhoneのOSやハードウエアについて詳細を教えてほしい。
ウィーアッグ氏:OSは,Mac OS Xをモバイル・デバイス用に最適化したものになる。それ以上の詳細や,ハードウエアについては,消費者用製品ということで公表していない。
質問:iPhone用アプリケーションをサード・パーティが自由に開発したり販売したりできるのか?
ウィーアッグ氏:サード・パーティ戦略は今のところない。前にも述べたように,セキュリティ面を考慮してのことだ。
質問:iPhoneの機能は,購入後にアップデートできるのか。
ウィーアッグ氏:アップデートは考えている。携帯電話機に今まで存在しなかったようなアプリケーションを追加していきたい。新しいアイデアがあったら,アップデートしていく。インターフェースが更新されることもあるだろう。
質問:無線LANにも対応しているiPhoneに,VoIP機能を実装しなかったのはなぜか。
ウィーアッグ氏:GSMに対応しているので,VoIP機能は必要ないと考えた。
質問:「Googleマップ」について聞きたい。Googleマップを利用するときに使用するネットワークは,無線LANだけか,それともGSMと無線LANの両方か。
ウィーアッグ氏:GSMと無線LANの両方を使用する。Googleマップは,無線LANを優先的に使用し,無線LANがない場合に自動的に通信をGSMに切り替える。
質問:iPhoneに転送できるデータは,予定表やアドレス帳,音楽だけか。テキストやPDFなどは転送できないのか。
ウィーアッグ氏:iPhoneのデータ管理には,iTunesを使用する。iTunesで管理できることは,すべてiPhoneでできるだろう。ほかのデータについては,後日,詳細を発表できるだろう。

ナカナカ触手をそそられます。発表の会場には孫正義の姿もあったとか。
でも、日本にお目見えするのは早くても1年以上先らしいですがね。。。
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