ホワイトカラー・エグゼンプション導入へ…反対押し切り結論
厚生労働相の諮問機関、労働政策審議会分科会が27日開かれた。労働時間規制を撤廃するホワイトカラー・エグゼンプション(適用除外)の導入を求める報告書をまとめた。管理職の一歩手前で一定の年収があるなどの条件を満たす人が対象者。働く時間の裁量が広がる一方で、残業代が支払われなくなる。
労働者側の委員は「長時間労働を助長する」と最後まで反対したが、押し切られる形での結論。報告を受け、厚労省は労働基準法の改正案を来年の通常国会に提出する方針だ。与党内で世論の反発を懸念する声も出ており、今後の調整が難航する可能性もある。
報告書によると、、エグゼンプションを「自由度の高い働き方にふさわしい制度」と規定。管理職手前にふさわしい年収のほか〈1〉労働時間で成果を評価できない業務〈2〉重要な権限と責任を伴う地位―などを対象者の要件とした。健康確保のため週2日分以上の休日確保を企業に義務付け、違反した場合は罰則を科すとした。
年収要件の具体的な数字は分科会であらためて審議し、政省令で定める予定。
エグゼンプションの対象にならない一般労働者の長時間労働を抑制するため、残業代の割増率を「一定率」引き上げることも要請。
企画立案部門の労働者を対象に、実際に働いた時間と関係なく一定時間働いたとみなす「企画型裁量労働制」に関しては、中小企業に限って条件を緩和するよう求めた。
◆ホワイトカラー・エグゼンプション(適用除外) 1日8時間、週40時間の労働時間規制が適用されず、働く時間の自己裁量が広がる代わりに、残業代が支払われない制度。もともとは米国の労働時間制度の一つで「管理や運営、企画などの仕事をする労働者を対象とした適用除外」との意味で使われている。「制度導入の検討を進め、2006年度中に結論を出す」とした規制改革・民間開放推進会議の3カ年計画が今年3月に閣議決定されたことを受け、厚生労働省が導入を検討していた。
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/
20061227-OHT1T00167.htm
ホワイトカラー・エグゼンプション について考えるプロの管理職
小生の過去の記事でもホワイトカラー・エグゼンプションを取り上げてきた。小生自身は、このホワイトカラー・エグゼンプションの導入については、賛成でも反対でもない。なぜならば、ホワイトカラー・エグゼンプションの考え方は、当たり前のように取り入れているから。
企業の経営者や上級管理職、個人事業主(IC=インディペンデント・コントラクター)などは、ホワイトカラー・エグゼンプションを当たり前として働いている。
このホワイトカラー・エグゼンプションの問題を大きくしているのは、未だにこの対象者を決めていないということ。対象が決められていないからきちんとした議論にはならない。決定事項を決めておいて、対象者を決めるのはある意味”卑怯な”議論方法だと思う。
参考
<ホワイトカラー・エグゼンプション>労政審報告に盛る
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061227-00000130-mai-pol
管理職って、何でしょう。今では、単なるキャリアステップの1段になっているようにも思えますが、管理職って本来誰でもなれるわけではなく、大きな壁があるべきだと思うのです。
小生が、以前働いていた大手メーカーでは、管理職になるためには、参事補試験を受けて合格しなければなりませんでしたし、当然、労働組合からは脱会し、会社側の立場になるということが明白だった気がしています。
しかし、現在の多くの中堅・中小企業の管理職という立場は、この辺りの区分けがあいまいで、単に主任・係長の次の役職が課長で、部長で、自動的に管理職になるという意味でしかないような気がしてなりません。
つまり、管理職のプロフェッショナルが少ないのです。管理職は、単なる”役職名”ではなく、働き方から異なる全く違う仕事なのです。しかし、主任・係長と同じ仕事をしていて管理職となっている人があまりにも多い。
この現実を省みず管理職=ホワイトカラー・エグゼンプション としているのだから、反対意見が続出しても不思議ではない。
「私は、管理職になりません」「私は、管理職を辞めます」という動きがあり、その動きが降格ではなくならない考え方や文化が必要だと思うんです。
管理職になる働き方、雇用のままプロフェッショナルを貫く働き方。どちらも立派な働き方であるべき。
日本には、どうも丁稚(でっち)文化が染み付いているように思えてなりません。
http://blogs.itmedia.co.jp/itconcierge/
2007/01/post_db2e.html?ref=rssall
いろんな反対を押し切って、導入を目指すのが年末までの政府方針だったようですが、ここに来て。。。
残業代不払い制見送り論が急浮上…そのワケ
個人的に労働時間を決められるものの、残業代が支払われない日本版ホワイトカラー・エグゼンプション。同制度の導入を盛り込んだ労働基準法など労働法改正案が25日招集の通常国会に提出される予定だ。が、ここにきて与党内で見送り論が急浮上している。そのワケとは…。
「状況が悪過ぎということです。労働者側は残業を取り上げ、働き過ぎを助長すると猛烈に反対していますから。4月の統一選を控え、7月には参院選もある。強引に(労働法改正案を)提出したら、選挙への悪影響は避けられません」とは自民党関係者。
日本版ホワイトカラー・エグゼンプションは日本経団連を中心となり、「ホワイトカラー(事務職)の仕事の成果は労働時間では計れない」として導入を希望。厚労相の諮問機関である労働政策審議会の労働条件部会が検討してきた。
しかし、連合などの労組が「残業代を払わなくていい制度。人件費を圧縮したい経営側の意図は明白」と猛烈に反対。経済同友会でも制度導入は時期尚早などと主張している。
与党内でも、自民党の丹羽雄哉総務会長が4日午前、地元の茨城県石岡市で開いた新春会合で講演し、「賃金抑制、長時間労働を正当化する危険性をはらんでいる」と指摘。「法改正には極めて慎重に対応しなければいけない」と明言し、公明党の太田昭宏代表も慎重な立場を取る。
「早い話、こんな状況で(労働法改正案が)提出されれば、徹底抗戦の構えをみせる民主党を含めた野党を利するだけ。サラリーマンの味方をアピールして好感度は倍増です」(先の関係者)
与党側の「選挙に悪影響だから」は素直に喜べないが、どんな理由であれ、見送り論の浮上はサラリーマンにとって朗報ではあるが…。
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_01/t2007010529.html
良かったね、選挙の年&ダメ首相で(ダメ首相だからこんな法案が出てきたのか???)
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2007年01月06日
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実態をつかんだ鋭い指摘だと思います。
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ただ、その仕事の成果は翌年の評価となって現れて来るので残業そのものに報酬という考えはあまりなくなりました。
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