政府は1日、高校の必修科目未履修問題の救済策について、70時間(2単位、1時間は50分授業)の補習を条件に卒業を認める方針を維持しつつ、2単位足りない生徒の補習条件を実質的に50時間程度に引き下げる方針を固めた。2単位不足者に対し、70時間の補習消化を課す当初の政府案に、与党側が「受験直前で負担が大きい」と負担軽減を要請。政府が押し切られる形となった。専門家からは「甘い対応だ。これでは“徳政令”だ」と“甘〜い”救済策に疑問の声も上がっている。
8万人超の高校生を不安にさせてきた「未履修問題」に、ついに解決の糸口が見えてきた。1日、与党教育再生検討会の大島理森座長は国会内で伊吹文明文科相と会談し、2単位足りない生徒の負担軽減を要請。伊吹氏は「未履修が70時間以下の人は一定時間を削減できるか検討する」と明言した。
補習上限を70時間とする原則を堅持しつつ、未履修生徒の多くを占める2単位不足者の補習を軽減する方針を固めた政府。引き下げ方法は学校教育法に基づく学校長の判断として対応させる形。不足が3単位(105時間)以上の生徒に関しては、最低限70時間は補習させる原則に加え、残り時間はリポート提出や授業免除措置で対処するという。
当初の政府案は、〈1〉冬休みに20時間〈2〉春休みに20時間〈3〉残りの30時間は2、3学期内―の補習実施を想定。あくまでも一律「70時間補習」を卒業の条件としていた。
これに「待った」をかけたのが自民、公明の与党だ。「冬休みの補習は、大学受験を間近に控えた高校3年生には負担が重すぎる」(幹部)と条件を50時間補習に引き下げるよう求めていた。
文科省の集計では、履修時間が不足している公私立高校の3年生8万3743人のうち、3単位以上の不足者が約27%に対し、2単位以下の不足者が約73%。与党側が膨大な数の2単位不足者に配慮した形だ。
文科省側は当初、救済策自体に否定的だったが、全国に広がった“同情論”に安倍晋三首相も救済策の検討を指示。政府も救済策を検討してきたが、さらなる現実的な対応を求める与党の“同情論”に寄り切られた形だ。
今回の方針に、教育評論家の尾木直樹氏は「一種の“徳政令”だ。あくまで70時間補習の枠組みを崩さず、リポート提出を時間数に入れるなど現場判断による柔軟性を持たせるべきだった。これでは、ちゃんと履修してきた生徒や学校からブーイングが出る」と“大甘処置”を猛批判。さらに「事態が深刻だからこその判断とはいえ、政府、安倍首相の『支持率アップが狙い』と思われても仕方がない」とした。
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20061102-OHT1T00097.htm
世論は「甘い」と判断してるんでしょう。決して安倍政権の支持率アップに繋がることではないと思いますが。。。
でも、指導要領を無視したり、内申書に嘘の記載をしたのは罰せられないのか?そっちの方が気になる。何度も書きますが、内申書はれっきとした公文書。公文書偽造になります。
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タグ:履修漏れ

















