高校での必修科目の履修漏れ問題は、大学入試にも飛び火した。すでに来年度入学分の推薦入試を始めた大学もあるが、大学に提出する生徒の調査書(内申書)を偽ったと告白する高校も次々と現れている。
調査書には、生徒の各科目ごとの成績などが記されている。推薦入試では一般入試より内容が重視されることが多い。だが、「倫理を受けていない生徒の成績欄に実際に受けていた政治経済の成績を写した」(山梨県立甲府一)など、調査書そのものの信頼性が揺らぐ。
こうした事例に大学はどう対応するか。
早稲田大では、推薦入試の出願期間は多くの学部で終わった。履修漏れがあったとされる学校などに対しては、正しい調査書を再提出させるよう文書で求める方針を決めた。同大広報室は「合否は遅くとも12月には決まる。だが、それまでに高校が補習を終えるのは難しい。生徒が悪いわけではないし、履修していない部分は外して評価するしかないかもしれない」と話す。
慶応大広報室は「想定外の事態。通常は『卒業見込み』という調査書をもらったら、それを信じていた。対応を検討したい」とする。一部は来年度入学分の推薦入試が終わり、合格者も決まっている。こうした人をどう取り扱うかは未定だ。
国立大では11月から一斉に推薦入試の願書受付が始まる。静岡大入試課は「調査書には公印が押されているので、それに『卒業見込み』とあれば、信じるしかない」という。「それまでに調査書を書き直せと言えば、それこそ現場はパニックになる」
大学入試をにらみ、指針を定める教育委員会も出始めた。岩手県教委は提出期限が迫っている場合、偽った内容の調査書をそのまま提出することを認める方針を示した。大学などには各高校から謝罪させ、すぐに調査書を差し替えて送るという。提出済みの場合は、補習を受けることを記載した調査書を再提出させる。同時に、校長や教育長名の謝罪文も添付するという。
http://www.asahi.com/life/update/1028/005.html
履修不足:「虚偽報告」は284校に 文科省の調査速報
全国各地の高校での履修単位不足問題で、文部科学省の実態調査速報結果が28日公表され、単位不足など「不適切な事例」は33自治体の公立高計286校であった。このうち教育委員会に提出する教育課程表と実際の履修が異なる「虚偽報告」は284校に上った。
調査は27日締め切りで都道府県・政令市を対象に行われ、調査中で回答期限に間に合わなかった兵庫県以外の計61自治体から回答があった。それによると、28日午前5時半現在で、北海道29校▽岩手県31校▽長野県28校など31都道県2政令市の286校に単位不足などが判明した。
虚偽報告以外では、「教育課程表に不備があったが、不備のまま(授業が)実施された」(長野県)、「単位制総合学科で教育課程表に不備はなかったが、生徒に適切な科目選択の指導がなく未履修が発生した」(岡山県)という事例も2校であった。
http://www.mainichi-msn.co.jp/
today/news/20061028k0000e040022000c.html
内申書を偽造してたなら、これは公文書偽造ですな。結構重い罪のようですが、そのことを書いてる記事はありませんな。
恐らく以前から内申書の偽造は行われていたんでしょう。そうなると既に入学している学生も。。。そこまで厳しい措置は取らないか。
措置と言えば、文科相が「履修漏れには厳しく対応」と第一声を上げたんですが、その後政府が救済策を考えるように文科省に指示と。。。何だかよく分からない対応ですね。
しかしこの情報のリーク元は何処なのか?どうも教育基本法改正案への足慣しのような気がしてならない。。。
救済策はこんな感じらしい。。。
履修不足:政府が生徒の救済措置検討 リポート提出案も
政府は28日、全国各地に広がっている高校の履修単位不足問題で、履修不足の生徒が卒業できなくなったり、補習で過度の負担がかかることを避ける救済措置の検討に入った。政府・与党では、卒業を認定する校長の裁量権を特例的に拡大し、リポート提出などを条件に補習時間を短縮する案が浮上している。
学校教育法は、校長が全課程を修了したと認めれば卒業できると定めている。通常は学習指導要領に基づく必修科目の受講が条件。これを来年3月の卒業生に限り特例的に拡大し、一定の習熟度があると校長が判断すれば卒業を認める方向で検討が進んでいる。
安倍晋三首相は27日夜、記者団に「子どもたちの将来に問題が発生しないよう対応すべきだし、そう(伊吹文明文部科学相に)指示した」と述べた。岩手県の高校で350コマもの補習が必要と判明するなど、深刻なケースが相次いで発覚したことに配慮したとみられる。
ただ、文科省内には「特別扱いは正しく履修している生徒と不公平が生じる」(幹部)との懸念もある。補習時間を短縮する場合でも、リポートなどで一定以上の習熟を確認する見通し。伊吹文科相は「教育委員会の責任」を強調しており、責任の所在の明確化や再発防止策の徹底を求める方針だ。
自民、公明両党も27日の教育再生協議会で、履修不足の生徒の不安を早急に解消するため、文科省に31日までに対応策をまとめるよう要請している。
http://www.mainichi-msn.co.jp/
today/news/20061028k0000e010031000c.html
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タグ:履修漏れ

















