20日午前1時ごろ、津市一志町井生のJR名松線伊勢大井―井関(いせぎ)駅間の踏切付近に、列車が停止していると、近くの住民からJR東海に連絡があった。無人の列車1両が約8.5キロも自走しており、同社は「87年の社発足以来、列車が本線上を自走したことはない。関係者への指導を徹底したい」と話している。
JR東海によると、自走したのは、約8.5キロ離れた家城(いえき)駅で翌朝の回送時間まで本線上に留置している列車。運行終了後の19日午後10時25分ごろ、運転士が駅構内に止めたが、車輪止めを置き忘れ、20日午前0時10分ごろ、列車が動き出したらしい。名松線は単線で、上り路線の松阪駅に向かって下りこうばいになっている。列車は平均時速約25キロで走行したとみられ、停止していた踏切付近は、ちょうど上りに差し掛かるところだった。
現場までに3駅と23カ所の踏切があるが、終電後で駅のホームに乗客はおらず、終電後でも列車が通ると自動的に警報機や遮断機が作動するといい、けが人はなかった。住民が通報した際も警報機が鳴り、遮断機が下りた状態だったという。
警察による現場検証や列車の移動は始発前に終わり、名松線は通常通り運行した。
現場近くの実家に帰省中だった大学3年の女子学生(21)によると、20日午前0時20分ごろ、自宅の居間で母親とテレビを見ていたところ、突然踏切の警報機が鳴り始めたという。2時間以上前に終電が通り過ぎたのに「何でこんなに鳴り続けるのか」と不審に思って窓から外を見ていると、無灯火で運転席も暗い列車が徐行するように走るのを見たという。
その後、踏切を通り過ぎた列車は盛り上がった部分にさしかかると速度をゆるめ、再び引き返して止まったという。女子学生は「まさかこんなことがあるなんて」と驚いた様子だった。

http://www.asahi.com/national/update/0820/TKY200608200053.html
>87年の社発足以来、列車が本線上を自走したことはない。
確かに前代未聞だよ。終電が終わった時間で踏切なども正常に機能したからいいようなものの、もし営業時間内に起きていたら。。。
しかし、無人で走る列車って昔のオカルト漫画あたりに良く出てきたような。。。
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そのときにしっかりブレーキがかかっているものではないのですかねぇ?(車止めがなくても動かない状態に)
しかし恐ろしい事故だと思うし、想像しただけでゾッとします。
確かにその通りですが、問題の車両キハ11はブレーキが空気式で、その圧力で車輪を押さえるしくみになっています。下り坂などに停車した場合、エンジンを止めてしまうと車輪に負荷がかかって空気が抜けてしまうそうです。
キハ11が留置されていた家城駅も緩い下り坂なので、空気抜け防止のために輪止めを置くことになっていますが、運転士がそれを置き忘れたため車輪に一方的に負荷がかかり、空気がじょじょに抜けブレーキシューが緩み、ついには空気が切れてしまったため無人発進と走行につながったと見られる、とJRが回答しています。