群馬県伊勢崎市の市営「境プール」の流水プールで7月下旬、小6男児2人が吸水口に吸い付けられて動けなくなる事故が発生していたことが5日、分かった。監視員が吸水ポンプの電源を切り救出したが、男児らは腹や太ももに軽いけがを負った。一方、埼玉県ふじみ野市のプール事故を受け、都道府県が公営プールなどを調査した結果、吸排水口の安全確保に不備があるプールが32府県に約500カ所で見つかった。
伊勢崎市によると、事故があったのは7月30日午後3時40分ごろ。小6男児2人(いずれも12)が流水プール(水深約1メートル)で、顔を水面から出した状態でプール側壁にある吸水口(直径約21センチ)から離れられなくなった。吸水口を覆うステンレス製のメッシュ状の板(縦横60センチ)に体を近付けて遊んでいたところ、腹や太ももが吸い付けられ、動けなくなったという。
2人が「くっついちゃった」「とれないよう」と叫んだことで、気付いた監視員がプールに飛び込んだ。すぐに吸水ポンプのスイッチを切り、3〜4分後に救助したという。プール常勤の看護師が診断したところ、男児らは腹や太ももに内出血が見られたが、歩行などに問題はなかった。群馬県警境署は事実確認のため同日、施設の関係者らから事情を聴いた。
吸水口にはステンレス製の格子とメッシュ状の板が二重に付いている。同課は「2人一緒に吸水口をふさいでしまったため、吸水の圧力が高まったのではないか」としている。事故のあった吸水口は浄化用で、同流水プールにはほかにも流れを作る吸水口が4カ所あるが、このような例は初めてだという。市は事故当日以降、すべての吸水口付近に監視員を立たせている。
一方、都道府県教委などが実施した全国調査で、吸排水口の安全確保に不備がある学校や公営のプールが32府県で計500カ所以上見つかったことが分かった。文部科学省は、吸排水口に二重の防護策を取るよう96年以降に各教委に通知しているが、ふじみ野市の事故翌日の1日、都道府県教委に指示した緊急調査では、パイプ部分に取り付ける「吸い込み防止金具」がないプールが432カ所、ふたの固定が不十分なプールが137カ所に上った。調査中の自治体も多く、問題プールがさらに増える可能性がある。
事故が起きたふじみ野市の流水プールも防止金具はなかった。ふじみ野市教委は事故直後に「吸水口の種類はいろいろある。国の通知は二重防護を求めてはいない」と述べたが、後に誤解だったと認めている。
http://www.nikkansports.com/general/p-gn-tp0-20060806-71448.html
公営のプールって言うのは、利用料も安くて気軽に行ける夏の遊び場なんですが。。。やはり安全は金で買う時代なんですかね。。。
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