大阪府茨木市のマンションでの女性会社員(24)監禁事件に絡み、別の女性2人の家族らから、無職村本卓也容疑者(42)(逮捕)に監禁、暴行されたなどとする被害申告が4日、府警に寄せられた。
府警捜査1課捜査本部は、家族や女性本人から当時の被害状況を詳しく聞く一方、他にも被害者がいる可能性があるとみて村本容疑者を追及する。これで被害者は5人にのぼる見通しとなった。
府警によると、1人は出会い系サイトで村本容疑者と知り合い、昨春ごろに約2か月間、車でホテルを転々としながら監禁状態に置かれた。その間、村本容疑者は「お前には霊がついている。言うことを聞かないと大変なことになる」などと脅し、暴行を繰り返したという。女性は和歌山県で保護された。
もう1人の女性については知人が「約10年前に村本容疑者に監禁された」と申告。また、9年前に20歳代の女性が村本容疑者のマンションに約2週間、監禁されたという件についても4日、女性の親族が申告した。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060804it17.htm
大阪・女性監禁、府警が初動捜査の検証へ
大阪府茨木市のマンションで女性会社員(24)が監禁された事件で、会社員の両親から捜索願を受けた堺東署が、携帯電話による位置探索を府警本部に打診したにもかかわらず、本部が検証令状の請求などを指導せず実施されなかったことが、わかった。同署が、両親から寄せられた無職村本卓也容疑者(42)(逮捕)に関する情報をつぶしきらないまま「事件性が薄い」と結論付け、2年前に同居女性が変死した際にも、茨木署が同容疑者の事情聴取を1度しか行っていなかった。府警は、一連の初動捜査に問題点がなかったかどうか検証する。
これまでの調べで、会社員は今年2月6日から監禁され、両親は1週間後、堺東署に捜索願を提出。その2日後に再度、同署を訪れ、会社員が友人の携帯電話に「会社に行かせてもらえない」というメールを送っていたことや、「家出には、お見合いパーティーで知り合った茨木市の男が関係している可能性がある」との情報を伝えていた。
府警によると、堺東署はこの情報を基に、会社員の行方を捜すため、携帯電話の微弱電波による位置探索が可能か府警捜査1課に相談した。これに対し、同課は「検証令状がなくても位置探索を電話会社に依頼できるのは、誘拐事件など生命の危険が差し迫った場合に限られる」として、今回の実施は不可能と回答。しかし、令状の取得については説明や指導をせず、位置探索は実施されなかった。
また、堺東署の担当者は、お見合いパーティーの主催者から村本容疑者が含まれていた参加者リストを入手したが、精査せずに事実上、放置していたことも判明した。理由は「会社員の友人らの情報で、交際男性と同居している可能性が高く、失跡から10日後に女性がクレジットカードで買い物していたことも裏付けられた」などとし、結局、同署は3月、「事件性は薄い」と結論付け、担当者も4月1日付で異動。この時点で捜査が事実上、打ち切られたことがすでに判明している。
一方、一昨年3月、村本容疑者の部屋で奈良市の女性美容師(当時29歳)が変死した時には、茨木署は虐待死を疑い、村本容疑者を事情聴取した。しかし、1回だけで、マンション住民らへの本格的な聞き込み捜査をした形跡もなく、司法解剖の結果、同年8月に推定死因が凍死とされた後は、追及しなかった。
一連の初動捜査のどこかで村本容疑者にたどりつけた可能性があり、ある府警幹部は「捜査の過程を一つ一つ、事実確認する必要がある」と話している。
◆革ベルトなど押収
府警捜査1課捜査本部は3日、村本卓也容疑者のマンション自室の捜索で、木製の孫の手(長さ約30センチ)や木刀、多数の革製ベルト、着火用ライター、包丁などを押収した。女性は府警の事情聴取に対し、「孫の手や木の棒で殴られた」と証言。ベルトで手足を縛られた、としている。一方、村本容疑者は緊縛の事実は認めたが、「女性と同意の上だった」と供述している。
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20060804p201.htm
繰り返される初動捜査の不手際。1説には容疑者の父、祖父、相当警察に顔が利いたとの話も。。。
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