秋田県藤里町の米山豪憲君(7つ)殺害事件で逮捕された畠山鈴香容疑者(33)が、四月に水死体で見つかった長女彩香ちゃん=当時(9つ)=の殺害に言及した供述は、「事故の可能性が高い」とした秋田県警の判断を根底から覆した。事件として徹底捜査すれば、豪憲君は犠牲にならなかったのではないか。前代未聞の連続児童殺害へと急展開を見せ始め、地域住民の間では、豪憲君の死を悼む声とともに、捜査批判が噴出している。
県警は、彩香ちゃんの遺体を司法解剖した四月十一日、死亡推定時刻を九日夕と特定した上で、「遺体には特異な損傷はなく、自宅近くの藤琴川の岸辺で遊んでいるうち、川に落ちて流されたとみられる」と発表。岸辺から転落した根拠として《1》滑ったような足跡が彩香ちゃんの靴と酷似していた《2》警察犬が向かった《3》石を積んで遊んだ跡がある−などを挙げた。
この見解に、地元では「この辺の子どもたちは川に近づかない。事故のはずがない」といぶかる声が漏れ、早くから畠山容疑者に疑いの目が向けられていたのも事実だ。
川の近くに住む男性(84)は「河原の散歩が日課で、石を積んだのは私だし、足を滑らせた跡も私が残したものだと思う」と語り、「警察は明らかにミスをした」と非難した。
畠山容疑者が住んでいた町営団地近くで商店を営む四十代の女性は十五日、捜査員の聞き込みを受けた。彩香ちゃんの水死について問われたが、「ちゃんと調べていれば、豪憲君が死ぬことはなかったはずだ」と逆に苦言を呈したという。
この女性は、四月九日の昼すぎ、彩香ちゃんが店にカップめんを買いに来たことを覚えている。畠山容疑者が午後七時十分ごろ、「娘がいなくなった。知りませんか」と来たときにも応対した。「動揺した様子がまったくなかった。自分の子どもがいなくなったら、普通は平静を保てないはずだ」といい、畠山容疑者に疑いを持つようになったと振り返る。
三カ月以上も経過し、“迷宮入り”の可能性もあった彩香ちゃんの水死。県警の判断は皮肉にも、畠山容疑者が起こした豪憲君殺害事件をきっかけに、「事件と事故の両面捜査」へと変化した。そして「事件だ」「何らかの人の手が加わっている」と訴えた畠山容疑者が、彩香ちゃん殺害の重要参考人に絞り込まれた。
捜査幹部の一人は「当時、可能な捜査は尽くしたが、甘かったとみられても仕方がない」とため息をついた。
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20060717&j=0022&k=200607175803
鈴香容疑者が動機供述「彩香がうとましかった」
秋田県藤里町の米山豪憲君(7)殺害事件の畠山鈴香容疑者(33)が、長女の彩香ちゃん(9)を橋から突き落とした動機について能代署捜査本部に「彩香が疎ましかった」などと供述したことが16日わかった。捜査本部はこうした理由でわが子を殺すという短絡的な行動に加え、近所に住む豪憲君殺害にまで及んだ背景がはっきりしなくなったため、鈴香容疑者の生い立ちや性格なども詳しく調べる。
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「彩香に何があったのか、それを知りたい!!」と繰り返す子供思いの母親から、「彩香が疎ましかった」と鬼母に豹変。またも供述が一転した畠山容疑者。
秋田地検は17日に豪憲君殺害で起訴し、捜査本部は同日中にも彩香ちゃんの殺人容疑で再逮捕する方針だが、二転三転する供述を詰めるため18日となる可能性もある。
事件はわが子を含む連続児童殺人事件に発展するが、変転する供述や短絡的にも見える犯行の背景に、畠山容疑者の生い立ちや性格も絡んでいるとみて詳しく分析しながら裏付けを進め、さらに詳しい動機を追及する。
畠山容疑者はこれまでに彩香ちゃんの学校の行事にもほとんど参加しなかった。食事も作ってもらえず、買い食いをする彩香ちゃんの姿を近所の住人がたびたび目撃。畠山容疑者は彩香ちゃんを疎ましく思っていたことを周囲に漏らしていたという。
畠山容疑者の母校、秋田県立二ツ井高校の卒業文集に、現在の姿を占うような記載がある。
畠山容疑者が「すぐには仕事をやめてこないけど、二ツ井に帰ってきたときは遊んでやってください」とつづったのに対し、同級生らの寄せ書きは「会ったら殺す!」「目の前に来んな!!」「戦争に早く行け」「秋田から永久追放」と書いている。
また同級生アンケートの「いろいろな意見で有名になりそうな人」に畠山容疑者が挙げられ、理由として「自殺、詐欺、強盗、全国指名手配、変人大賞、女優、殺人、野生化」と記されている。
県警が注目する畠山容疑者の生い立ちや性格については、すでに同級生らが“問題提起”していたことになる。
これまでの調べに対し畠山容疑者は、4月9日夕、彩香ちゃんと一緒に自宅から約2キロの藤琴川に架かる大沢橋に行ったことを認め、追及したところ、橋の上から約8メートル下の川に突き落としたことを認めた。
当時、橋の上に2人がいる姿を複数の住民らが目撃しており、彩香ちゃんの遺体に、高い所から落ちたとみられる頭部の骨折があったことも判明している。
http://www.sanspo.com/shakai/top/sha200607/sha2006071701.html
確かに警察の初動捜査には疑問符が付くことが多いです。大沢橋周辺の目撃情報も4月半ばには出ていたとのこと。それを今月になって人形を流して実験してるんじゃ。。。また遺体に関しても、当初「キズ一つなく」が「頭部に骨折あり」に変わったり。。。
近隣から畠山容疑者がほぼ育児放棄の状態であったと、したり顔での証言が多々。
なぜそれがわかっていたなら、児童相談所にでも駆け込んでくれなかったのか。。。
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