インド西部の商業都市ムンバイ(ボンベイ)で11日午後6時半(日本時間同10時)ごろ、夕方のラッシュアワーで混雑する通勤列車や駅など鉄道施設7カ所でほぼ同時に連続爆発が起きた。ロイター通信などは警察情報として高性能プラスチック爆弾が使われた疑いがあり、少なくとも137人が死亡、約300人が負傷したと伝えた。地元テレビは内務当局の話として「計画されたテロ」との見方を示した。
現地からの情報によると、爆発が起きたのはいずれもムンバイ西部を走る路線。地元テレビなどはラッシュアワーを狙ったテロの可能性があると報じている。犯行声明は出ていないが、カシミールを拠点とするイスラム過激派が関係している可能性が高いとみられる。ムンバイのすべての鉄道は停止された。

爆弾の爆発力は強力で、テレビでは爆発で破壊された列車の客室の様子や駅で血まみれになった負傷者の様子が映し出された。爆発を受けてインド政府は緊急閣議を開き、首都ニューデリーなどで警戒態勢を敷いた。シン首相は事件の背後に「テロリストがいる」と非難、国民に平静を保つよう呼びかけた。
在ムンバイ日本総領事館によると、市内居住の届出のある日本人は企業の駐在員やその家族ら202人。日本時間12日未明現在、邦人負傷者がいるという情報は入っていないが、「電話回線が非常に込み合っており、安否確認にも使えない状況だ」という。
ムンバイでは1993年3月にも連続爆破事件があり、250人以上が死亡した。
ムンバイは同国最大の商業・経済都市で、日本企業約40社が進出している。世界でも最も通勤ラッシュが激しい都市の一つとされ、平日の1日あたりの鉄道利用者数は約600万人。マハラシュトラ州の州都でもあり人口は約1700万人。映画産業などでも知られる。
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/
news/20060712k0000m030135000c.html

カシミールで連続テロ、7人死亡30人以上重軽傷
インドPTI通信によると、同国北部ジャム・カシミール州の主要都市スリナガルで11日、観光バスや乗用車が手投げ弾で襲われるなどの事件が5件起き、旅行客ら少なくとも7人が死亡、30人以上が重軽傷を負った。
夏の保養地として知られるカシミール地方では5月以来、観光客が襲撃される事件が相次いでいる。
犯行声明は出ていないが、パキスタンに拠点を置き、カシミール地方の分離・独立を主張する「ラシュカレトイバ」などのイスラム過激派組織が観光客を狙ったテロを繰り返しているものとみられている。
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20060711id23.htm
インド同時テロ:「卑劣な行為」と非難 パキスタン政府
インド西部ムンバイの鉄道施設連続爆破テロで、隣国パキスタン外務省は11日、ムシャラフ大統領とアジズ首相が事件を「卑劣なテロ行為」と非難し、犠牲者に弔意を表したとする声明を発表した。事件にパキスタン側カシミールを拠点とするイスラム過激派が関与している可能性があり、パキスタン政府は迅速な非難声明を出すことで、カシミールの分離・独立をめぐる長い対立からインドとの和解路線に転じたこれまでの姿勢を再確認したとみられる。
インドのPTI通信によると、声明でパキスタン政府は「卑劣なテロ行為の結果、多くの貴重な命が失われた」と指摘。さらに「テロは現代の災いであり、非難され、拒絶され、効果的、包括的に阻止されなければならない」と対決姿勢を明確にした。
一方、同通信によると、パキスタンを拠点とするイスラム過激派「ラシュカレトイバ」の報道官を名乗る人物は11日、事件への関与を否定した。同組織は、ムンバイの連続爆破テロと同じ日にインド北部スリナガルで起きた観光客らに対する襲撃事件との関与が疑われており、インドの警察当局は、ムンバイのテロにもかかわった可能性があるとみて捜査対象に挙げている。
「ラシュカレトイバ」はパキスタン側カシミールを拠点にインド側へ越境。90年代にはパキスタン政府から事実上の支援を受けていたが、01年の米国同時多発テロ事件以降、米国の圧力もあって支援を事実上打ち切られ孤立化し、無差別爆破テロなどさらに過激な傾向を強めている。
01年12月のイスラム過激派によるインド国会襲撃事件では事件をきっかけにインドとパキスタンの間の緊張が一気に高まり、02年には両国関係は全面戦争一歩手前といわれるまでに悪化した。しかし、03年から両国間の緊張緩和の動きが始まり、ムシャラフ・パキスタン大統領は繰り返しイスラム過激派の取り締まり強化を表明している。
一方、ムンバイでは9日、ヒンズー至上主義者が作る「シナ・セブ」党の支持者らがマハラシュトラ州内各地で暴徒化し、バスなど約40台を放火、焼き打ちしたり、電車に投石して窓ガラスを割るなどして約500人が身柄を拘束される騒ぎが起きていた。
PTI通信によると、暴徒化の原因はムンバイにある党創設者の親族の胸像が何者かに泥を塗られ、これに怒った支持者らが抗議行動をするうちに暴徒化したという。
今回の列車同時爆破テロは、治安警察が厳戒態勢を敷いていた最中に起きただけに、暴徒化との関連性も視野に捜査が進むとみられる。
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/
20060712k0000e030029000c.html
お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りいたします。。。
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