W杯第19日・決勝トーナメント1回戦(27日=日本時間28日、ドイツ・ドルトムント)前回王者で優勝候補筆頭のブラジル代表が、エースFWロナウド(29)=Rマドリード=の得点などで初出場のガーナ代表に3−0で勝ち、準々決勝進出を決めた。W杯通算得点でゲルト・ミュラー(当時西ドイツ)と並んでいたロナウドは、新記録の15ゴール目となる先制弾でチームに勝利をもたらした。1次リーグF組で日本代表などと3戦し全勝で突破した王国が、最多を更新する6度目の優勝へ向けて着実に歩みを進めた。
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歴史を塗り替えた。ロナウドだ。前半5分、MFカカ(ACミラン)のスルーパスに抜け出すと、得意のまたぎフェイントでGKをかわし、右足アウトサイドで無人のゴールにボールを流し込んだ。17歳でメンバー入りした94年米国大会から4大会で通算15得点。歴代記録を32年ぶりに更新し、前記録保持者のミュラーが生まれたドイツで新たな伝説を作った。
「自分の記録は一番の目標ではない。チームが優勝することの方が大事なんだ。もちろん、記録は塗り替えたいけど、やっぱりチームが勝つことが重要なんだ」。大会を通してチームの勝利優先を強調してきたロナウド。これまでの試合でチャンスメークに徹するときもあった。でも、ここ一番のチャンスは逃さない。決定力の高さがいまだに世界トップクラスであることを証明した。
太りすぎと指摘され、各国マスコミの標的となった。1次リーグ初戦・クロアチア戦では鈍い動きに終始し、「妊婦」などと批判された。が、パレイラ監督は22日の日本戦で主将DFカフー(ACミラン)やFWアドリアーノ(インターミラノ)ら主力選手を温存する一方で、ロナウドを「調子を取り戻すチャンス」と起用し、ロナウドは期待に応えて2得点。日本戦で得た勢いでガーナのゴールを割った。
この日は日本戦で温存したメンバーを復活させ、ベストメンバーで臨んだ。豪華な顔ぶれの中で輝いたのは、ロナウド、カカ、アドリアーノ、ロナウジーニョ(バルセロナ)の『カルテット・マジコ』(魔法の4人)だった。前半ロスタイムにはカカが起点のボールをアドリアーノが決めて2点目。さらに、後半39分には3点目を挙げて、貫禄の圧勝だ。
ロナウドを軸とするスター選手の活躍で4大会連続の準々決勝進出を果たしたカナリア軍団。最多6度目の優勝へ、死角は見当たらない。
■データBOX
ブラジル代表FWロナウドがゴールしW杯通算15得点。22日(日本時間23日)の日本戦で2ゴールし、通算14得点でミュラーの最多記録と並んでいた。ブラジル代表DFカフーのW杯通算出場が19試合となり、同国新記録を樹立。2位はドゥンガとタファレルの18試合。また、ブラジルは前回大会からの最多連勝記録を11に伸ばした。
■ブラジル1次リーグVTR
1次リーグF組初戦のクロアチア戦は相手の守備的なプレーに苦しみ、FWロナウドも動きが鈍く、MFカカの決勝弾で1−0辛勝。続く豪州戦も守備重視の相手に苦戦を強いられたが、FWアドリアーノらのゴールで2−0勝利し、1次リーグ突破を決めた。日本戦はメンバー5人を入れ替えて臨み、FW玉田のゴールで先制点を取られるも、ロナウドの2発などで4−1逆転勝利。1次リーグ3戦全勝は、ブラジル、ドイツ、ポルトガル、スペインの4チーム。
★アフリカ勢消える
アフリカ勢最後の生き残りだったガーナ代表は、ブラジルに返り討ちにされた。前半から最終ラインを高めに保って、積極的に攻めるサッカーを展開。頼みのMFエッシェン(チェルシー)を出場停止で欠きながらも、試合内容では王国を圧倒した。「スター選手はそろうが、いい時の強さはない」とドゥイコビッチ監督が豪語した通り豪快なサッカーを見せたが、ネットを揺らすことはできなかった。
http://www.sanspo.com/soccer/top/st200606/st2006062802.html
この試合、ボールの支配率、シュート数どちらもガーナが上回った。
シュート数はガーナ18、ブラジル11。しかし枠に行く確立が全然ブラジルが上。
この辺が王者の力なんだろうか。
ブラジル、次の相手は98年決勝で苦渋を飲まされたフランス。ブラジルはあの決勝以来、W杯で負けなし。
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