6回目の優勝を狙うブラジルは18日、ミュンヘンでオーストラリアと対戦し、後半4分にFWアドリアーノ(24)が先制弾、終了間際にはFWフレッジ(22)が追加点を奪って2―0で勝利。2連勝で勝ち点を6に伸ばし、10大会連続で1次リーグを突破した。試合後、カルロス・アルベルト・パレイラ監督(63)は22日の日本戦で主力数人を温存させることを示唆した。
余裕の発言だった。オーストラリア戦後の会見で、パレイラ監督は「勝ち抜きを決められてよかった。日本戦は選手の回復ぶりを見て、1人か2人を休ませて決勝トーナメント1回戦に備えるかもしれない」と明かした。温存されそうなのはベテランの守備陣。33歳のDFロベルト・カルロス、オーストラリア戦でイエローカードをもらった36歳のDFカフー、初戦のクロアチア戦で警告を受けた30歳のMFエメルソンらが有力だ。
両サイドバックのカフーとロベルト・カルロス、そして相手の攻撃の芽を摘むエメルソンはチームの要。代役候補のシシーニョ、ジウベルトはここまで出番はなく、実戦感覚が戻るか不安もある。主力温存なら日本にとって好材料だ。
さらに、16強入りを果たしたとはいえ、自慢の「マジック」が影を潜めたままなのが気がかりだ。エースのロナウドに切れが戻らない。前半37分にはカカーの浮き球のパスを受けたが空振りした。アドリアーノの先制点をアシストし「ゴールと同じ気持ちだよ」と笑顔も戻ったが、無得点のまま。ロナウドの母親は「息子は大会前に風邪をこじらせたらしく、本調子でないままドイツに向かった。恐らくどん底の状態」と打ち明けた。それでも、パレイラ監督はロナウドの先発起用は続ける方針。スピードのあるロビーニョらはベンチを温めそうだ。
DFルッシオが攻撃参加する場面が多く、オーストラリアのカウンターにも苦しんだ。リズムが出る前にパスの出どころを抑えられ破壊力は見られなかった。日本戦にはW杯10連勝が懸かるが、あくまで照準は決勝トーナメント。そのスキに日本がつけ込むことができれば奇跡につながる。
≪ロビーニョら軽め練習≫ブラジルは、オーストラリア戦から一夜明けた19日、ケルン郊外のグラウンドで軽めの練習を行った。ロナウジーニョらオーストラリア戦で先発した選手は姿を見せず、ロビーニョ、シシーニョら控え選手が参加して、フィジカル・トレーニングやミニゲームなど、軽めのメニューで汗を流した。
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2006/06/20/09.html
代役・坪井 速さでブラジル封じ
坪井が、王国ブラジルを封じる。崖っ縁の日本代表は19日、合宿地ボンで練習を再開した。2点差以上の勝利が条件となる22日のブラジル戦では、主将のDF宮本恒靖(29)が出場停止。緊急事態を救う代役を担えるのは、快速のDF坪井慶介(26)しかいない。ライン統率など「守備の司令塔」不在の守備陣を、快足でカバーする。また、MF中田英寿(29)はブラジル戦で2列目、FWに入るオプションを駆使してどん欲にゴールを狙う。
カナリア軍団は坪井が止める。最終ラインを統率してきた宮本が通算2度目の警告を受け、ブラジル戦は出場停止となった。その穴を埋める代役の一番手が坪井だ。日本の防波堤は、世界に誇る快足DFに託される。
ここまで日本代表は宮本を中心にライン統率を熟成させてきた。的確なラインコントロールは、体格に勝る外国人FWを抑え込むには欠かせないものだった。坪井には、宮本ほどの戦術眼や経験はない。だが、不測の事態。リーダーシップを発揮するしかない。坪井には、宮本にはない100メートルを11秒台前半で走れるスピードがある。いかに組織が重要でも最後の局面は1対1がものをいう。坪井の強みはそこだ。
2点差以上の勝利が必要な一戦。システムは攻撃的な4―4―2が有力となる。本来は3バックの一角を担う坪井だが、4バックへの対応も心配はない。03年10月11日のルーマニア戦(1―1)では中沢と、昨年10月12日のウクライナ戦(0―1)では茂庭と、センターバックを組んで4バックもこなし、欧州の強豪と互角に渡り合った。
初めてW杯のピッチに立ったオーストラリア戦には魔物が潜んでいた。後半8分に両足の太腿を3カ所もつるアクシデントに襲われ、無念の途中退場。しかも自身の去ったピッチで3失点を喫した。それまで相手のエースFWビドゥカを封じていただけに「悔いは残りますよ」とリベンジを誓っている。クロアチア戦では先発から外したジーコ監督も「(オーストラリア戦は)あれほどいい出来だったので(負傷は)誤算だった」と話し、信頼感を示している。
19日の練習では、浦和のチームメート小野と2人1組でボール回しして体をほぐすなど、リラックスした雰囲気の中にも、大一番に向けた緊張感を漂わせていた。
ロナウド、アドリアーノにロナウジーニョ。敵は間違いなく世界最強の破壊力を誇る。坪井は「世界的にはブラジルが勝つと思われているけど次も勝つために戦う」と言った。王国ブラジルにひと泡吹かせてみせる。
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2006/06/20/06.html
パレイラ監督の主力温存発言を聞いたとき、ロナウドの代わりにロビーニョあたりが出てくるほうが厄介だと思っていましたが、でぶっちょロナウド君が登場です。これは朗報。坪井が止めてくれるはず。今度は足がつらないようにね。
なおキャプテンは中澤が勤めるようです。
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