司令塔はもがき苦しんだ。4―4―2の2列目右サイドに入った中村は、猛暑のため、パスを受けてもスピードが上がらない。得意のセットプレーも不発。「今は次につながったと考えるしかない。最後の15分は(小笠原)満男と前線に残り、いいパスを出そうと思ったけどだめだった」。最後までプレーしたが、精彩を欠いた。
初戦のオーストラリア戦で右太腿を打撲し、左足親指のつめも割れて半分はがれた状態。風邪で39度近い発熱もあった。本人は体調のことを聞かれても無言だったが、川淵キャプテンは「欠場してもおかしくなかった。先発を外さなかったジーコのメッセージを理解して頑張った」と称えた。
まだ決勝トーナメント進出の可能性は残っている。22日に対戦するブラジルとは、ちょうど1年前のコンフェデ杯で対戦し、1得点1アシストをマーク。2―2の引き分けの立役者になった。しかし「それは終わったこと」と話した中村は「今は切り替えるしかない。勝ち点3を取りにいく」と、疲労の残る表情をさらに厳しくした。
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2006/06/19/03.html
<サッカー日本代表>シュートに迷いが…柳沢
そのプレーを見たすべての人々がため息をついたに違いない。後半6分、柳沢がゴール前の左でフリーになり、シュートを放った場面。ゴール右隅を狙い、右足甲の外側で変化させた球はむなしくも右にそれた。なぜ素直に打てなかったのか。柳沢は「インサイドでけっていれば、入っていたかもしれない」と判断ミスを悔やんだ。
柳沢は「シュートの意識とか、FWは強引でないといけないとか、僕とは考え方がちょっと違う部分がある」と話したことがある。シュートを打つだけがFWの仕事ではないという美学。ただ、「得点に結びつかなければ評価されない」と自ら認識しているように、FWとして絶対決めなければいけない場面はある。
柳沢は「得点は最初から狙ってる。最後まであきらめずに狙っていきたい」と話した。自己犠牲をいとわない柳沢のプレーは日本代表にとって必要な要素。しかし、ことシュートに限れば、まだ迷いがあるように見える。
http://sports.yahoo.co.jp/
hl?c=sports&d=20060619&a=20060619-00000026-mai-spo
長くなるので、ここで切ります。
■川口能活(ジュビロ磐田)
「無意識に左に飛んでいた」
(PKは)前の日にビデオで見ていたんだけど、まったく忘れていて、最初は右に飛ぼうと思っていた。だけど、「ちょっと待て、ここは逆かな」という読みがあった。気がついたら無意識に(左に)飛んでいた。あそこで取られていたら厳しい状況になっていたと思う。何とか持ちこたえて流れを引き寄せたと思ったが、点が入らなかった。次に望みがあるので、可能性がある限り全力でやるしかない。
(加地からのバックパスが跳ねたときは)あれはあり得ない。完全に普通のバックパス。前線を見て「動け」と指示を出して、トラップしようとした瞬間に跳ねた。あの後、同じようなボールがきたときは、きちんとボールを見てトラップした。
後半は両方とも疲れていたし、こっちにもチャンスがあったのに決められなかったのは残念。
■中田英寿(ボルトン)
「勝てるチャンスは十分あった」
(暑い中での試合が2試合続いたが)天候は同じ条件でやるわけで、それについてはあまり話したくはない。
試合については、前半は日本のリズムでボールを回せたと思うが、ある程度崩せた中でチャンスにきちんと決めることができなかった。後半は逆に相手のペースになって、日本が回すというより回させられていた。そこから速攻を使われていた。後半、リズムの緩急をつけられず、相手を崩せなかったのは非常に残念だった。
正直、勝てるチャンスは十分あったと思う。(結果は)大きなマイナスだと思っている。
試合開始からロングシュートを狙っていこうという気持ちがあって、ある程度打っていった。だけど、ロングシュートを打った後に(今度は)真ん中から細かいパスをつないでサイドを使うということがチームとしてできなかったのが残念。
個人としては、もう少し前に出た方がいいのか、引いて守った方がいいのか判断が難しく、少し悔いが残っている。
(ブラジル戦は)勝つことでしか次のステージ(決勝トーナメント)に進めないので、どう戦うかではなく、勝つことしか考えていない。
■宮本恒靖(ガンバ大阪)
「ブラジルに勝つための準備をするだけ」
得点チャンスはあったし、勝てれば一番良かったけれど……。ピッチ上の体感温度は、オーストラリア戦の方が暑かった。(守備については)真ん中に人をかけることを、徹底してやれていたと思う。
(前半ミスが多かったが)つなぐところと簡単にすればいいところの判断ミスだったと思う。
(PKのシーンは)芝生でちょっと止まったような感じで、前にアレックス(三都主)がいて、そこの間でワンバウンドしてしまって……。でもそこでPKになって能活(川口)が止めてくれたので、助かった。
前半はパスが回っていたし、後半もクロアチアの足が止まっていたので、勝てるかなという思いもあった。(引き分けという結果は)次のオーストラリアの試合(ブラジル戦)にもよるが、サッカーは何があるか分からない。自分たちはブラジルに勝つための準備をするだけ。(次の試合は出場停止だが)仕方のないことなので、自分にできることをやりたい。
(序盤はかなりラインを高くしていたが)前から追いかけようという意図はあった。(途中から変えたのは)徐々に押し込まれたから。
■福西崇史(ジュビロ磐田)
「パスの出しどころがなかった」
中盤で回せるところはどんどん回していきたかった。(向こうがきっちり守っていたので)前はパスの出しどころがなかった。後ろのラインと守備に関しては、バランスを崩さずにできたと思う。
■玉田圭司(名古屋グランパスエイト)
「ブラジルに勝つことだけを考えてやる」
(相手が)でかいから、サイドからボールを放り込んでも難しいし、ドリブルでつっかけていった方がチャンスになると思った。(勝ち点1について)まだ次につながるし、とりあえずブラジルに勝つことだけを考えてやるしかない。(ワールドカップに初出場して)あまり特別なものという感じはなかった。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/
soccer/japan/kaiken/200606/at00009551.html
■中村俊輔(セルティック)
「ブラジル戦はやりがいがある」
クロアチアも勝てた試合だと思っていると思う。打ち合いみたいになって、自分も加地のサイドで(マークを受けずに)宙ぶらりんの位置からボールを受けて、起点になっていた。最後の15分間は打ち合いになるから、自分も満男(小笠原)もそこで決定的なパスを出そうと思っていた。
自分が(玉田との)ワンツーをミスしたけれど、玉田が入ってきて良くなった。誰かの一番いいところを出して、それに次の人が連動していけば、絶対に崩せるんだけれど、そこまでいかなかった。ずば抜けた選手がいるわけではないから、そういうプレーをしないといけない。今日は、1つが良くても2つ目(のプレー)がダメとか、2つできても3つ目がダメというのが、すごく多かった。
FWがくさびで受けて、後ろから(相手が)来て、そこでかっさらわれてしまった。FWが苦しいのは分かるけれど、その(ボールを取られた)時点で中盤を越されてしまっている。そういうところは、体力的、精神的な負担になる。ただ、思ったより向こうも動けなくなっていたから、行けるかなという思いはあった。
欲を言えば(勝ち点)3を取りたかった。クロアチアもそうだと思うけど。今はもう、次につながったと切り替えて考えるしかない。(次の相手が)ブラジルだからどうこうというのではなく、気持ちで行きたい。(ブラジル戦は)いろいろな意味でやりがいがある。
■三都主アレサンドロ(浦和レッズ)
「決めるところを決められなかったのは残念」
今日はとにかく思い切りやるだけだった。点を取られないように、運動量を多くして、マークも集中してやった。もちろん、決めるところを決められなかったのは残念。この試合は勝ちたかったし、勝ってもおかしくなかった。日本はこれ以上失うものはなかった。
(守備については)バランスが大事。誰が前に出るかにもよるが、チャンスがあれば(自分が)前に出てFWにいいパスを出そうと思った。
今日は暑かったし、後半厳しい展開もあったが、みんなあきらめずに体を張っていた。全体的には良かった。あとは点を決めるだけ。勝ち点1を取れたことは、ある程度は良かったと思う。まだ可能性もある。
■稲本潤一(WBA)
「希望が持てる結果だと思う」
クロアチアの後半の攻撃はカウンター気味で、シュートもそんなに怖くなかったし、センタリングやシュートなどへのプレッシャーもできていた。あとはイージーミスでボールを奪われることが多くてピンチになることがあった。そこの部分は集中力が欠けていたと思う。
(前半ベンチで見ていて)向こうは球際が強かったし、組織として縦へのプレッシャーを掛けにきていたので、そこでしっかりボールをキープすることを考えていた。だけど、アレックス(三都主)らがサイドを崩してシュートまでいけていたし、カウンターもケアできていたと思う。
最低限、勝ち点1を取れたのは良かったし、最終戦でブラジルに勝つことが条件だが、希望が持てる結果だと思う。
自分としてはあまりボールに触るチャンスもなく、走ってばかりだったけれど、ワールドカップの舞台に立てたのは良かったし、コンディション的にも悪くはなかったので、この調子を維持していきたいと思う。
■高原直泰(ハンブルガーSV)
「集中してやらないとブラジルにはやられてしまう」
オーストラリア戦もそうだったけど、ある程度ボールをつないでサイドチェンジをしたりすると(スペースが)できてくるので、そこを突くようなプレーを90分間通してできるようにしないといけない。耐えなければならないところは耐えて、自分たちの時間帯を作り出していくようにしないといけない。
能活(川口)が相手のPKを止めてくれたので、またチームとして盛り返して集中することができた。
(ビルドアップでのミスが見られたが)ボールが走らないので、ちょっとやりにくかった。下が濡れていないので、芝とボールが絡んだりしてミスになってしまうことがあった。そういうところを集中してやらないと、次の相手のブラジルにはやられてしまうと思う。
(システムの変更で戸惑うことは)なかった。4バックでも3バックでも自分たちが目指すサッカーは同じ。
■田嶋幸三(日本サッカー協会技術委員長)
「可能性がなくなったわけではない」
勝ちたかった試合だったが、PKを防いだし、チャンスも向こうの方が多かった。勝ち点1を取ったことで、可能性がなくなったわけではない。まだまだ日本のサッカーができているわけではないが、ボールを大事にするプレーは、前の試合よりもできていたと思う。選手たちはよく頑張ってくれた。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/
soccer/japan/kaiken/200606/at00009552.html
選手批判やジーコバッシングは、ブラジル戦終了まで封印します。反省はどんな試合でも必要ですが、声援を送る気持ちを萎えさせては本末転倒。
何をどう足掻いても、このチームを応援する以外手はない。
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