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2006年05月25日

Office 2007 日本語版β2を公開

マイクロソフト、次期Officeのβ2を提供開始

 マイクロソフト株式会社は24日、次期Officeスイート「2007 Microsoft Office system」(以下、Office 2007)の日本語版β2を公開した。同社のOfficeプレビューサイトよりダウンロードできる。対応OSはWindows XP(SP2)/Server 2003。なお、評価目的の試用版であるため、同社は業務作業には使用しないよう注意を促している。試用期限は2007年2月1日まで。

 ダウンロードの流れは、まず、プレビューサイトの「Try it!」と記されたボタンをクリックし、β版入手ページへ移動。ここでダウンロードを選択すると言語選択画面になるので、使用言語を選択し、同社の.NET Passportのアカウントでサインインする。アカウントを持っていない場合も、新規登録が可能。

 サインインしたのち、氏名、メールアドレスなどを入力し、アンケートに回答すると、ダウンロード製品の選択画面へと移動する。メールアドレスを入力し、言語を選択すると、Office 2007の各製品が表示される。ダウンロードしたい製品のチェックボックスにチェックして「次へ」を押すと、製品のダウンロードへのリンクとプロダクトキーが表示される。

 主な流れは上記の通りで多くのステップが必要だが、すべて日本語ページとなっており、特に戸惑うところはないだろう。提供されるファイルは個人向けなどはインストーラ(EXEファイル)だが、サーバー向け製品はISOイメージでの提供となる。さらに、CDまたはDVDによるキットも実費提供され、価格は1,575円。6月中旬以降から発送される。

 Office 2007では、インターフェイスを大きく刷新。「コマンドタブ」と呼ばれるメニューから明確に操作を行なえるようになったほか、選択したオブジェクトによって次に操作するアイコンが切り替わり、より目的指向となった。また、プレビュー機能も進化し、フォントやデザイン、レイアウトの選択でマウスポインタをアイテムの上に置くと、そのアイテム選択後のプレビューが表示され好みの仕上がりを確認でき、アイテム選択を繰り返す必要がなくなった。

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0524/ms.htm

正式版はWindows Vistaと同時発売の予定なので、来年までお預けですね。

ダウンロードは


http://www.microsoft.com/
japan/office/preview/beta/getthebeta.mspx


から誰でも出来ますが、
本当にダウンロードしてみたい方は
続きの記事をご一読下さい。

長いです。。。




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Office 2007の互換性問題を検証――理解しておくべきマクロやアドインへの影響

Office 2007における変更は、旧バージョン用に作成されたマクロなどのアプリケーションコードに影響する可能性がある。Office 2007の導入に際しては、問題の発生を極力抑えられるように、変更内容を確認して対策を立てておく必要がある。

 Office 2007における変更は、Officeのこれまでのバージョン用に作成されたマクロやそのほかのアプリケーションコードに影響を及ぼす可能性がある。Office用のプログラミングインタフェースを使用してカスタムコードを作成し、Officeアプリケーションで頻繁に実行する作業を自動化したり、CRM(Customer Relationship Management)システムなどのエンタープライズアプリケーションとの連係を実現しているケースは多い。このような既存のコードのほとんどは、変更なしにOffice 2007でも利用できる見込みだが、展開(デプロイ)やコードの変更が必要になる場面も出てくるだろう。Office 2007の導入を考えている場合は、あらかじめ問題の発生を極力抑えられるように、変更内容を確認し、対策を立てておくことをお勧めする。

マクロや拡張機能のサポートは継続

 Office 2007は、ユーザーや開発者がカスタムコードを使ってOfficeを拡張する際に、これまで使用してきたテクノロジーのすべてをサポートする。

 最も重要な点は、Office 2007でも既存のOfficeドキュメントやテンプレートに埋め込まれているマクロを実行できることだ。プログラミング言語のVisual Basic for Applications(VBA)やマクロ用の開発環境も引き続き提供されるほか、OutlookやWordなどのアプリケーションでマクロによる機能の実行やイベントのトラップを実現するCOM API(オブジェクトモデルと呼ばれる)のサポートも継続される。VBAはOffice 2007の64ビット版には移植されないが、32ビット版はVBAをサポートし、64ビットプロセッサでも実行できる。

 マクロは広く使われているため、マクロの下位互換性の確保は必須だ。マクロは、キーストロークを保存して、頻繁に実行するコマンドシーケンスを自動化したものだ。また、マクロを使ってOfficeとエンタープライズアプリケーションとの連携を実現する場合もある。例えば、Outlookの電子メールから自動的に顧客データを抽出したり、CRMシステムで関連情報を検索したり、ERP(Enterprise Resource Planning)システムから抽出したデータを基にExcelのシートを生成するといった使い方がある。

 Office 2007はほかにも、Officeの拡張に使われる次の既存のテクノロジーをサポートする。

COMアドイン メニューなどのユーザーインタフェースを追加してOfficeを拡張するためのコードライブラリ。
スマートタグ Officeアプリケーションに埋め込まれているデータ(顧客番号など)を認識し、ユーザーに操作メニュー(CRMシステムの顧客レコードの検索など)を提示するソフトウェアコンポーネント。
作業ウィンドウ Officeアプリケーション内に表示されるウィンドウで、カスタムフォームなどアプリケーション固有の機能を提供し、標準のメニューを補完する。
ActiveXコントロール 予定表の日付選択コントロールなど、ドキュメントに埋め込むことができるグラフィカルな機能。
 ただしOffice 2007では、ユーザーインタフェースやセキュリティなどの機能が変更されているため、Office 2007にマクロなどのカスタムの機能を移行するには調整が必要になる可能性がある。

UI変更で拡張機能のアクセスに影響

 Office 2007のユーザーインタフェースの変更により、既存のマクロが隠されてしまう可能性がある。

 解説すると、Office 2007ではメニューやツールバーといったこれまでのOfficeの基本的なユーザーインタフェース要素のほとんどが、コマンドボタンを配したタブ型のリボンと呼ばれるインタフェースに置き換えられる。このため、拡張により作成されたカスタムのメニューやツールバーをこれまでのように配置することはできず、このような拡張機能は“アドイン”タブ上に置かれることになる

 その結果、Office 2007に移行した場合は、既存の拡張機能の動作自体は問題ないとしても、アクセスできずに右往左往することも考えられる。

 ただし、変更の影響をある程度回避する手段は用意されている。その中で一番大きいのは、Office 2003のショートカットキーとメニューアクセラレータ(Altキーを押しながら特定のキーを押すことで、メニューコマンドを実行できるキーシーケンス)が維持されていることだ。Office 2007のβ1ビルドはメニューアクセラレータに対応していなかったが、最終版ではサポートされる予定だ。したがって、キーボードから実行するマクロやその他の拡張機能は、Office 2007でも変更せずに使えるだろう。またOffice 2007には、アプリケーションウィンドウに常駐できるクイックアクセスツールバーが用意されており、マクロや拡張機能も含めて、頻繁に使用するコマンドのボタンをここに配置しておくことができる。

 既存の拡張をより目に付く場所に配置するには、既存のコードを組み込んだOffice 2007 RibbonX拡張を作成する必要がある。RibbonX拡張を使えば、コマンドを直接Office 2007のリボンインタフェースまたはファイルメニューに組み込み、マクロをなどの既存の拡張コードを呼び出すことができる。ただし、RibbonX拡張の設計ツールは、Office 2007と同時にはリリースされず、Visual Studio Tools for Officeの次期バージョン(コード名:VSTOv3)で提供される見込みだ。VSTOv3のリリースは、Visual Studioの次期メジャーリリースに合わせて、2007年後半になる予定である。

セキュリティ強化がコード実行に影響

 Office 2007でもこれまでと同様にコードを実行できるため、マクロウイルスなど不正なコードによる攻撃を受けやすい。ただし、セキュリティ強化策がいくつか施されており、このために既存のOffice拡張が影響を受ける可能性がある。

既定のファイル形式ではマクロを排除

 Office 2007の既定のファイル形式で保存したドキュメントには、マクロを保存できない。これは、Officeドキュメントを介して運ばれるマクロウイルスの被害を防ぐうえでは有効だが、ドキュメントに保存して配布されている既存の正規のマクロへの影響が考えられる。

 ただし、いくつかの抜け道はある。

別のファイル形式

 Office 2007では、旧版のファイル形式でもドキュメントの読み込み、作成、保存が可能で、この場合はマクロがドキュメントに保存される。また、マクロを保存できるOffice 2007形式も用意されている。Office 2007の既定ではマクロ対応のファイル形式は使われないが、ユーザーがマクロ対応形式を指定したり、管理者がグループポリシーを使ってマクロ対応形式を既定の形式に設定することができる。

テンプレートおよびアドイン

 Wordの既定のテンプレートnormal.dotなど、Officeドキュメントのテンプレートに保存されているマクロは、Office 2007でも実行できる。また、アプリケーションとしてコンピュータにインストールされている他の拡張機能(COMアドインなど)も実行できる。したがって、テンプレートファイルにマクロを保存するか、その他の拡張機能をコンピュータにインストールすることで、Office 2007の既定のファイル形式による制限は回避できる。

Excelのコードセキュリティも強化

 Office 2003と同様に、Office 2007でも既定では署名されていないコードのほとんどは無効にされる。この場合は通常、ドキュメント警告バー(Document Alert Bar)という新しいインタフェースが表示され、ユーザーが実行するマクロを指定できる。この警告バーからは、Office 2007のセキュリティセンター(アプリケーションのセキュリティ設定を管理するためのダイアログボックス)にアクセスすることも可能だ。

 Excel 2007はExcel 2003に比べて、コードのセキュリティが強化されていることに注意が必要だ。以前のバージョンでは、ドキュメントにマクロが含まれていた場合、確認メッセージが表示されユーザーがマクロを実行するかどうかを指定できたが、Excel 2007ではドキュメントに含まれるすべてのマクロが無効になるほか、ActiveXコントロールも無効になる。これは、Office 2007のほかのアプリケーションの既定の動作(コードをブロックし、ドキュメント警告バーを表示)に合わせた動作だ。

 この結果、既存のExcelのマクロやActiveXコントロールを使ったソリューションの中には、旧版のExcel使用時に比べて余計に操作が必要になり、ユーザーのフラストレーションにつながることも考えられる。ただし、コードに署名をするか、グループポリシーを利用して特定のグループやユーザーに対してはExcel 2007のコードセキュリティを無効にすることで、この問題は回避できる。

 一般的には、エンドユーザーによるセキュリティセンターの設定ではなく、グループポリシーを使用してOffice 2007のセキュリティ設定を調整する方がよいだろう。グループポリシーであれば、一元管理が可能なうえ、どのドキュメントやコードが信頼できるかといった難しい判断をエンドユーザーに強いる必要がない。

オブジェクトモデルや開発機能の変更

 Office 2007では、既存のCOM API(オブジェクトモデル)のほとんどが継承されている。COM APIは、マクロや他の拡張機能から、たとえばWordでの段落の挿入やExcelグラフへのデータの読み込みといったアプリケーションの機能を使用できるようにするものだ。ただし、一部のオブジェクトモデルは変更されており、このためにカスタムの拡張機能が正常に機能しなくなることも考えられる。また、開発者にとって便利な機能のいくつかも削除されている。特に大きな変更点は次のとおりである。

グラフ機能

 Excel 2007のグラフ機能のオブジェクトモデルにおける変更により、Excelのグラフを自動的に作成する拡張機能の中には影響を受けるものもあるだろう。また、WordおよびPowerPoint 2007の埋め込みグラフはMicrosoft GraphではなくExcelのグラフになり、これらはMicrosoft Graphオブジェクトモデルをサポートしない。このため、ユーザーが挿入したグラフを操作するWordやPowerPointの拡張機能は、エラーになる可能性がある。Microsoft Graphオブジェクトモデル自体は引き続き利用可能で、WordおよびPowerPoint 2007のドキュメントにMicrosoft Graphグラフを挿入することはできる。ただし、Office 2007アプリケーションを使用して挿入したグラフは、Excelグラフオブジェクトモデルを使用するため、Microsoftでは可能な限りGraphオブジェクトモデルをコードから排除するよう勧めている。

Excelの統計およびエンジニアリング機能

 Excel 2007には、これまで分析ツールアドインの一部として提供されていた統計機能およびエンジニアリング機能が組み込まれる。これに伴い、Excelオブジェクトモデルにおける配置が変更されているため、これらの機能を呼び出す拡張機能のコードは新しい配置に合わせて書き直す必要がある。

Webコントロールおよびデザイン機能の削除

 Office 2007には、Internet Explorerでのデータアクセス、スプレッドシート、グラフ、ピボットテーブル分析をサポートするActiveXコントロール“Office Webコンポーネント”が含まれない。したがって、このコントロールを使用する既存のWebページは、Office 2007システムでは機能しない。ただし、Microsoftは当該コントロールの提供はしているので、ユーザーまたは管理者が必要なコントロールを別途ダウンロードおよびインストールすれば、Office 2007システムでも利用可能になる。また、このコントロールを必要とするWebページデザイン機能も、Office 2007では削除されている。これには、Excelの“名前を付けて保存”ダイアログボックスでWebページ形式を選択した場合に表示される“対話機能を追加する”オプションや、Accessのデータアクセスページデザイン機能が含まれる。

 また、Outlook 2007でもオブジェクトモデルが拡張されるため、Outlookの既存の拡張機能を更新したり、新たに作成する場合は、事前に内容を確認することをお勧めする。Outlook 2007のオブジェクトモデルでは、多くのOutlook拡張APIを使用する必要がなくなる。

コードやポリシーの見直しは必須

 総括して、Office 2007のアプリケーション開発関連機能は、変更よりも保持される方向にある。しかし、Office 2007の購入やITソリューションのコンポーネントとしての導入を検討している場合は、あらかじめ主な変更に伴う対応を考えておく必要がある。

開発者

 開発者は、マクロ、COMアドインなどの拡張機能のユーザーインタフェースを検証し、Office 2007に問題なく移行できるかを確認する必要がある。また、Office 2007のβリリースに含まれている“削除された機能”についてのドキュメントを参照して、既存の拡張機能を見直すことも必要だろう。グラフや数理解析、統計分析関連の拡張については、グラフやExcelのオブジェクトモデルの変更による影響が考えられるため、特に注意が必要だ。

管理者

 管理者は、社内で使用されている拡張機能とその展開(デプロイ)状態をまとめておく必要がある。ExcelのマクロとActiveXコントロール、およびOfficeドキュメントを介して配布されるマクロは、Office 2007の既定のセキュリティ設定とファイル形式による影響を受けるため、特に注意が必要だ。Microsoftは、社内ネットワーク上のOfficeのマクロやその他の拡張機能を検出するためのスキャンツール(Office Migration Planning Manager)の提供を予定しているが、既存のソフトウェア配布製品(Systems Management Serverなど)を活用することも大切だ。

http://www.itmedia.co.jp/enterprise/
articles/0605/01/news010.html






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