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2006年04月25日

戸塚ヨットスクールを支援する会の会長は。。。

戸塚受刑者、ヨットスクール復帰へ

 スパルタ式ヨット訓練で、訓練生が死亡するなどした戸塚ヨットスクール事件で、傷害致死罪などに問われ懲役6年の実刑判決を受けた校長の戸塚宏受刑者(65)が服役中の静岡刑務所を29日に出所し、スクールの指導に復帰する意向であることが25日、分かった。

 「戸塚ヨットスクールを支援する会」中部事務局(愛知県春日井市)によると、戸塚受刑者は面会に訪れた家族に「指導に復帰し、若者の教育に尽力したい」と話しているという。出所後に静岡市内で記者会見する予定。

 事件は1980年から83年にかけ発生。愛知県美浜町の同スクールの訓練で訓練生2人が死亡、2人が行方不明になるなどした。

 戸塚受刑者は二審の名古屋高裁で97年、懲役6年の実刑判決を言い渡され、2002年に確定した。

 同スクールには現在、中高生ら8人の訓練生が在籍している。

http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20060425002.html

このニュースを見て、事件を思い出しました。


戸塚ヨットスクール事件

1983年(昭和58年)6月13日、愛知県知多郡美浜町の戸塚ヨットスクールの戸塚宏校長(当時42歳)ら関係者が逮捕された。直接の容疑は、前年の1982年(昭和57年)12月12日に、訓練生である藤沢市の鵠沼(くげぬま)中学1年の小川直人(13歳)をヨット上で角材などで殴り、死亡させた傷害致死である。死因は外傷性ショック死だった。

それ以前には次のような死亡及び行方不明事件があった。

1979年(昭和54年)2月、少年(13歳)が死亡(病死として不起訴)。1980年(昭和55年)11月、古川幸嗣(21歳)が死亡。1982年(昭和57年)8月、奄美大島での合宿の帰りにフェリーから水谷真(当時15歳)と杉浦秀一(当時15歳)が太平洋に飛び込んで行方不明。

1965年(昭和40年)、戸塚宏が名古屋大学工学部機械科を卒業。

1975年(昭和50年)7月19日〜1976年(昭和51年)1月18日の沖縄海洋博覧会記念の「太平洋単独横断ヨットレース」に参加し、驚異的な記録を達成して優勝、一躍有名になる。

1977年(昭和52年)12月、戸塚ヨットスクールを愛知県美浜町に開校した。家庭内暴力や登校拒否などの、いわゆる情緒障害児を集・生活とヨット訓練によって矯・、治療する目的であった。当時、登校拒否の生徒、児童は全国で4万数千人と言われ、校内、家庭内暴力、非行なども急速に増加していた。これらの子どもの親たちは自分の子どもに手を焼き、学校、各種相談所、警察、病院などを訪ね歩いた末、万策つきて、戸塚ヨットスクールにやってきた。

戸塚ヨットスクールでは、子どもを預かると、まず、問答無用で頭を丸刈りにした。寮生活や訓練は規律第一で、違反すれば厳しい・罰が加えられる過酷なものだった。ヨットレースで生死を分ける過酷な経験を生かした過酷な指導方法で臨んだところ、情緒障害児の訓練生にその治療効果が認められたため、各界の注目を集めた。

1978年(昭和53年)から、戸塚が考案した「かざぐるま号」という転覆しやすいヨットを使用したヨット療法を本格化していった。上之郷利昭の著書『スパルタの海 甦る子供たち』(東京新聞出版局/1982)というルポルタージュでも大きな反響を呼び、広く知られるようになった。

だが、訓練中に訓練生3人が死亡したのも事実であった。

裁判の最大の争点は、戸塚ヨットスクールのやり方を教育と見るか暴力と見るかだった。戸塚校長の逮捕から2日後、戸塚ヨットスクールは訓練を再開したが、入校希望者は減らず、退寮者も少なくなかった。

1992年(平成4年)7月27日、名古屋地裁は、戸塚宏校長に懲役3年・執行猶予3年、他の9人の被告には懲役1年6ヶ月〜2年6ヶ月・執行猶予2〜3年という判決を下した。

当日の『読売新聞』の夕刊の見出しには、<軽い判決、遺族複雑><「目的理解」に泣き声も><寛大判決、広がる波紋><遺族、被告双方に割り切れなさ>などの言葉が並んだ。

判決は阻却されるものではないと認めながらも、「多くは治療、矯・のため、あるいは合宿生活の秩序維持のための・罰と認められ、目的の・当性はほぼ肯定できる」と述べた。だが、事実認定は、検察側の起訴事実に沿ったもので、「・罰は教育、懲罰とは結びつかない異質な過酷なもの」と断罪した。

量刑理由で、被告に有利な点として、傷害致死事件は不幸な結果であったこと、行き過ぎを認め反省していることを挙げている。さらに、実刑も考えられたが、戸塚校長の勾留期間はすでに1100日(3年1ヶ月)を越えていること、再開したスクールでは・罰は行われていないし、再発の恐れもないので、実刑の意味は失われたとしている。

8月14日付の『朝日新聞』には、精神障害の息子をもつ60歳の教員の次のような投書が載った。

<戸塚ヨットスクールを頼った大半の人々も私どもと同様に感謝こそすれ、恨む気持ちは毛頭ないのではないかと思う。事故は残念だったが、国に私どもを救済する手だてがない限り戸塚ヨットのような存在は必要だ>

検察側と起訴された15人のうち戸塚被告ら6人が控訴した。

1996年(平成8年)2月19日、名古屋地裁は訓練中に死亡した小川真人の母親が戸塚宏校長ら7人とスクール側に総額約4000万円の損害賠償を求めた訴訟で、暴行などの不法行為を認め、スクール側に総額約2942万円の支払いを命じた。

1997年(平成9年)3月12日、名古屋高裁は、1審判決を破棄し、戸塚宏に懲役6年の判決を下すなど4人を実刑とした。

2002年(平成14年)2月25日、最高裁は名古屋高裁での2審の判決を支持し、被告の上告を棄却する判決を下した。戸塚宏に懲役6年、コーチだった可児煕允(かにひろみつ)に懲役3年6ヶ月、東秀一に懲役3年、山口孝道に懲役2年6ヶ月。即日、被告側が異議申し立て。

3月11日、最高裁は異議申し立てを退けるを決定を出した。

これで起訴された15人全員の有罪が確定し、一連の刑事裁判は終結した。

http://www.alpha-net.ne.jp/users2/knight9/totuka.htm

確かにzaraの記憶の中にも、上記のような事実が思い浮かぶ。
しかし、この戸塚ヨットスクールは戸塚宏受刑者が逮捕された以降も活動を続けている。しかもその活動を支援する「戸塚ヨットスクールを支援する会」なるものが存在する。更にその会長はあの石原慎太郎東京都知事であった。

以下、「戸塚ヨットスクールを支援する会」のHPから。。。




我々の手で教育改革を!


戸塚ヨットスクールは、その厳しい教育訓練のあり方、死亡事故の発生、歪曲された報道などのため、これまで様々な誤解と中傷に曝されて参りました。

しかしながら、同スクールが「大自然との闘いで精神を鍛える」という方法により五百余名の情緒障害児(登校拒否、非行、家庭内暴力、無気力など)を更生させ、心身の本当の健康状態を回復させることにも成功した事実には、教育と医学の両分野における画期的意義を見出すことができます。また、この事実を冷静に評価し分析する所から出発しなければ、戸塚ヨットスクール事件の真実も明らかにならないでしょう。

戸塚宏校長とコーチ達が3年余に及ぶ不当な弾圧をはねかえしてきたのも、同スクールの成果が、教育荒廃という名の文明病に病む日本にとって、かけがえのない価値を持つものであることを確信していたからに違いありません。

そうした認識に立つ時、「戸塚ヨットスクールを支援する会」は2つの目的を果たす必要があると思います。ひとつは、戸塚ヨットスクールの現実の運営を文字通り援助し、その存在基盤を確固たるものにすることです。よリ具・的には、入校生の紹介や成人スクール(健康増進のための短期合宿)への参加斡旋、寄付などです。

もうひとつの目的は、戸塚ヨットスクールがこれまで培ってきた間題児矯・の教育ノウハウに学び、そこから教育荒廃克服の道を切り拓いていくことにあります。

「戸塚ヨットスクール事件」が起きて以来すでに18年の歳月が流れていますが、当時も今も教育荒廃は何ひとつ改善されずにいます。鳴り物入りで発足した臨教審さえも教育荒廃の本質に迫った提言を成しえぬまま解散してしまった今、私達自身の手で真の教育改革を成し遂げることは、2l世紀に対する私達の責務であると信じます。

味覚の世界に「塩」というものがなかったなら、料理が味気なくなってしまうように、自己の深化を志向するある種のストイシズムを欠いた人生に人間の本当の喜びはないでしよう。これこそが今の教育に欠けているものです。そして、戸塚ヨットスクールが教えてれたものは、この「精神の塩」の価値にほからないのだと思います。

私は、この“支援する会”に呼応し、「我々の手で教育改革を!」という真摯の叫びが、日本全国で澎湃(ほうはい)として湧き上がって来んことを願ってやみません。



戸塚ヨットスクールを支援する会 会長  石原 慎太郎



http://totsuka-yacht.com/







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posted by zara at 21:53| Comment(8) | TrackBack(8) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
戸塚ヨットスクール
犬と一緒にしてはいけないのですが育て方の間違いだと思います。
犬は小さい時、飼い主に服従するように育てないと、つまり怒らないで、可愛がるだけで育てると、自分が一番と思うんですね。犬の年齢で一才、人で言えば約二十歳大人になってからその犬は人の言う事をきかなくて、すぐ咬む犬になるんです。
集団生活をする動物 人 犬 など、リーダーがしっかりしていて、教育をしっかりしないと大人になったときとんでもない事になります。
犬の場合そんな犬になったら、飼い主より下にして言う事を聞く犬にするため相当厳しくしなくてはいけません。犬の訓練士さんも相当大変といいます。
戸塚ヨットスクールに入っている人は幼いときの育て方が悪かったのではと考えています。大事にして怒らなかったんじゃないかな。
そうも言ってられないので、ヨットスクールがあるんでしようが、厳しい訓練でまともにするでしょうね。
小さい時の育て方で何とかなるのではと思います。
Posted by 奈々氏 at 2006年04月26日 00:16
奈々氏さん、コメントありがとうございます。
zaraも子供を育ててる身。
謹んで、お言葉をお受けします。

>厳しい訓練でまともにするでしょうね。

それで、死者まで出したわけですから。。。
もちろん戸塚校長は、刑事罰を受け罪は償ったわけですが
出所してすぐにまた校長に返り咲きじゃ、
なんとなく首を傾げますよね。
Posted by zara at 2006年04月26日 22:14

zaraさん

こんばんは。

うちは、必要に応じて子どもを叩きます。
それで、うまく育っているといえるかどうかは
わかりませんが。

うちの子育ては試行錯誤です。

クリック投票しておきました。
Posted by タツ at 2006年04月29日 19:15
タツさん、コメントありがとうございます。

体罰がいけないと言うわけではないです。
必要があれば仕方ないことです。
うちも叩きますよ。

でも、戸塚ヨットスクールは違う。
一体何人が犠牲になったか。。。
これは体罰とは次元が違う。
Posted by zara at 2006年04月29日 21:05
TBをありがとうございます。
御礼が遅くなりました。

 戸塚ヨットスクールの場合は、ふつうの子供とはちょっと違う子供たちが生徒となっていたようですね。だからといってもちろん命まで奪う権利はありませんけど。
 戸塚ヨットスクールが、「体罰は悪」のシンボルと化すのは、「体罰も時には必要派」にとっては困ったことです。 (^^;)
Posted by 素町人@思案橋 at 2006年05月08日 08:35
素町人@思案橋さん、お久しぶりです。
>「体罰は悪」のシンボルと化すのは
そうですね。戸塚ヨットスクールの影響で
体罰=悪いの図式がかえって強調されてしまいますね。
Posted by zara at 2006年05月08日 13:29
難しいですね・・・
そもそも「普通」の人間を教育する学校では無く「親はおろか、学校、各種相談所、警察、病院さえも矯正不可能」だった「問題児」を集め、教育するということが、いかに難しいことだろうと考えます。平凡な感性しか持たない私たちには、想像すらできない世界なのではないでしょうか。
また、誤解を恐れずに書くと、昨今の「体罰はいけない」という考えは、必ずしも生徒を思うためなどではなく、教師自身「責任」を問われるなどと真っ平御免だという「自己保身」のために受容しているに過ぎない場合が多いようにも思います。
もしも、すべての責任を取るだけの覚悟を持って本気で生徒の問題を解決すべく教育に当たっている教師であれば、必要であれば厳しい体罰も辞さないのでは?という風にも思います。
「戸塚ヨットスクールの存在の是非」は、このように、私にはとても答を見つけることはできないことですが、校長が、死亡事故をあまりにも軽く考えている様子が、どうにも納得が行かないのは事実です。
案外、私が想像するほど、高尚な考えを持って教育しているわけではないのかも知れないですね・・・
Posted by まんま at 2006年05月19日 20:25
まんまさん、コメントありがとうございます。

そうですね。難しい問題ですね。
ここのスクールに入れて、立ち直った子供もいるのは確かですし、
今でも、入所希望者は沢山いるようですね。

>教師自身「責任」を問われるなどと真っ平御免だという「自己保身」のために受容しているに過ぎない場合が多いようにも思います。

なるほど。。。
知り合いの教師に聞いたんですが、
テストの成績から通信簿をつけても
評価ががおかしいと学校に怒鳴り込んでくる親が実際にいるそうです。
「うちの子供がこんな点数な筈がない」って。

zaraが子供の頃とは、そういった環境も全然変わったんでしょうね。

>死亡事故をあまりにも軽く考えている様子が、どうにも納得が行かないのは事実です。

この記事を書いてから知ったんですが、刑事罰を受けると、10年間は教育には携われないそうで、この後スクール側はどういう風に対応するか興味があります。
Posted by zara at 2006年05月20日 18:09
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