北海道電力グループの北電興業(札幌)が札幌市内に建設し、耐震強度不足が問題になっている賃貸マンション2棟の構造計算を担当した同市内の2級建築士が、札幌市の調査に対し、同市内の他の5棟で耐震強度を偽装したと認めていることが6日、明らかになった。市はこのほか建物の耐震強度を低く見積もるなどした「偽装の疑い」がある物件は市内に28棟あると見ており、7日に調査状況を発表し、さらに調査する。
札幌市によると、この二級建築士は一九九六年から構造計算業務を開始。これまでに市内で七十九棟の構造計算を担当した。市が同建築士から事情を聴いたところ、三十三棟が「偽装の疑いがある」と判明。日本建築構造技術者協会北海道支部などに委託して再検査を進めたところ、このうち市が建築確認申請を受け付けた物件の中の五棟で構造計算書の偽造が判明。同建築士も偽造したことを認めたという。
今回の五棟には、北電興業が入居契約の解約を始めた札幌市中央区の賃貸マンション二棟は含まれていないが、東京の大手不動産会社や札幌の不動産販売会社の物件が含まれているという。
札幌市によると、昨年十一月、姉歯秀次元一級建築士による耐震偽装問題が発覚した後、強度不足などが疑われる市内の物件について情報提供があった。市は二月、国土交通省に対応を照会するとともに、耐震性が疑わしい物件の構造計算の検証に乗り出していた。
再計算の結果、地震などでの倒れ難さを示す「保有水平耐力指数」が、基準の一・○に対して○・八??○・九しかないマンションが数棟あった。市は今のところ入居者の退去など緊急な対応が必要な「○・五未満」の建築物はないとしている。
一方、道は六日、道の構造審査対象地域である人口十万人未満の市町村に、同建築士がかかわったマンションが十九棟あることを確認したが、道幹部は「道の管轄物件は、今のところ大丈夫だと聞いている」と話した。
道建築指導課によると、延べ面積が三百平方メートル、高さ十三メートルを超える木造以外の建造物は、構造計算書の作成などを含む設計・監理を手がけるには一級建築士の資格が必要。市は、違法行為の実態をさらに調査した上で道を通じ同建築士に何らかの処置を求める一方、必要に応じて補強工事を命じるなど是正勧告をする方針。
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20060307&j=0030&k=200603079658
昨日、住友不動産が賃貸マンション2棟の入居予定者への解約手続きを始めたとのニュースがあったんですが、それが拡大してる模様。今のところ姉歯のような、酷い物件は発見されてないようですが、果たして。。。
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