日本サッカー協会は11日に開いた理事会で、協会アドバイザーに就任していたイビチャ・オシム・日本代表前監督の、任期満了に伴う退任を了承した。
女性職員から花束を贈られ、笑顔を見せたオシム氏は報道陣に「選手は自信を持ち、サッカー界の記憶に残る何かを成し遂げてほしい」と日本サッカー界にエールを送った。今後は自宅のあるオーストリア・グラーツでリハビリに専念する。
オシム氏は昨年11月に急性脳梗塞(こうそく)で倒れ、代表監督を退いたが、体調が回復した今年5月から指導者養成などを担うアドバイザーに就任した。
しかし、現場での仕事は負担が大きく、日本協会は契約を更新しないことを決めた。田嶋幸三専務理事は、「オシムさんの功績は計り知れない。今後も助言をいただきたい」と話した。
http://www.yomiuri.co.jp/sports/soccer/representative/news/
20081211-OYT1T00587.htm

「W杯で世界の記憶に」 アドバイザー退任のオシム氏
日本協会アドバイザー退任が決まったオシム氏は、今後の意向や日本サッカー界へのメッセージなどを、独特の言い回しを交えて報道陣に語った。
◇
(契約満了の理由は)体の状況が一番。アドバイザーを長く続けるのはよくない。長い間アドバイザーをやっていると、自分が重要な人物だと錯覚してしまう。ドクターにはまだ現場はデンジャラス(危険)だといわれた。治療してよくなる可能性はあるから、そうしたら別の仕事をできる。
私の今の関心事は日本がW杯予選を突破することだ。それは大丈夫だと思うが、(開催地の)南アフリカにはツーリストでなく、何か目標を持っていってほしい。そしてメディアの人は「予選を突破すればいい」ではなく「(本大会で)何かしてほしい」という雰囲気をつくってください。観光なら航空券を予約すれば誰でもいける。代表はそうではない。国際舞台で日本は何ができるか、計画と目標を立てるべきだ。
日本で長く暮らしていると日本人のような思考で考えてしまう。私は何か日本に痕跡を残したいと思っている。日本も南アに行ったら、世界のサッカー界の記憶に残る何かを成し遂げてほしい。日本にはそういう潜在能力がある。大事なのは選手、ならびに関係者が自覚、自身を持つこと。強い国相手でも何のコンプレックスも必要はない。
大事なのはコーチとか協会幹部でない。自分のことは自分で決めるもの。サッカーはそういうスポーツだ。皆さん(報道陣)も社長やディレクターが指示を出すのを待っていてはダメでしょう。あまり余計なことをし続けるとクビになりますが(笑)。
(今後については)まだ具体的な案はない。帰国してからのことは考えていない。帰りの飛行機をハイジャックするなんて書かないでくださいね(笑)。
日本は気持ちいいが、私がいて誰かの負担になりたくない。協会との契約は年内。それを果たして帰りたい。協会との関係は良好です。一つ言うなら、監督としてやり残したことがあるのは残念。病気にならなければ、いろんなことを実現できた。うまくいったことを引き継いでほしい。
日本らしいサッカー、独自路線で進もうと思っていた。自分で地図を書いても時々道に迷うものだが、その点、迷うことなく順調に進んでいた。ある程度頼りにできる、まとまりのあるチームが作れていた。
選手には続けて進歩してほしい。自分や自分のチームに自信を持ってほしい。なぜ自分たちの相手が強いか、常に考え続け、客観的に分析してほしい。代わりに補う方法があるか分析してほしい。…このままだと、きょうの理事会より私の記事の方が大きくなりますね(笑)。
《去り際に》ジェフ(代表監督就任前に指揮したJ1千葉)が(リーグ)優勝できなかったのが心残り。まあ下(J2)に落ちずによかったが。
http://sankei.jp.msn.com/sports/soccer/
081211/scr0812112048009-n1.htm
そうか。。。帰ってしまうのか。。。
元気になってまた日本に遊びに来てね。
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