政府は3日夕の臨時閣議で、平成21年度予算編成の基本方針を決定した。歳出削減をうたった「骨太の方針2006」に基づき7月に閣議了解された概算要求基準(シーリング)は、原案で「堅持」としていたのを「維持」とした。「重要課題推進枠の活用」などで「果断な対応を機動的かつ弾力的に行う」と明記することで、公共事業費の削減などを抑える方針を盛り込み、歳出抑制の方針を事実上転換した。
社会保障費は、「安定した財源を確保する必要がある」とすることで、自然増分を毎年2200億円抑制する方針を事実上修正した。麻生太郎首相は社会保障費抑制分をたばこ税増税などで補填(ほてん)する考えだ。
23年度までの基礎的財政収支(プライマリーバランス)の黒字化という政府目標については「努力するが国民生活を守ることを最優先し、必要な対応を図る」と後退させた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a
=20081203-00000607-san-pol
09年度予算:政府が基本方針 シーリングは「維持」に
政府は3日夕の臨時閣議で「09年度予算編成の基本方針」を決定した。公共事業費3%削減や社会保障費の2200億円抑制を盛り込んだ概算要求基準(シーリング)について「堅持」から「維持」に表現を弱めた。景気悪化に対応し「果断な対応を機動的かつ弾力的に行う」と明記、小泉政権以来の歳出削減路線を転換する姿勢を鮮明にした。
麻生太郎首相は3日夜、「3年間は景気対策と言ってきた。財政再建は中期的に考える。シーリングの維持と、(景気対策は)両立しないわけではない」と、中期的には財政再建路線を放棄したわけではないと強調。一方、「100年に1度と言われる大きな不況がひたひたと押し寄せている。それに対応するためにどういうことをやればいいか、対策を打ち出している」と、短期的には景気対策を重視する考えを示した。
09年度予算は財務省原案が20日内示され、各省庁との復活折衝を経て、24日に政府案が閣議決定される予定。
http://mainichi.jp/select/seiji/news/
20081204k0000m010097000c.html
財源確保に「4つのハードル」 21年度予算
平成21年度予算編成の基本方針が決まったことで今後、予算編成作業が本格化する。麻生太郎首相は、経済情勢や与党の歳出圧力を受けて、小泉政権以来の歳出抑制路線からの転換を図ろうとしている。だが、予算案決定が予定される24日までに、財源確保をめぐる大きな4つのハードルを乗り越えなければならず、厳しい局面が続きそうだ。
公共事業
公共事業費は毎年、前年度比3%以上削減されてきたが、次期衆院選を控え自民党内で不満が爆発し、削減凍結に転じる方針だ。
政府・与党はシーリング外の「重点課題推進枠」で公共事業費を追加する方針だが、20年度並みに予算確保となると約2000億円の財源が必要となる。
だが、財源の手当ては決まっていない。自民党の笹川堯総務会長は3日の臨時総務会後、「多少借金をしても内需拡大するしかない」と述べ、建設国債発行も辞さない考えを示したが、党内からは削減凍結だけでなく支出増を求める声が出ている。
雇用対策
与党は3日、新雇用対策プロジェクトチーム(座長・川崎二郎元厚労相)の初会合を開き、追加の雇用対策の検討を開始。「3年間で1兆円規模」の雇用対策をまとめ、「100万人の雇用の創出をめざす」(川崎氏)方針を確認した。住宅投資減税や公共事業の実施による雇用増や医療・福祉分野での新規雇用の創出策などが浮上している。
「100年に1度の危機だから(財源など)とやかくいっていられない」(幹部)との声も上がっているが、肝心の財源については不透明なままだ。
社会保障費
社会保障費の2200億円抑制は、たばこ税の引き上げで抑制幅を小さくする考えだ。試算によると、たばこ1本1円の増税で約500億円の税収増。厚労族議員は、「値上げによる売り上げ減を考えても、5円上げれば2200億円をすべて賄える」と皮算用するが、たばこ農家に与える影響を懸念する農水族議員らが大幅増に反発し、3円増案が有力になっている。
ただ、3円増では2200億円の半分強の財源しか確保できない。そこで、残り分として検討されているのが、雇用保険への国庫負担(約1600億円)の削減だ。ここ数年の景気拡大で失業者が減り、失業給付に備えた積立金が約5兆円に膨らんでいるためだ。
だが、雇用情勢は急速に悪化しており、今後、積立金の大幅取り崩しも予想される。与党内では「新たな雇用対策をまとめる一方で国庫負担の削減では、政策の一体性がないと批判される」(自民党中堅)との懸念も強い。「雇用保険以外に有力策はない。たばこ税をどこまで上げられるかが勝負」(厚労省幹部)との見方は強く、厚生族と農水族の綱引きが続きそうだ。
基礎年金国庫負担
基礎年金の国庫負担割合を現行の「3分の1」から「2分の1」に引き上げることは法律で定められており、財源確保策は待ったなしだ。ただ、政府・与党が当て込んでいた消費税率引き上げが困難になったことで、当面の財源をどう確保するかが焦点だ。
与党内では特別会計の積立金、いわゆる「埋蔵金」を活用する方法が検討されているが、消費税を上げるまで取り崩しを続けなければならない可能性もある。このため「安定財源とはいえない埋蔵金を年金財源とするのはおかしい」(若手議員)との批判が強い。
自民党の細田博之幹事長は3日の臨時総務会で「社会保障費削減のぜひ、基礎年金の国庫負担2分の1、道路財源の一般財源化、雇用対策の4つは、首相のイニシアチブで決断してもらう」と強調した。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/
081203/plc0812031959012-n2.htm
「100年に1度と言われる大きな不況がひたひたと押し寄せている。それに対応するためにどういうことをやればいいか、対策を打ち出している」という割には、中途半端な話。だったらシーリングなんて無視します。前政権の閣議決定の頃とは状況が大きく変わりました、でいいと思うのだが?そんなことしたらマスコミの餌食になるからか?
当初から別枠がある予算案ってどんなの、一体???
明日の資金繰りに困ってる中小零細企業の身になったら、信じられないほどの悠長さ。
当初思ったほど、麻生太郎のケツの穴は大きくない。。。野党にこの乱世を切り抜けられるリーダーが必ずいるとは言えないが、与党にいないのは明白。
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