サッカーの2010年W杯南アフリカ大会アジア最終予選で、A組の日本は19日、ドーハのアルサッド競技場で予選第3戦のカタール戦を行い、3−0で勝利した。
中東独特の雰囲気に気押されたか、序盤はやや動きの固い日本だったが、前半19分、田中達がエリア右から右足でシュートを放ちGKの股間を抜きゴール。日本が1−0と先制。右太もも負傷で欠場していた田中達は13日に行われたキリンチャレンジカップのシリア戦から代表復帰し、大事な一戦で大きな仕事をやってのけた。
後半2分には長谷部のパスを玉田が左足で豪快に突き刺し、2−0。完全に主導権を握った日本はさらに後半23分、左ひざを痛めている中村俊からのクロスを闘莉王が頭で合わせ3−0。その後、カタールの反撃を凌いだ日本は3−0で勝利し貴重な勝ち点3を手に入れた。
快勝後も中村俊は「(W杯予選は)まだ始まったばかり、次戦のオーストラリア戦にいい調子で迎えたい」と、気を引き締めていた。
日本の次戦は来年2月11日、ホームでのオーストラリア戦となる。
A組では2勝の勝ち点6で首位に立つ豪州が敵地で、1分け1敗のバーレーンと対戦。後半ロスタイム、ブレシアーノのゴールで1−0と豪州が勝利した。
順位はバーレーンに勝利した豪州が3試合を終え勝ち点を9に伸ばし首位。日本は3試合を終え2勝1分けの勝ち点7の2位。カタールは4試合を終え1勝1分け2敗の同4点で3位となっている。
最終予選は10チームが2組に分かれてホーム・アンド・アウェー方式で争われ、各組2位以上が本大会出場権を獲得。3位同士で行う5位決定戦の勝者は、オセアニア1位のニュージーランドとの大陸間プレーオフに回る。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a
=20081120-00000501-sanspo-socc

2010FIFAワールドカップ・アジア最終予選
試合終了! 日本、3−0でカタールに勝利
■ 詳細
■試合後、闘莉王のコメント
厳しい戦いを予想していたんですが、点を取るタイミングが良かったです。いい勝ち方でした。相手は勢いをつけて勝つしかないという気持ちでくるので、そこさえ抑えたら自分たちのペースでいけると思っていました。達也(田中)が素晴らしい点を取ってくれたので、そこで流れに乗れました。この間(のバーレーン戦で)オウンゴールをして、昨日、犬養会長と話して、まだ借りを返していないので、できれば今日返しますと言っていたので、これでチャラにできたんじゃないかと思います。
岡田監督がやろうとするサッカー、ボールも動いて自分たちも動くサッカーが非常に出たと思います。ナラさん(楢崎)も佑二さん(中澤)もいなくてみんな心配していたと思いますが、寺田さんも自信を持ってやってくれた。できるだけ(寺田が)やりやすいようにやろうと思っていたので、寺田さんに感謝したいです。佑二さんもナラさんも安心して見られた試合だと思います。最後まで何が起きるか分からないのが予選だと思っていますので、これからも気を抜かずに、戦っていきたいと思います。(2月のオーストラリア戦は)まだ時間が空くので、みんな体が悪い状態でやっていますから、またすっきりした体で帰って来たいと思います。
■試合後、中村俊のコメント
2点目が大きかったです。ゲームを作っていて、さらに2点目を取ると相手は戦意喪失すると思うし、守備でもはさんでボールを取れたり、寺田さんも長友も頑張っていたし、後から入った岡崎や寿人(佐藤)もスライディングしたりしていた。ああいうプレーがチーム力をアップするので、みんないいプレーをしたと思います。
ボールを走らせているだけだと崩れない。それがウズベキスタン戦だったので、パスを出したら動くことを再確認して今回は臨みました。前の3人がドリブルで気持ちよくやれていた。それを作るのも中盤の役目だと思うし、僕は作る方に回って守備にも力を入れていました。
相手のワントップもケアして、闘莉王と寺田さんだけに任せるのではなくて、はさんで取って、ルーズボールも大事にすると。そこが点につながったと思います。いい状態でホームのオーストラリア戦を迎えられると思うので。オーストラリアに並びたいので、そのチャンスだと思います。
■試合後、田中達のコメント
(先制点の場面は)篤人(内田)からいいボールが来たので流し込むだけでした。日本のサッカーをやることが目標で、それが達成できたと思います。チームのみんなが助けてくれたおかげなので、この調子を保ちたいです。内容よりも勝ち点3を取るだけ、その気持ちでやりました。油断せずに後半も最後までみんな集中してプレーできたと思います。今はほっとしています。
■試合後、岡田監督のコメント
タフなゲームになると思ったが、選手たちがひるむことなく、その中で自分たちの良さを出してくれた。選手の頑張りに感謝したいです。けが人に関してはしょっちゅうあることなので、そのために20何人いるわけですから心配はしていません。コンディションもそんなに暑くなく、いい準備ができていたので、いい試合をしてくれると思っていました。結果も付いてきて良かったと思います。
僕たちは相手のことではなく自分たちのコンセプトに沿って何ができて、何ができていないかをチェックしているので、ウズベキスタン戦でできなかった(守備時の)戻りと、攻撃のときのパス&ムーブを重点的に言っていました。
(得点以外にも)いい形を何度か作ってくれていたので、少しずつですが良くなっています。ただ、これで何か得たわけではないので、まだまだ先は長いですし、予選はいろいろなことがあるのでもっと精度を上げていかないといけないと思います。(2月11日のオーストラリア戦に向けて)12月に一泊のミニキャンプをして意思統一を図りたいと思っています。予選は大切ではない試合はなく、毎回勝負なのでベストを尽くしたいと思います。
・試合開始 日本ボールでキックオフ!
・前半2分 日本 右サイドのFK。中村俊がゴール前にボールを入れるが、相手DFがクリア
・前半4分 カタール 右サイドのFKからアブドゥルマジェドがヘディングシュート! しかし、GK川口が正面でキャッチ
・前半7分 日本 右サイドで中村俊、長谷部とボールを回し、最後は内田がゴール前にクロスを入れるが、味方に合わずボールは流れる
・前半8分 カタール 右サイドのFKからアブドゥルマジェドがヘディングシュート! しかし、ボールは力なく左サイドに外れる
・前半10分 カタール 右CK。モンテシンが左足でクロスを入れるが、闘莉王がヘディングクリア
・前半13分 カタール 日本のパスをカットしたモンテシンが左サイドをドリブル。内田が対応し、戻ってきた中村俊と囲んでボールを奪取
・前半14分 日本 田中達が右サイドをドリブル突破。深く切り込んでからクロスを入れるが、相手DFがクリア
・前半15分 日本 右サイドで遠藤、田中達、闘莉王とつなぎ、最後は闘莉王が左足でミドルシュート! しかし、GKがキャッチ
・前半18分 日本 右CKのこぼれ球から田中達がミドルシュート! しかし、ゴール右上に外れる
・前半19分 日本 GOOOOOAL!! 内田の縦パスから田中達が右サイドを抜け出し、右足でシュート! ボールは逆サイドネットを揺らし、日本がアウエーで先制!
・前半24分 カタール ハルファンが右サイドをドリブルで進入。遠藤を股抜きでかわし、中央へクロス。しかし、セバスチャンとはタイミングが合わず、ボールは逆サイドに流れる
・前半31分 日本 玉田が倒されて得たFK。ゴールまで25m強の位置から遠藤が直接狙うが、壁に当たってゴールの上へ。直後の右CKはGKにキャッチされてチャンスにならず
・前半35分 日本 ペナルティーエリア内左でボールを受けた玉田が縦にドリブル突破し、中央にクロス。しかし、DFがブロック
・前半36分 日本 田中達とのワンツーで中村俊が左サイドを抜け出し、マイナス方向へのクロス。中央の長谷部がシュートにいくが、ミートできず。こぼれたボールを闘莉王がつないで、田中達がシュートするが、力なくGKがキャッチ
・前半39分 日本 右サイドに開いた長谷部からのパスを中央の田中達がスルー。玉田が落として再び田中達が受け、シュートに行くが相手DFがブロック。このボールが大久保と玉田の前にこぼれたが、2人の動きが重なってしまい、玉田はシュートにいけず。大久保が持ち出してシュートを狙うが、相手DFに囲まれてクリアされる
・前半40分 日本 玉田が左サイドでキープし、中央の大久保へパス。大久保がダイレクトでミドルシュートを放つが、力なくゴール右へ外れる
・前半45分 日本 右サイドの内田がクロス。ファーサイドで大久保が受けて、中央を上がってきた遠藤に戻す。遠藤はドリブルからシュートを狙うが相手DFに体を入れられ、最後はGKがキャッチ
・前半 ロスタイム表示は2分
・前半終了 主審のホイッスルで前半終了
前半総括:
ホームのカタールが開始からプレッシャーを掛け、早いタイミングで前線のセバスチャンにボールを入れる。序盤はこのカタールの勢いに押されていた日本だが、徐々に落ち着きを取り戻すと、内田のパスから田中達が抜け出し、相手GKの股を抜くゴールを決めて先制に成功。アウエーで貴重な先制点を奪った日本は、いったん引いて守備ブロックを固める戦い方にチェンジ。個人技に優れるカタール選手を複数で囲んでボールを奪い、そこからのカウンターでチャンスを作った。結局、追加点を奪うことはできなかったが、カタールに対してすきを与えることなく、理想的な展開で前半を終えた。
・後半開始 カタールボールでキックオフ!
・後半2分 日本 GOOOOOAL!! 両サイドからの波状攻撃。中央の長谷部からのパスを左サイドに開いた玉田がダイレクトでシュート! 鋭い弾道がゴールへ飛び、GKも反応するが間に合わずにゴール。日本が2−0とリードを広げる
・後半5分 カタール ゴールまで約25m、右45度の位置からのFK。モンテシンが左足で直接狙うが、ゴールの上に外れる
・後半8分 カタール カタールの右CK。モンテシンがゴール前にボールを入れるが、川口がパンチングクリア
・後半12分 日本 相手DFがボール処理にもたついたところを、大久保が奪ってゴールへ突進。フリーで左足のシュートを放つが、GKがセーブ
・後半14分 カタール 17 イスマイールOUT 9 アリベシルIN
・後半15分 日本 中盤のパスワークから中村俊がフリーで前を向き、右サイドに開いた田中達にパス。田中達は味方の上がりを待って中央にパスするが、相手DFがカット
・後半17分 日本 左サイド深い位置で田中達が倒されて得たFK。遠藤が中央にボールを入れるが、GKがキャッチ
・後半22分 日本 右サイドのスローインから大久保、田中達とつなぎ、田中達がドリブルでペナルティーエリアへ侵入。これは相手DFがスライディングでCKへ逃れる
・後半23分 カタール 11 モンテシンOUT 10 アブドゥルラーブIN
・後半23分 日本 GOOOOOAL!! 右サイドCKを中村俊がショートで出し、再びボールを受けた中村俊がファーサイドへクロス。闘莉王が角度のないところからヘディングシュートを決めて3−0。日本がさらにリードを広げる
・後半26分 日本 8 田中達也OUT 9 松井大輔IN
・後半28分 日本 長友が左サイドを突破して中央へクロス。クリアボールを拾った長谷部が左足で鋭いシュート! しかし、わずかにゴールの上に外れる
・後半29分 日本 長谷部がドリブルでゴール前に持ち込み、左サイドの松井へパス。松井はチェックに来たDFをフェイントで外し、右足でシュート。しかし、力がなく相手GKがキャッチ
・後半35分 カタール 5 マジディOUT 12 マジド・ハサンIN
・後半36分 カタール 左右の揺さぶりから中央のハルファンがシュート。DFに当たってコースが変わったボールを川口が横っ飛びでセーブ。このプレーはハルファンのハンドの判定
・後半41分 日本 16 大久保嘉人OUT 13 岡崎慎司IN
・後半44分 日本 日本は松井、中村俊らが細かいボール回しでボールキープ。気持ちの切れたカタールはファウルを連発し、日本の選手がうずくまるシーンが目立つ
・後半 ロスタイム表示は3分
・後半47分 日本 11 玉田圭司OUT 12 佐藤寿人IN
・試合終了 主審のホイッスルで試合終了
後半総括:
開始早々に両サイドから波状攻撃を仕掛けた日本。2分に玉田が強烈なシュートを決めて2−0とリードを広げ、理想的な展開に持ち込んだ。さらに23分には右CKから闘莉王がヘディングシュートを決めて3−0。その後の日本は、組織的な守備でカタールに攻撃のチャンスすら与えず、危なげない試合運びで最後までゲームを支配。アウエーで貴重な勝ち点3を手にした。勝ち点7とした日本は、この日バーレーンに勝利したオーストラリア(勝ち点9)に続き、グループ1の2位につけた。
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live/jpn_20081119_01.htm
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