民主党は30日、農林水産省が事故米の不正転売問題で野党から資料提出を求められた際、自民党の国会対策委員会の許可を得るよう、省内に文書で通知していたことを明らかにした。農水省も文書作成を認め、「自民党から野党に資料要求のルールづくりを申し入れたことが背景にあり、問題はない」(総務課)としている。
文書は9月12日付で、表には「自民党国対から内閣総務官室を通じて『別紙』の通り依頼があった」と書かれ、裏には「別紙」として「野党からの資料要求には、各省庁限りの判断で資料を提出することは厳に慎み、自民党の国対筆頭副委員長に相談すること」とあった。
文書は30日、農水省に対する民主党のヒアリングの場で平野達男参院議員が公開した。同党は「国政調査権を不当に妨げるもの」と国会で自民党を追及するという。
この日のヒアリングで、農水省は昨年1月、不正転売問題で最初に受け取った告発文書を公表した。不正転売をした米穀販売会社「三笠フーズ」(大阪市)あての農薬のメタミドホスについての検査書が添付してあった。民主党は「この時点で問題が大きくなることは防げた。隠蔽(いんぺい)の可能性もある」とした。
http://www.asahi.com/politics/update/
1001/TKY200809300431.html
その内容は。。。
□本省限り□
資料要求への対応について
平成20年9月12日 大臣官房総務課
本日(衆)(自)国対から、内閣総務官室を通じて、別紙のとおり依頼がありました。つきましては、別紙依頼については、当面、以下の手順のとおり対応してください。
なお、対応を変更する際には、また追って連絡いたします。
【手順1】
資料要求を受けた担当部局においては、要求された資料が既存資料の活用で可能であるか否かを、官房総務課へ連絡する。
【手順2】
既存資料の加工が必要な資料、新規作成の必要な資料については、提出の準備ができ次第、案件を官房総務課へ登録する。
【手順3】
各局庁から登録された案件を官房総務課でとりまとめ、定期的に(1日1回程度)国対副委員長(筆頭及び農水担当)へ相談する。
なお、必要に応じて、担当課から随行を求める。
【手順4】
相談の上、提出を認められた資料を依頼元へ提出する。提出が認められなかったものについては、担当課が提出可能なものに修正する等の対応を行う。
【対応にあたっての留意事項】
1 逆登録の徹底
各担当課に直接、資料要求(レクの際になされた資料要求を含む)及びレク要求がなされた場合には、全ての案件について速やかに各局庁庶務課を通じて大臣官房総務課へ連絡(いわゆる「逆登録」)すること。(手引き第16章―2―(2))
2 資料要求の決裁と提出
要求資料の提出に当たっては、担当局庁課内で十分に精査の上、必要なものは、大臣官房の決裁を受けること。(手引き第16章―6)
なお、担当部局から直接提出した資料は、必ず速やかに大臣官房総務課へも提出すること。
3 議員レクへ用いる資料
レクに用いる資料については、公表資料等提出して差し支えない資料の決裁は不要であるが、それ以外の資料は2と同様に大臣官房の決裁を受けること。
(別紙)
□本省限り□
野党(政調等の組織を含む)からの資料要求について
((衆)(自)国対からの指示)
野党(政調等の組織を含む)からの資料要求については、既存の資料をそのまま提出するようなものを除き、各省庁限りの判断で資料を提出することは厳に慎み、(自)国対(村田(衆)(自)筆頭副委員長及び各省庁担当副委員長)に予め相談すること。
簡単に言うと、野党が資料等を要求した場合、まずは自民党国対に相談してから渡せと。。。
もちろん農水省に限らず、すべての省庁にお達しは出ていたと
で、自民党としては
野党要求資料の事前提示、「検閲でない」 閣僚が相次ぎ発言
自民党国会対策委員会が野党から提出要求のあった資料の事前提示を、各省庁に求めていたことについて3日午前、閣議後の記者会見で発言が相次いだ。石破茂農相は「検閲とは認識していない」としたうえで「与党であれ、野党であれ、国会議員から資料の要求があった場合には、それに誠実に迅速に答えることが行政府として当然のことだ」と指摘した。同時に「(資料要求への)対応がどうなっているかという認識はシェアする必要がある」との認識も示した。
金子一義国土交通相も「一般論でいえば、議院内閣制度だから、(役所側が)与党の意向に協力するのはおかしな話ではない」と説明。二階俊博経済産業相は、経産省にも要請があったことを認めたうえで「厳重なものでなければ、国会の活動を制約する意図は感じられない」と述べた。
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji
/20081003AT3S0300K03102008.html
議院内閣制だと、与党が情報を統制していいという意味か?
昨日出てきた、年金改ざん100万件も与党は以前から知っていたということ?
自民党が資料隠し? 「検閲でない」と党幹部
国会議員が政策立案や予算審議に必要な資料を中央省庁に求めてきたら役所はどうする? それに応じるのは当たり前のことである。県や市町村の議員が役所から資料をもらうのも同じことだ。情報公開は民主主義の原点だ。
ところが自民党の国会対策幹部(村田吉隆国対副委員長)が9月12日に霞ヶ関の全省庁官房長を国会内に集めて、野党から資料要求があったら提供前に自民党に「相談」するように指示していたことが分かった。「えっ検閲か!?」と思ってしまう。いまどき、なんとアンフェアな考え方なんだろう。年金、汚染米など際限なく出てくる行政のボロをこれ以上出したくないと勇み足をしたのではないか。
9月12日といえば、福田首相が総理総裁のポストを放り出し自民党総裁選が始まったころ。つい3週間前のことだ。総選挙必至の“臨戦態勢”に入った直後。まさか当時党幹事長だった麻生さん自身が考えたことではないだろう。周囲の人たちがとった過剰防衛策だったのではないだろうか。
資料を議員に渡す前の「相談」相手を、「公」の大臣や首相官邸でなく「私」の自民党にしなさいと申し渡した点が一番問題だと思う。党利を優先した行政情報の私物化につながる発想だ。実にいやな体質である。しかし、村田副委員長は「検閲でもなんでもない」と言う。政府・自民党は「議院内閣制なのだから政府と与党は一体。各省庁の仕事ぶりや状況を把握するのは与党として必要だ」「各党の資料要求で省庁担当者の事務量が増えているので、ルール作りのために実態調査をする必要があった」などと説明している。ではなぜこんな総選挙モード突入段階になって檄を飛ばしたのか。そのタイミングのいやらしさは、覆うべくもない。
http://www.47news.jp/47topics/2008/10/post_140.php
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