麻生首相、解散「わたしが決める」=内閣交代改めて陳謝・代表質問 麻生太郎首相は1日午後の衆院本会議で、政局の焦点である衆院解散・総選挙の時期について「わたしが決める」と述べ、米国発の
金融不安を受けた国内外の経済動向や、2008年度補正予算案への民主党の対応などを見極めた上、自らが判断する意向を示した。民主党の小沢一郎代表に対する答弁。
小沢氏は代表質問で、「1年足らずの間に2人続けて政権を投げ出した自民党の総裁が、総選挙を経ないで三度、首相の座に座っているのは信じ難い光景だ」と批判。麻生政権の正統性に疑問を呈するとともに、速やかな衆院解散・総選挙を求めた。
これに対し首相は、内閣の交代が続いたことについて「国民に迷惑を掛けたことは改めておわびする」と陳謝。その上で「わたしは、確固たる政権担当能力を持ち日本の未来に責任を持てるのは自民党だと固く信じている」と、政権
運営への決意を示した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a
=20081001-00000116-jij-pol特集ワイド:小沢一郎氏、今度こそ?「最後の戦い」 問われる「党首力」
◆戦略は
◇候補擁立…話題性ある「目玉」を地方から
◇政策…社会のセーフティーネットでみんなに「豊かさ」を
「いくつもの意味で最後の戦い」。衆院選に触れるたび口に出る。地元
岩手4区を離れ
東京選挙区から出馬する国替えも取りざたされている。民主党の小沢一郎代表の胸に去来するものは何か。「最後の戦い」の戦略とは−−。【中山裕司】
◇あめ玉選挙、説明下手……解消「努力」中
猛暑に見舞われた8月中旬、側近だった平野貞夫・元参院議員は数回続けて小沢代表と2人だけで会った。平野氏が研究を続けている昭和史の話をしてほしいと言われ、吉田茂元首相の外交政策などを説明した。「なるほど」。小沢代表はしきりに相づちを打っていたという。
「国連決議があれば憲法解釈で認めていない武力行使も、国民の理解を得たうえで容認する」という小沢代表の持論も話した。民主党が政権を取ったら、国連中心主義は自民党から批判の的にされるだろう。政権交代が現実味を帯びる中で、慎重に考えを整理しているように思えたという。
小沢代表が自民党幹事長だった89年当時、冷戦後の世界情勢について楽観的な平野氏に対して、小沢代表は「ソ連圏はまとまらず、中東も紛争が起きているし、東アジアも簡単ではないから、国際政治はまた混乱する」と否定したという。平野氏が「20年後の今から振り返ると、あなたの言っていた通りになった」と言うと、小沢代表は「う〜ん」と黙り込んだ。「あなたのこれまでの主な政治活動は、新しい情報社会やポスト資本主義にどう対応するかへの作業だったんだろう」という平野氏の言葉に、「その通りだ」とうなずいたという。
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9月21日の臨時党大会。小沢代表は「国政を担おうとする政治家としては精神的にも肉体的にも本当に最後の一戦です」「私はこの一戦に政治生命をかけ、新しい国民生活を作ることに私の政治生活のすべてをつぎ込む」と声を振り絞った。
93年の自民党離党から共に歩んできた民主党最高顧問の藤井裕久衆院議員が語る。「10年間は紆余(うよ)曲折があって、非自民は不安定だった。しかし、03年の民主、自由両党の合流から『非自民』として民主党が成長。最初の10年間が助走期間とすれば、合流後の5年は仕上げの段階。最後の戦いを迎えていることは小沢代表自身が一番分かっている」
最後の一戦に向けた候補擁立を見てみよう。
自民党総裁選(9月10日告示、同22日投開票)の間、民主党は女性候補の擁立や国替えを相次いで発表した。
福島2区は衆院千葉7区から国替えで現職の太田和美氏(29)。太田氏は現職最年少の衆院議員で、06年千葉7区補選では「キャバクラ勤め」の経歴を指摘され、「社会経験」と応じる大胆さを見せた。愛媛1区は新人で元アナウンサーの永江孝子氏(48)、
長崎2区は薬害肝炎九州原告団代表で新人の福田衣里子氏(27)を擁立。
メディアが大きく報じざるを得ない知名度のある人を相次いで発表した。
これらは「選挙は川上から」という小沢代表の戦略によるものだと民主党関係者は指摘する。選挙活動は選挙区内の辺縁から始め、中心地へ向かって進めれば訴えが広がり、相乗効果が大きくなるという、田中角栄元首相の教えである。東北や四国、九州という首都から遠い地域で目玉候補を擁立し、今後は首都圏などでの擁立を目指していく予定という。ただ、擁立作業は難航しているとも伝えられる。
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政策面はどうか。民主党の政権構想では、高速道路無料化(1・5兆円)、
子ども手当(4・8兆円)、農業の戸別所得補償(1兆円)などが挙げられ、これらを実現するために必要な財源は22兆円にものぼる。小沢代表は「社会のセーフティーネットこそ、市場経済、競争原理が機能し、日本経済が持続的に発展する大前提」と語っていた。
藤井氏に説明してもらおう。「市場経済の目的は、能力のある人に能力をどんどん発揮してもらう結果として、みんなが豊かになること。小泉(純一郎元首相)さんの市場経済は『みんなが豊かになる』面が欠落していた。セーフティーネットなしでは市場経済は機能しない。市場経済のルールを破った者を市場から退出させ、市場経済からこぼれ落ちる人を救わないと市場経済は機能しない」
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「小沢さんは不思議な人」。民主党事務局長を務めた政治アナリストの伊藤惇夫さんは言う。そもそも規制緩和や市場開放が小沢代表の持論で、政権構想とは大きく乖離(かいり)しているというのだ。
96年の衆院選で伊藤さんは新進党職員として政権公約作りにかかわった。同党幹部や事務局で財政引き締めを盛り込んだ公約をほぼ完成させたが、小沢党首(当時)は最後に消費税率の据え置きなどばらまきに近い政策に作り直したという。「有権者の小沢さんへの一定の支持や期待感は、痛みが伴ってもやらざるを得ないことをやること。ところが小沢さんが選挙の指揮を執ると、あめ玉政策を羅列することが多い。おそらく今回もそうなる」
「自民党VS民主党」ではなく、「麻生首相VS小沢代表」の党首戦に持ち込むのが自民党の狙いと言われる。毎日新聞の世論調査では、衆院選で勝ってほしい政党は自民党41%、民主党37%と小差なのに対し、首相にふさわしい人は麻生首相42%、小沢代表19%と2倍以上の大差がついた。伊藤さんも「党首力の勝負に小沢さんがどう応えるかが衆院選で最も注目すべき点だ」と指摘する。
「小沢さんは権力の二重構造の裏にいて表をコントロールすることが一番向いているし、その役割が才能を一番発揮することは間違いない。ただ、『説明しなければ分からない人には説明しても分からない』と以前語ったこともあったが、今は党首を一生懸命に演じるところまでは変わろうとしている」
小沢代表の「党首力」は有権者の心をつかむことができるのか。臨時党大会で小沢代表は語った。「まだ十分とは言えませんが、変わろうと努力し続けてまいりました」
http://mainichi.jp/select/seiji
/news/20081001dde012010005000c.html最後までご覧いただき、ありがとうございます。
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