IPCC報告書 「温暖化懐疑論」を否定 パリで2日に発表された気候変動に関する国連の政府間パネル(IPCC)第4次報告書は、人間の経済活動による温室効果ガスの増加が地球温暖化をもたらしたことを明確にし、一部の科学者や国が主張してきた「温暖化懐疑論」を否定した。(杉浦美香)
ハリケーン・熱波…すでに異常現象続出
IPCCは世界気象機関(WMO)などが気候変動を科学的に総括するため1988年に設立された。
ユニークなのはIPCCの仕組みだ。報告書の採択前に130以上の参加国の政府に事前に報告案を配り、政府の審査を経て全員一致で採択する。このため政府の意向が反映されるという指摘もある一方で、地球温暖化に懐疑的だったブッシュ米政府や石油産出国のサウジアラビアなども報告書の内容を受け入れたことになる。
今回の第4次報告書は過去65万年前までさかのぼって二酸化炭素濃度などを分析した結果、温暖化が起きていることを指摘しており、このことについて世界が共通認識を持ったといえる。
今回、議論になったのは海水面の上昇の予測だ。平均海面水位の上昇は最大59センチとし、前回の88センチより下方修正したことについて、AP通信は「南極大陸やグリーンランドの氷床の融解などが考慮されず、今回の予測は低く見積もりすぎているのではないか」などとする科学者の声を報じた。
海面上昇の原因はほとんどが海水の熱膨張によるものだ。二酸化炭素の排出を削減し、同濃度を安定化させることができたとしても海面上昇は続くという。中島映至・東大気候システム研究センター長は「京都議定書の義務を各国が果たしても海水面は今後200年にわたって上昇し続ける。抜本的な対策が必要だ」と指摘する。
米国を襲ったハリケーン・カトリーナ、ヨーロッパを襲った熱波など将来起こると思われていた異常現象がすでに現実のものになっている。来年、京都議定書に基づいた温室効果ガスの排出削減が始まるがその期限は2012年まで。13年以降は何も決まっていない。中国やインドといった将来の排出大国、現在の最大排出大国・米国など全世界が温室効果ガス排出削減に取り組むことが必要最低限求められている。
http://www.sankei.co.jp/kokusai/world/070203/wld070203004.htm国連の温暖化報告
各国政府に対策迫る
気温上昇 数百万人の難民発生も 国連の「気候変動に関する政府間パネル」(IPCC)の第一作業部会が二日公表した第四次報告は、「人間の活動が温暖化の原因か否か」の論争に決着をつけ、各国政府に対策を強く迫る内容となっています。
第四次報告の一部をなす「政策決定者向け要約」は、人間の活動による温暖化の可能性を90%以上とし、二〇〇一年公表の第三次報告の「66%から90%」を一段と強めました。
温暖化を引き起こす最大の要素は、化石燃料(ガス、石油、石炭)使用で排出される二酸化炭素です。報告は社会経済構造別に六つのシナリオを予測し、今世紀末の平均気温と海面の上昇について、シナリオごとに最低と最高の予想値を明らかにしました。
気温については各シナリオの最適予想値を示し、今世紀末には二十世紀末比で一・八度から四度上昇すると予想。同時に、最も楽観的なシナリオで一・一度、最悪のシナリオで六・四度上昇する可能性も指摘しました。
報告は、温室効果ガスの大気中濃度が増えずに安定したとしても、「人間の活動を原因とする温暖化と海面上昇は数百年にわたって続く」と警告しています。
地球温暖化は、具体的にはどんな影響を与えるのか。
今日では、一九九〇年比で「二度上昇」が限度だとする見解が有力です。仏気象観測所のルトルー所長は、これを超えると「サハラ砂漠以南が乾燥化し、メコン・デルタのはんらんが頻発する」とし、数百万人規模を超える環境難民が生じると仏紙ルモンドに語っています。
IPCCは、気候変動に関する科学的知見の評価を集約する第一部会、影響評価をする第二部会、緩和策を評価する第三部会に分かれます。四月にはブリュッセルで第二部会、五月にはバンコクで第三部会の報告書が発表されます。
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昨年十月に英政府が発表した報告「気候変動の経済的影響」(スターン報告)によれば、平均気温が三―四度上昇すると、海面が上昇し、新たに数千万人から数億人が毎年、洪水の影響を受けます。太平洋やカリブ海の島国だけでなく、東京、上海、香港、ニューヨーク、ロンドンなど、海洋に面した大都市にも深刻な影響を及ぼすとしています。
海面上昇、洪水、干ばつにより、二十一世紀半ばまでに、新たに二億人が避難民化するとの推定もあります。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/
2007-02-03/2007020307_03_0.htmlIPCC報告書要旨 IPCC第1作業部会の報告書要旨は次の通り。
一、気温や海水温の上昇、氷雪の融解の増加や海面上昇などから気候の温暖化は明白。
一、過去50年間に寒い日や夜、霜が降りる日が減少、暑い日や夜、熱波の頻度が増した。
一、干ばつの長期化が観測され、豪雨の頻度も増した。
一、1906年から2005年の気温上昇は0・74度。海面は1961年から2003年の間に年1・8ミリの割合で上昇した。
一、20世紀半ば以降に観測された平均気温上昇の大部分が、人為的な温室効果ガスの増加によって引き起こされた可能性がかなり高い。
一、21世紀中に予測される平均気温上昇はシナリオによるが、1・1度から6・4度の範囲、海面上昇は18センチから59センチの範囲。
一、極端な暑さや熱波、豪雨などの発生頻度が頻繁になり続ける可能性が高い。
一、北極の晩夏の海氷は21世紀後半までにほとんど消えるとの予測もある。
一、大気中の2酸化炭素の陸域や海への取り込みが減少、大気中に残る分が増える傾向がある。
一、大気中の2酸化炭素濃度が増えた結果、海洋の酸性化が進んだ。
http://www.chugoku-np.co.jp/NewsPack/
CN2007020201000127_Detail.html>京都議定書の義務を各国が果たしても海水面は今後200年にわたって上昇し続ける。
その手ぬるい京都議定書にも、アメリカ・中国と言う2大環境破壊国が署名していないわけで。。。
地球の未来は暑い!
今年の冬は暖かい。。。最後までご覧いただき、ありがとうございます。
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