元ロシア連邦保安庁(FSB)中佐アレクサンドル・リトビネンコ氏(43)が毒を盛られた疑いで死亡した事件で、英健康保護庁は24日、同氏の尿から大量の放射性物質ポロニウム210が発見されたと発表した。これが死亡につながった可能性が大きいとみられる。
英警察当局は同日、ロンドン市内のリトビネンコ氏の自宅などを捜索。同氏がいつ、どこで、どういう形でポロニウム210を摂取したのか解明を急いでいる。
一方、リトビネンコ氏が病床で残したプーチン批判の声明が24日、同氏の友人によって公開された。この中で同氏はプーチン大統領を「野蛮で冷酷」と非難。「あなたは私を黙らせることに成功したかもしれないが、それは代償を伴う。ミスター・プーチン、世界中の抗議の叫び声が、あなたの耳の中で生涯響き渡るだろう」と語った。
英各紙は「プーチンはロシアを専制政治に逆戻りさせた」(デーリー・テレグラフ紙)と批判、旧ソ連国家保安委員会(KGB)の手口に似ているとして、ロシア当局が関与した「毒殺」の疑いが強いとみている。
英国には富豪べレゾフスキー氏やチェチェン独立派の穏健グループ指導者ザカエフ氏ら、ロシアの反体制派が多く亡命している。ロシアは彼らの身柄引き渡しを求めてきたが、英政府は一貫して拒否。反体制派の身柄をめぐって両国関係が緊張する中で今回の「毒殺」疑惑が起きた。
ブレア政権は捜査を見守る構えだが、プーチン政権下で民主主義が後退しているとの懸念は欧州各国に根強い。「毒殺」疑惑は、欧州側のこうした対露不信を、一層増幅させる可能性がある。
これに対しロシアのプーチン大統領は24日、ヘルシンキでの記者会見でリトビネンコ氏の家族に「心から哀悼の念を示したい」と語ったが、大統領が関与したという見方については「全く根拠のない憶測だ」と述べた。 一方、死亡したリトビネンコ氏が体調急変前に会った元KGB将校のルゴボイ氏ら2人が同日、ロシアの民間ラジオ局「モスクワのこだま」のインタビューに応じ、事件への関与を否定した。2人は「1日にロンドン市内のホテルのバーでリトビネンコ氏と商談で会ったが、同氏は何も飲まなかった」と証言した。
【ポロニウム】 α線を出す放射性物質。1898年にキューリー夫人が発見した。元素の中では人体に対して最も有毒といわれ、1ミリグラムのポロニウム210は、5グラムのラジウムとほぼ同じ放射線を出す。研究用のほか、核爆弾の起爆剤や原子力電池の原料として使われる。
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/
20061125k0000m030166000c.html
死因はタリウムではなかったのか。このポロ二ウムという物質、致死量は1兆分の7gと言われているそうだ。ただ非常に希少な物質で普通の人間が手に入れられるような物では決してない。やはり政府機関のような大掛かりな組織が関与してるんだろう。
しかしロシア国内ではどうのように報道されてるんだろう?大統領と言えば直接選挙。こんな報道が出たら次はないような気がするが。。。
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